ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バーブ・トゥーマー地区で、アフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局と国防省の部隊が武器を携帯した状態で複数のレストランに突入し、店内にいる客などを撮影、逮捕や暴行を恐れた客が一斉に逃げ出し、混乱が発生した。
内務省総合治安局と国防省の部隊は「我々が国家だ」などと連呼するなど、あからさまな威嚇行為に見えたという。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は公開書簡を発表し、国際社会に対して、沿岸部のアラウィー派の保護、とりわけ女性の誘拐・制的奴隷化阻止を求めた。
公開書簡は、国連事務総長、安保理諸国代表、シリア問題担当国連特別代表、国際司法裁判所、女性および人権にかかわる国際機関に宛てられており、そのなかで、沿岸地域でのアラウィー派女性を標的とした内務省総合治安局などの治安機関や武装勢力による継続的な違反行為を強く非難した。
声明によると、こうした違反行為のなかでもっとも顕著な事件が、2025年4月28日にヒムス県タルカラフ市近郊のマフタビーヤ村出身の20歳女性ミーラー・ジャラール・サーバートさんの誘拐で、過激派によって拉致された彼女は、シャーム解放機構の司令官と強制的に結婚させら、数日後に青いニカーブを着用されられ、釈放された。
釈放時、彼女には総合治安局の関係者が同行しており、同局の関与を裏付ける証拠となっている。
公開書簡はそのうえで、以下を国際社会に呼びかけた。
シリア沿岸地域の住民、特にアラウィー共同体の保護のための即時的な国際措置
加害者および共犯者(治安機関関係者を含む)に対する責任追及と訴追のための実効的な仕組みの導入
女性の誘拐・性的奴隷化を防止し、自由と人間の尊厳を守るための国際的保護機構の設置
沿岸地域を含む国際保護枠組みへの組み込み、および地域住民が関与する分権型治安・保護制度の採用
外国人戦闘員のシリア全土、特に沿岸地域からの撤退
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トルコを拠点とするシリア・テレビなどによると、2025年4月27日にヒムス県ヒムス市にある教員養成学院に登校した後、行方が分からなくなっていたタルカラフ市近郊のマフタビーヤ村出身のアラウィー派女性ミーラー・ジャラール・サーバートさん(20歳)が、青いニカーブを纏い、メディアの前に姿を表した。
治安機関の制服を着た男性らに伴われて両親が住む実家に戻ったサーバートさんには、国営放送のイフバーリーヤ・チャンネルのアーミル・アブドゥルバーキー記者も同行し、同チャンネルは彼女がアフマドという男性と自由意志でイドリブ県に逃げたと語るインタビューを放映した。
だが、視聴者らは、インタビューのなかでのサーバートさんの発言を強要されたものと受け止め、多くの活動家や市民は、彼女が誘拐され、イドリブ県に連れ去られ、強制的にアフマドという男性と「結婚」させられたとの見方を示している。
アフマドを名乗る男性は、過去のビデオでヒムス県ヒムス市での「勝利集会」に参加していた姿が確認されており、一部では治安機関の庇護を受けているのではとの疑念が広がっている。
SNS上では、アフマドなる男性が、サーバートさんの同級生であるという説のほか、花売りで、観光・ホテル学の専門学校に通っていたという別の証言も出ている。
なお、サーバートさんは、ウマル・イドリビーを名乗る活動家がフェイスブックで公開した別のインタビュー映像でも、自らの意思でイドリブ県に駆け落ちしたと証言しているが、これについてもSNS上では強要されたものだとの意見が相次いでいる。
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シリア人権監視団によると、事件の詳細な経緯は以下の通り。
事件当日の4月27日、サーバートさんの母親は、彼女が通っている専門学院(教員養成学院)の学生課の女性責任者から電話を受けた。
内容は、「サーバートさんが口頭および筆記の補習試験を受ける必要があり、自分がそのための便宜を図る」というものだった。
父親がサーバートさんを学院まで送ったが、娘は建物内に入ったまま数時間出てこず、行方不明となった。
父親が学院側に事情を尋ねたところ、女性課長は「試験は予定されていない」、「電話もしていない」と否定したが、電話の発信者は、サーバートさんの成績や出席状況などの詳細な個人情報を把握していたことから、内部関与(共犯)の疑いが強まった。
また、サーバートさんの父親も、5月7日に治安部隊によって一時拘束された。
最終的に、サーバートさんは5月8日、青いニカーブを纏い、治安機関の職員に伴われて姿を現した。
メディアなどでは「自発的にイドリブ県へ逃げた「愛ある妻」」などと紹介されたが、住民や活動家からは怒りと不信の声が上がった。
地元住民や活動家は、サーバートさんが武装組織関係者と強制的に「結婚」させられた可能性があり、また専門学院の女性課長を含む関係者と武装組織の連携による「組織的な拉致・性的隷属」の疑いがあると見ている。
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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、Xで、イスラエル軍がクナイトラ県のハドル村でドゥルーズ派の負傷者を治療するための移動式野外施設の運用を開始したと発表し、その映像を公開した。
باشر جيش الدفاع تشغيل منشأة ميدانية متنقلة للتصنيف الطبي للمصابين في جنوب سوريا، في منطقة قرية حضر.
تُعدّ هذه المنشأة جزءًا من جهود متعدّدة ينفّذها جيش الدفاع بهدف دعم السكان السوريين من أبناء الطائفة الدرزية، والحفاظ على أمنهم.
يواصل جيش الدفاع متابعة التطورات، وهو في حالة… pic.twitter.com/WBvxoZW6f9
— افيخاي ادرعي (@AvichayAdraee) May 8, 2025
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シリア人権監視団は、アサド政権が崩壊した2024年12月8日から5月7日までの5ヵ月での死者が7,342人を記録したと発表した。
7,342人の内訳は以下の通り:
民間人:5,514人(男性4,852人、女性402人、子ども260人)
非民間人:1,828人
月別の内訳は以下の通り。
2024年12月(8日以降):2,354人、うち民間人1,894人(男性1,839人、女性21人、子ども34人)、非民間人460人
2025年1月:1,122人、うち民間人679人(男性470人、女性146人、子ども53人)、非民間人443人
2025年2月:603人、うち民間人435人(男性347人、女性46人、子ども42人)、非民間人168人
2025年3月:2,644人、うち民間人2,069人(男性1,828人、女性144人、子ども97人)、非民間人575人
2025年4月:452人、うち民間人352人(男性287人、女性40人、子ども97人)、非民間人100人
2025年5月(7日まで):167人、うち民間人85人(男性71人、女性5人、子ども9人)、非民間人82人
このうち2,092人が宗派的帰属、前政権との関係を理由にした即決処刑による死者。
月別の内訳は以下の通り。
2024年12月(8日以降):141人
2025年1月:74人
2025年2月:60人
2025年3月:1,726人
2025年4月:75人
2025年5月(7日まで):16人
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国防省は、海軍部隊が人身密輸船を標的とした大規模な取り締まり作戦を実施、数時間にわたる交戦の末、複数の密輸業者を逮捕、所持していた武器や装備を押収したと発表した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のウライリーヤート地区で前政権の空軍情報部の協力者が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市カラム・ザイトゥーン地区で正体不明の武装グループが内務省総合治安局の隊員を襲撃、これにより2人が負傷した。
また、ウンム・シャルシューフ村で2人前に正体不明の武装グループによって銃で撃たれて重傷を負っていた50歳代のアラウィー派の住民が死亡した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市で前政権のシリア軍第25特殊任務師団の兵士が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。
また、アレッポ市マシュハド地区で正体不明の武装グループが前政権のシャッビーハと見られる若い男性1人を銃で撃ち殺害した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バイト・サフム市で何者かによって銃で撃たれて死亡した住民1人が遺体で発見された。
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シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市、スワイダー県各所での国防隊予備部隊・内務省総合治安局とドゥルーズ派民兵による戦闘で新たな死者が確認され、死者総数は135人に達した。
このうち、戦闘行為により死亡した者は121人であり、内訳は国防省予備部隊の兵士、内務省総合治安局の要員、ドゥルーズ派戦闘員および民間人を含む。
さらに、即決処刑されたドゥルーズ派住民は15人に上り、その中には遺体が焼かれるなど、残虐な扱いを受けたケースも含まれている。
内訳は以下の通り
内務省総合治安局隊員:32人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市:21人
ジャルマーナー市:11人
スワイダー県:1人
ドゥルーズ派武装勢力メンバーおよび民間人:103人
ダマスカス郊外県:45人
武装勢力メンバー:31人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市:24人
ジャルマーナー市:7人
民間人:14人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での(即決)処刑:11人
サフナーヤー市での砲撃:1人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での戦闘:1人(子ども)
スワイダー県:58人(ドゥルーズ派)
武装勢力メンバー:57人
民間人1人
武装勢力メンバー
ダマスカス・スワイダー街道:48人
大スワル村:5人
カナーキル村での所属不明の無人航空機の攻撃:4人
民間人
ラッサース村での砲撃:1人
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シリア人権監視団によると、各地の大学寮で生活していたドゥルーズ派の学生ら数百人が宗派を背景とする嫌がらせや侮辱を受けて、避難するかたちでスワイダー県に移動した。
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ダイル・ザウル県では、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは声明を出し、ハワーイジュ・ズィーバーン村でシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルによる陣地への攻撃を撃退したと発表した。
また、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が県内で麻薬密輸グループのメンバー4人を逮捕した。
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アレッポ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がアレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区で麻薬密輸グループ4人を逮捕、大量の麻薬を押収した。

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ANHAによると、シリアのキリスト教徒活動家らが東方国民評議会を結成した。


評議会には、北・東シリア地域民主自治局で活動を続けるスィルヤーニー連合党のメンバーらも含まれている。
結成声明では、以下の目標が掲げられている。
シリアのキリスト教徒の政治的および市民的生活への代表権確保
愛国的、宗教的、文化的権利の擁護
市民権、多様性、相互承認の価値の定着
包括的な国民的アイデンティティの中でのキリスト教的アイデンティティの特性保持
排除や周縁化を排した自由、正義、平等に基づく近代国家建設のために、シリア社会のすべての構成要素の間での真のパートナーシップを構築すること
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