ダマスカス郊外県クドスィーヤー市で住宅局がアリーン地区の住民に対して立ち退き命令を発出したのを受けて、住民らが抗議デモ(2025年5月27日)

ダマスカス郊外県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、クドスィーヤー市で、住宅局がアリーン地区の住民に対して立ち退き命令を発出したのを受けて、住民らが抗議デモを行った。

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ロイター通信:シリアとイスラエルの両軍高官が南部国境での衝突回避のため直接会談(2025年5月27日)

ロイター通信は、シリアとイスラエルの両軍高官が南部国境での衝突回避のため直接会談をしていると報じた。

5人の消息筋によると、イスラエル側との会談は、アフマド・ダッラーティー・クナイトラ県知事の主導で行われ、2人の情報筋によれば、イスラエル側から安全保障当局者が参加した。

また、シリア側の2人の情報筋、2人の西側関係者、そして事情に詳しい地域の情報当局者は、アサド政権崩壊後、双方が仲介者を通じた間接的な会話も継続していると語った。 さらに、3人の情報筋は、イスラエルが支配する地域を含む国境地帯で、複数回にわたる直接会談が行われたと述べた。 これらの直接対話は現時点では安全保障協力に焦点を当てており、イスラエル軍によるシリア国境村への越境行動の抑制や衝突防止が主な議題であるという。ただし、2人の情報筋によれば、このような会談が将来的により広範な政治的合意への道を開く可能性もあると述べている。 交渉に関わる人物の1人は「現時点での話し合いは、平和と戦争回避に関するものであり、関係正常化の段階ではない」と語った。

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米主導の有志連合:「シリアでの部隊の再展開は、現地の状況変化に基づいた慎重な計画の一環」(2025年5月27日)

米主導の有志連合は、Xを通じて、「シリアでの部隊の再展開は、現地の状況変化に基づいた慎重な計画の一環であり、ダーイシュ(イスラーム国)の能力を弱体化させ、地域の安定を強化することを目的としている」、「必要に応じて作戦を継続するための完全な態勢を維持している」、「ダーイシュに対する圧力を維持し、潜在的なテロの脅威に対処するために、現地の協力者との協力を継続している」、「ダーイシュに関連するキャンプや拘束施設に収容されている人々の数を減らす努力を継続している」、「再展開プロセスは、シリア北東部における長期的な安全と安定の支援に寄与する」と発表した。

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県バーブ市で住民を逮捕しようとした内務省総合治安局に反発、その退去を求める抗議デモが発生(2025年5月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市バーブ市で、26日深夜から27日未明にかけて、住民を逮捕しようとした内務省総合治安局に反発、その退去を求める抗議デモが発生した。

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アフマド・ハスカル判事に暴行を加えて逮捕されていたウバイド・タッハーン県和解課長が釈放され、ハスカル判事は弁護士資格を放棄、弁護士組合は援護し64人の資格を停止(2025年5月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・ハスカル判事に暴行を加えて逮捕されていたウバイド・タッハーン県和解課長は26日深夜から27日未明にかけて釈放された。

一方、暴行を受けたアフマド・ハスカル判事は脅迫を受けて、弁護士資格を放棄すると発表した。

また、弁護士組合アレッポ支部は、同支部に所属する弁護士64人の資格を停止した。

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ヒムス市でアラウィー派の若い男性1人が誘拐され、その後遺体で発見される(2025年5月27日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市でアラウィー派の若い男性1人が誘拐され、その後遺体で発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アイン・ルーズ村で、正体不明の武装グループが前政権の協力者とされる男性1人を銃で撃ち、殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のハムダーニーヤ高速道路で、全裸の女性が遺体で発見された。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、ヤフムール町に至る街道で、正体不明の武装グループが住民を襲撃、強盗を働いた。

また、バーニヤース市郊外のマラーナ村で、内務省総合治安局が旧シリア空軍の士官1人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、スワイディーヤ村で住民1人とその娘が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カサブ市に至る高速道路(ダマスラフー高速道路)で、正体不明の武装グループが実業家らを誘拐した。

一方、SANAによると、内務省の治安部隊が、3月の内務省総合治安局と国防省部隊に対する要撃の指導者の1人とされるマルワーン・ヤースィーン・アフマド(通称ハール)を逮捕した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市内を移動中の世界食糧機関(WFP)の車が何者かの襲撃を受けた。

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ダイル・ザウル県で地雷を敷設しようとしていたダーイシュのスリーパーセルをシリア民主軍が攻撃し、1人を殺害(2025年5月27日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、ハジーン市に至る街道とスーサ町に至る街道で、地雷を敷設しようとしていたダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルをシリア民主軍が攻撃し、1人を殺害した。

一方、シリア民主軍の部隊がハトラ村で「イランの民兵」の元メンバー3人を逮捕した。

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ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の麻薬撲滅部隊は、ラッカ市で麻薬密輸グループ4人を逮捕、カプタゴン23,000錠を押収した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市で武装した男性1人が女性1人を銃で撃ち殺害した。

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ラッカ県スルーク町でシリア国民軍所属の「スンナの鷹」として知られる武装グループがナイーム部族の住民に発砲、戦闘によって3人死亡:ハサカ県ラアス・アイン市でもシリア国民軍憲兵隊とハムザ師団が交戦(2025年5月27日)

ラッカ県では、ANHAによると、タッル・アブヤド(ギレ・スピ)市近郊のスルーク町で26日深夜から27日未明にかけて、「トルコの傭兵」シリア国民軍所属の「スンナの鷹」として知られる武装グループがナイーム部族の住民に発砲、6人が負傷した。



これを受けて、スルーク町の人民運動を名乗るグループが非難声明を発表した。


また、ナイーム部族はスルーク町にあるシリア国民軍諸派の拠点を襲撃し、市街戦が発生した。







これにより、ナイーム部族の武装組織のメンバー2人が死亡、2人が負傷、「スンナの鷹」のメンバー1人が死亡、複数が負傷し、事態を収拾するために、軍用車輛60輌からなる国防省所属の第60師団の部隊が派遣された。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「平和の泉」地域の拠点都市ラアス・アイン市でシリア国民軍の憲兵隊とハムザ師団が交戦した。

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シャルア大統領は「アレッポは勝利の鍵」祝典に出席するためアレッポ市を訪れ、演説を行う(2025年5月27日)

SANAによると、アフマド・シャルア大統領は、「アレッポは勝利の鍵」祝典に出席するためアレッポ市を訪れた。

シャルア大統領は会場で以下の通り演説した。

アレッポの人々よ、尊い血で栄光の記録を書き、忍耐で進撃の帆を織り、奮闘の汗で誇りと高貴の首飾りを編んだ者たちよ。
我々は今日、銀色に輝く(シャフバー)アレッポの地に集った。この地は暴風にも屈せず、嵐にも従わなかった。それは砦であり、壁であり、忍耐の証であった。
この都市では、革命は誓いを守り約束を果たした男たちの痛みの母胎から生まれた真実の叫びだった。彼らは人知れず行動し、栄光を築き、解放戦で輝かしい足跡を残した。
その喪失にどれほど心を痛め、奪還をどれほど決意したことか。多くの人々は私に立ち入るなと警告したが、私は言った。「アレッポほど偉大な勝利はなく、アレッポに匹敵する勝利もない。
私はアレッポ解放こそ勝利の鍵だと確信していた。我々は準備を整え、軍隊を整備した。アレッポのための戦いほど熾烈なものはなかった。アッラーに委ねつつ、我が軍がその城門に進軍を開始すると、敵の要塞は崩れ始めた。
英雄たちが最初の路地に入ったとき、私は同志らを振り返り、こう言った。「これは、諸民族が1世紀に1度起こす瞬間だ」。
そうだ、歴史における偉大な瞬間だった。あの時、私はアレッポの城壁からダマスカスを見た。
同胞よ、2年前の今日、私はアレッポで皆さんに会おうと言った。我々が再びアレッポに戻ってこなければ、この盾を得ることに値しなかった。
今、我々は約束を果たした。皆さんのもとに戻り、吉報を届けたい。アレッポは経済の偉大な灯台となるだろう。
アレッポの中心から、私は世界に宣言する。専制に対する我々の戦争は終わった。貧困に対する我々の戦いが始まった。
寛大なるアレッポの民よ、偉大なるシリアの民よ、あなたたちの土地は解放され、栄光が取り戻され、地域や世界における諸君らの居場所は回復された。諸君らからは拘束が解かれ、重荷が軽減され、発展の障害が取り除かれた。道は諸君らの前に整備されている。だから、努力の腕をまくり、仕事に熟練し、創造性を発揮し、アッラーと世界に諸君らが築いているものを示せ。土地を築き、社会を再生させ、正義の腕となり、弱者を守り、貧者の支えとなり、解放の英雄であったように、建設の騎士であれ。
寛大なるシリア人よ、さまざまな会場で、諸君らの名がどう語られているを見るがいい。かつては権利を奪われ、門前払いされ、殺害、追放、屈辱の運命に晒されていたシリア人がどのように評価と尊敬の対象となっているかを。
我々が目にしちえる、兄弟たちや友人たちからの支援と制裁解除は、政治的お世辞などではなく、世界が諸君らの犠牲と英雄的行為に応えた正当な報酬である。この重大な使命に対し、責任の重さを胸に刻み、自らを裏切らぬように、世界の期待を裏切らぬようにせねばならない。
諸君らは、この荒廃の時代における東方の好機であり、危機と戦争の時代における安定の機会だ。だからこそ、この好機を活かし、責任を果たそう。
偉大なるシリア国民よ、建設の戦いは始まったばかりだ。皆で団結し、アッラーに支援を求め、歴史ある祖国とそれにふさわしい民として明るい未来を築こう。我々は、以前と変わらぬ誠実な支援者であり、決意は潰えず、意志は屈しない。
かつて掲げたスローガン「我々は寛がず、休ませない、シリアを再建するまで」をこそ再び掲げよう。アッラーの御力のもとに、世界に誇れる国を築こう。







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シャルア暫定大統領が2025年大統領令第37、38、39、40号を施行し、高等教育科学研究省次官4人に任命(2025年5月27日)

高等教育科学研究省はフェイスブックを通じて、アフマド・シャルア暫定大統領が2025年大統領令第37、38、39、40号を施行し、以下の4人を次官に任命した。

アブドゥルハミード・ハーリド:学生問題担当次官
ガイス・ワルクーザク:学術科学研究担当次官
ムハンマド・スワイド:特別教育担当次官
アビール・クドスィー:行政担当次官



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内務省のラトゥーフ警察担当内務次官が、レバノン軍のミシェル・ブトロス准将率いる代表団と会談し、シリア・レバノン国境における最新の動向および国境管理の強化や密輸防止のための協力深化について協議(2025年5月27日)

SANAによると、ハムザ・ムスタファー情報大臣は、国連教育科学文化機関(UNESCO)のマルゴ・ベルジョン・ダルス事務室長らからなる代表団と、報道の自由の強化およびシリアの都市の文化的・歴史的遺産の再生、文書保存とデジタル化、ヘイトスピーチや宗派的扇動への対処に関する専門的な研修について協議した。

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マスアブ・アリー保健大臣は、国連児童基金(UNICEF)の代表団と会談し、パンデミック基金にかかる取り組みの調整について協議した。

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ムハンマド・アブドゥッラフマーン・トゥルクー養育教育大臣は、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が率いる国連代表団と会談し、シリアの教育現状の改善について協議した。

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マズハル・ワイス法務大臣は、ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が率いる国連代表団と会談し、司法分野の現状および課題への対応について協議した。

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内務省は、アナス・ハッターブ内務大臣が、ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が率いる国連代表団と会談し、被災地の人道状況の最新情勢および内務省と国連機関との協力強化の方途について協議した。

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経済産業省と世界食糧計画(WFP)は小麦粉によるパン製造所支援のため協力協定を締結した。

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アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ドイツ経済協力開発省(BMZ)のクリスティーネ・トイチェケ中東地域局長女史およびその随行団と首都ダマスカスで会談し、両国間の協力、専門技術の交換および職業訓練支援などについて協議したと発表した。

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ハムザ・ムスタファー情報大臣は、ドイツ国際協力機構(GIZ)の会議に参加し、メディアの自由と市民的言論の重要性を強調した。

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ヒンド・カブワート女史社会問題労働問大臣は、国際労働機関(ILO)ルバー・ジャラダート中東地域局長およびILO代表団と協力強化について協議した。

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内務省は、アフマド・ラトゥーフ警察担当内務次官が、レバノン軍のミシェル・ブトロス准将率いる代表団と会談し、シリア・レバノン国境における最新の動向および国境管理の強化や密輸防止のための協力深化について協議したと発表した。

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