カタールの使節団がシリア国内で過去10年間に殺害された米国人の遺体を捜索・回収するための調査を開始、3人の遺体を発見(2025年5月11日)

ロイター通信は、カタールの使節団がシリア国内で過去10年間に殺害された米国人の遺体を捜索・回収するための調査を開始したと伝えた。

これに関して、ジャズィーラ・チャンネルによると、この調査により、アレッポ県で米国人3人の遺体が発見され、そのなかにはシリアで2012年から行方不明になっている米国人ジャーナリストのオースティン・タイス氏が含まれていると見られるという。

しかし、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、タイス氏の家族は、遺体のなかにタイス氏が含まれていることを否定した。

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ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市、スワイダー県各所での国防隊予備部隊・内務省総合治安局とドゥルーズ派民兵による戦闘で新たな死者が確認され、死者総数は137人に(2025年5月11日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市で数日前にアフマド・シャルア移行期政権の国防省と内務省による治安作戦によって逮捕されていたドゥルーズ派の若者2人が即決処刑され、遺体で発見された。

これにより、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市、スワイダー県各所での国防隊予備部隊・内務省総合治安局とドゥルーズ派民兵による戦闘での死者総数は137人となった。

このうち、戦闘行為により死亡した者は121人であり、内訳は国防省予備部隊の兵士、内務省総合治安局の要員、ドゥルーズ派戦闘員および民間人を含む。

さらに、即決処刑されたドゥルーズ派住民は17人に上り、その中には遺体が焼かれるなど、残虐な扱いを受けたケースも含まれている。

内訳は以下の通り

内務省総合治安局隊員:32人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市:21人
ジャルマーナー市:11人
スワイダー県:1人

ドゥルーズ派武装勢力メンバーおよび民間人:103人

ダマスカス郊外県:45人
武装勢力メンバー:31人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市:24人
ジャルマーナー市:7人

民間人:16人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での(即決)処刑:13人
サフナーヤー市での砲撃:1人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での戦闘:1人(子ども)

スワイダー県:58人(ドゥルーズ派)
武装勢力メンバー:57人
民間人1人

武装勢力メンバー
ダマスカス・スワイダー街道:48人
大スワル村:5人
カナーキル村での所属不明の無人航空機の攻撃:4人

民間人
ラッサース村での砲撃:1人

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ダマスカス旧市街のウマイヤ大モスク内のフサイン廟内部をスマートフォンで撮影しながら、武装勢力メンバーらが嘲笑し笑い合う様子を映した映像が拡散(2025年5月11日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、旧市街中心に位置するウマイヤ大モスク内のフサイン廟内部をスマートフォンで撮影しながら、武装勢力メンバーらが嘲笑し笑い合う様子を映した映像が拡散された。

同監視団によると、巡礼者やシーア派の間で映像への激しい怒りの声が広がっているという。

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ラタキア県ジャブラ市近郊のイスタームー村でアラウィー派の若者3人が内務省総合治安局によって逮捕(2025年5月11日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース市で10日深夜から11日未明にかけて、23ミリ対空砲による激しい機銃掃射と前後し、大きな爆発が3回にわたって発生した。

機銃掃射と爆発発生の理由・原因は不明。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市近郊のイスタームー村でアラウィー派の若者3人が内務省総合治安局によって逮捕された。

逮捕の理由は不明。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・ジャマージマ村で協同組合の代表が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、マフフーラ村近郊で、前日に内務省総合治安局によって逮捕された若い男性が殺害され、遺体で発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った正体不明の2人組グループがハマー市で、前政権の協力者と見られる男性1人を銃で撃ち殺害した。

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北・東シリア地域民主自治局ジャズィーラ地区内務委員会は、アサド政権崩壊以前に発行されていたパスポートの申請者への配布を開始(2025年5月11日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局のジャズィーラ地区内務委員会(内務省に相当)は、アサド政権崩壊以前に発行されていたパスポート4,321冊の申請者への配布を開始した。

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シャルア暫定大統領はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド大統領と電話会談(2025年5月11日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子と電話会談を行い、二国間関係、経済、投資分野などにおける協力関係強化の方途について協議した。

シャルア暫定大統領はまた、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン大統領とも電話会談を行い、地域情勢の進展について意見を交わすとともに、さまざまな分野での二国間関係強化の展望について議論した。

一方、シャルア暫定大統領はマズハル・ワイス法務大臣と会談し、法務省の今後の業務計画、法の支配の強化、司法制度の整備などについて議論、司法改革の重要性、司法の独立の保障などについて確認した。

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アブー・カスラ国防大臣はダマスカス郊外県ジャルマーナー市の名士(ドゥルーズ派)からなる使節団、ダルアー県の軍司令部指揮官らと個別に会談(2025年5月11日)

SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、国防省でダマスカス郊外県ジャルマーナー市の名士(ドゥルーズ派)からなる使節団と会談し、単一指導部のもとでのシリア統合、同市で発生した内乱(フィトナ)の終息に向けた国防省の役割を確認した。

アブー・カスラ国防大臣はまた、国防省でダルアー県の軍司令部指揮官らと会談し、安定強化の方途、現下の課題への対処への支援のありようについて議論した。

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