第164旅団がドゥルーズ派の国民防衛部隊に合流(2025年8月24日)

国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、第164旅団の指揮官らがムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部があるカナワート市を訪れ、ヒクマト・ヒジュリー師と会談、部隊への統合を宣言した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、食料や小麦粉を積んだ貨物車輛12台からなる人道支援の車列がブスル・ハリール市に設置されている通行所を経由して県内に入った。

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バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使がイスラエルのネタニヤフ首相らと会談し、シリアとレバノンの最近の情勢について協議(2025年8月24日)

ロイター通信によると、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使がイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相および複数の高官と会談し、シリアとレバノンの最近の情勢について協議した。

会談では、シリア情勢に関する間接交渉や、レバノンへのイスラエルの空爆継続問題が取り上げられ、バッラク大使は、イスラエル側に対し、「状況がより大規模な対立に発展するのを避けるため、軍事攻撃を抑制し、慎重な行動を取るよう」求めたという。

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シャルア移行期政権所属の武装グループがダイル・ザウル県ジュナイナ村を攻撃、シリア民主軍と戦闘に(2025年8月24日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、アフマド・シャルア移行期政権所属の武装グループが県西部のジュナイナ村に設置されているカスラ軍事評議会の軍事拠点を機関銃と無人航空機で攻撃、戦闘が発生、武装グループにに確実な損害を与えたと発表した。

この戦闘では、シリア民主軍の兵士5人が負傷したという。

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ダイル・ザウル県ジャルズィ村でダーイシュ残党とみられる武装グループが元シリア民主軍幹部を暗殺(2025年8月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ジャルズィ村で、イスラーム国(ダーイシュ)残党とみられる武装グループが元シリア民主軍幹部を銃撃し、暗殺した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の装甲車や重武装部隊が、一連の指名手配者追跡作戦の一環としてラッカ市中心部のアスワド競技場周辺に展開した。

また、ラッカ県では、ANHAが25日に伝えたところによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がマンスーラ町で治安作戦を実施し、指名手配犯2人を逮捕した。

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ハマー県、アレッポ県でシーア派住民が相次いで殺害される(2025年8月24日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市近郊で、「砂漠(バーディヤ)師団」として知られる第42師団所属の検問所が正体不明の武装グループの襲撃を受け、戦闘が発生、兵士2人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、1月23日に内務省総合治安局の一斉検挙中に逮捕された住民が遺体で発見された。

さらに、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市では、県内務治安部隊の検問所(ジャアファリーヤート検問所)からの発砲で、即応部隊の兵士が死亡した。

一方、SANAによると、県の内務治安部隊がクサイル市近郊でえ密輸用に準備された弾薬の箱を積んだオートバイを押収した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のアイン・ルーザ地区で正体不明の武装グループが女性を銃撃し、殺害した。

また、シリア人権監視団によると、タッル・ハズナ村でシーア派の若い男性が正体不明の武装グループによる襲撃を受けて死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ハーフィル市近郊で、約13日前に誘拐されたシーア派の若い男性が遺体で発見された。

また、シリア人権監視団によると、アレッポ市で2件の銃撃事件が発生し、2人が死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダマスカス大学の法学部に通う大学生が県の内務治安部隊による銃撃で死亡、一緒にいた従兄弟も負傷した。

また、シリア人権監視団によると、カダム区では、8月19日に行方不明となった住民が遺体で発見された。

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北・東シリア地域民主自治局は人民議会選挙を拒否するとともに、国際社会に対して承認しないよう呼びかける(2025年8月24日)

北・東シリア地域民主自治局は、シリア国内外の世論に向けて声明を出し、アフマド・シャルア移行期政権が実施に向けた準備をしている人民議会選挙について、拒否するとともに、国際社会に対して承認しないよう呼びかけた。

声明において、北・東シリア地域民主自治局は、アサド政権の崩壊以降の政治プロセスのすべてが、正義、民主主義、平等、自由を求めたシリア革命の目標に反するものだったとしたうえで、過去62年間のバアス党支配の下で国民が苦しめられてきた排除と抑圧の継続にすぎないと批判した。

また、北・東シリア地域を「安全でない地域」として扱い、500万人以上のシリア人を政治プロセスから除外することを正当化することは「虚偽」だと断じ、実際にはこの地域は他地域と比べて最も安全な地域であると主張した。

そのうえで、「すべての構成体の犠牲と正当な権利を無視する一方的な決定や措置を拒否する。こうした排除的な思考に基づくいかなる決定も、我々にとっては無効であり、北・東シリアの住民と地域を拘束するものではない」として選挙を拒否した。

また、国際社会と国連に対し、国連安保理決議第2254号に反した選挙を承認しないよう呼びかけた。

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人民議会選挙高等委員会は選挙が実施される県に不服申立(異議申立)委員会を設置(2025年8月24日)

人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、決定第21号を発出し、選挙が実施される県に不服申立(異議申立)委員会を設置し、業務の組織化と透明性の確保を目的とすることを明らかにした。

各県の不服申立委員会の構成は以下の通り。
1. ダマスカス県
o 委員長:フサーム・スルターン・ハッターブ
o 委員:ムハンマド・ハイルッラー・ミクダード、ハーリド・ジハード・マッキー
2. ダマスカス郊外県
o 委員長:ムハンマド・ウマル・ハージル
o 委員:サファー・ムーサッリー、ハッサーン・ハマウィー
3. アレッポ県
o 委員長:アフマド・アブドゥッラフマーン・ムハンマド
o 委員:ジュムア・フサイン・アフマド、フサーム・ハッジュー
4. ヒムス県
o 委員長:アブドゥルハイ・タウィール
o 委員:アブドゥッサラーム・スィヤーフ、ナージー・ダヒール
5. ハマー県
o 委員長:アイマン・アブドゥルガニー・ウスマーン
o 委員:マムドゥーフ・ハリール、アブドゥッラフマーン・アリー
6. ラタキア県
o 委員長:ファイサル・ダーミス・シャラフッディーン
o 委員:ムアーッズ・アリー・フドゥリー、ヤースィル・ムハンマド・ハーフィズ・アアラジュ
7. タルトゥース県
o 委員長:ムスタファー・アフマド・アブー・イーサー
o 委員:バドルッディーン・イブラーヒーム・イブラーヒーム、リヤード・ハムシュー
8. ダルアー県
o 委員長:ヒクム・ウマル・ハリール
o 委員:アイマン・ムハンマド・サイード・フーリー、アブドゥッラフマーン・ジュムア・カンディー
9. ダイル・ザウル県
o 委員長:カースィム・フマイド
o 委員:アーミル・カースィム・ワルディー、ズィヤード・ムハンマド・サルヒード
10. イドリブ県
o 委員長:ムハンマド・バースィル・アフマド・ジャトル
o 委員:ラーミズ・アブドゥッサラーム・フヌース、ハサン・アフマド・ライラー
11. クナイトラ県
o 委員長:ムスタファー・ジャブル・カルヤーン
o 委員:フィラース・サルハディー、アブドゥッサラーム・スライイマーン

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カッダ大統領府次官補とバドル運輸大臣は第62回ダマスカス国際博覧会の開催準備が進められているダマスカス郊外県の会場を視察(2025年8月24日)

SANAによると、アリー・カッダ大統領府次官補(閣議担当)とヤアラブ・バドル運輸大臣は、第62回ダマスカス国際博覧会の開催準備が進められているダマスカス郊外県のエキスポ会場にある運輸省の展示ブースを視察した。

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外務在外居住者省によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が、パレスチナ人民へのイスラエルの侵攻継続を議論するためのイスラーム協力機構(OIC)緊急閣僚会合に参加するためサウジアラビアのジェッダ市に到着した。

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シャルア暫定大統領は、アラブ諸国のメディア機関の責任者、新聞編集長、そして元情報大臣らからなる代表団と懇談:「イスラエルとの安全保障協定について前向きな協議が行われている」「シリアの統一と国家以外の武装勢力の存在は認めない」(2025年8月24日)

Xによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アラブ諸国のメディア機関の責任者、新聞編集長、そして元情報大臣らからなる代表団と懇談した。

#رئاسة_الجمهورية_العربية_السوريةpic.twitter.com/ybx4Ohppch

— رئاسة الجمهورية العربية السورية (@SyPresidency) August 24, 2025

イナブ・バラディーが8月25日に伝えたところによると、懇談のなかで、シャルア暫定大統領は、イスラエルとの安全保障協定について、前向きな協議が行われていることを明らかにしたうえで、イスラエルとの合意は、いかなるものであれ、1974年の停戦ラインを起点とすると述べた。

また、シリアと地域の利益にかなう合意や決定であれば、ためらわずに決断すると強調した。

一方、内政においては、いかなる形の分離や「利権配分」に基づく政治も拒否し、シリアの統一と国家以外の武装勢力の存在を認めない立場を表明した。

レバノンのヒズブッラーとの関係については、「我々をテロリストとみなし、自らの存在への脅威と考える者もいれば、新しいシリアを利用して、ヒズブッラーと決着をつけようとする者もいる。だが、我々はそのどちらでもない」と述べた。

スワイダー県の情勢については、停戦と社会的和解の促進に焦点を当てていると強調した。

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シリア民主軍は、国際移住機関(IOM)に勤務し、人道支援活動に従事するアブドゥッラー・ウマル・ダルブーク氏をラッカ市で拘束(2025年8月23日)

ラッカ県では、イナブ・バラディーが9月10日に伝えたところによると、国際移住機関(IOM)に勤務し、人道支援活動に従事するアブドゥッラー・ウマル・ダルブーク氏がラッカ市でシリア民主軍に拘束された。

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バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使:「シリアは高度に中央集権化された国家の代替案を検討する必要があるかもしれない」(2025年8月23日)

『ワシントン・ポスト』は、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使が、7月のスワイダー県でのアフマド・シャルア移行期政権による住民らへの殺戮が発生したことを受け、同月、記者団らに対して、「シリアは高度に中央集権化された国家の代替案を検討する必要があるかもしれない」と述べていたと伝えた。

バッラク大使は以下の通り述べたという。

連邦制ではないが、その一歩手前のかたち。そこで、すべての人々が自らの一体性、文化、言語を維持し、イスラーム主義の脅威がない状態。
みながもっと合理的な方法を見つける必要があると言っていると思う。

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アサーイシュはハサカ市近郊のズィーバ村でダーイシュのスリーパーセルの指導者を殺害(2025年8月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、ハサカ市近郊のズィーバ村での治安作戦で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの指導者であるアブドゥッラフマーン・アリー・フドル(アッブーディ・アスラ)を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、カシュキーヤ村で、住民が正体不明の2人組にオートバイから至近距離で銃撃され、死亡した。

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ハマー県では住民が銃撃を受け死亡(2025年8月23日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県東部の農村地帯で、武装グループが市民を銃撃、男性1人を殺害、妻に重傷を負わせた。

また、シリア人権監視団によると、ハマー市ナスル地区での正体不明の2人組が、住民に向けて3発の銃弾を直接発射し、その場で死亡させた。

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ラタキア県では、内務省によると、県の内務治安部隊がテロ撲滅局と連携して治安作戦を実施し、内務省の治安要員の暗殺や国防省所属の拠点を狙ったテロ作戦にも加担していたとされるムハンマド・シャフィーク・シャムラス容疑者を逮捕した。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は人民議会選挙を拒否、ボイコットを呼びかける(2025年8月23日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会の調整広報局は、フェイスブックを通じて声明を出し、アフマド・シャルア移行期政権が実施に向けた準備をしている人民議会選挙について、無効だとしたうえで、断固として完全拒否すると表明した。

声明において、調整広報局は、選挙が人民を代表せず、その意志を反映するものではなく、「シャルアとシャーム解放機構の議会」と非難した。

また、シャルア暫定大統領が議会の3分の1の議員を直接任命する権限を持つことについても、「選挙という言葉は見え透いた嘘で、全面的な任命プロセスを覆い隠すための偽装に過ぎない」と断じた。

そのゆえで、「この政治的茶番」に対し、選挙を全面的にボイコットし、いかなる形でも参加しないよう国民に呼びかけた。

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人民議会選挙高等委員会はスワイダー県、ハサカ県、ラッカ県での選挙実施を安全上の課題を理由に延期すると発表(2025年8月23日)

人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、スワイダー県、ハサカ県、ラッカ県での選挙実施を、安全上の課題を理由に延期すると発表した。

報道官を務めるナウワール・ナジュマ氏は、SANAに対して以下の通り述べた。

人民議会における3県(スワイダー、ハサカ、ラッカ)の公正な代表を確保するため、また現在これらの県が直面している安全上の課題を考慮し、高等委員会は適切な条件と安全な環境が整うまで選挙を延期することを決定した。

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人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、行政通達第1号を発出し、選挙全体の過程を監督し、透明性の確保、選挙過程の独立性を保証するための委員会を設置すると発表した。

委員会の構成は以下の通り。

1. ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ダルアー県、クナイトラ県:バドル・ジャームース、ナウワール・ナジュマ、アナス・アブダ、ムハンマド・カハーラ、ハナーン・ブルヒー
2. ヒムス県、ハマー県、ラタキア県、タルトゥース県:ムハンマド・アフマド、ラーラ・アイズーキー、イマード・バルク
3. アレッポ県、イドリブ県、ダイル・ザウル県の地域:ハサン・ダギーム、ムハンマド・ワリー、ムハンマド・ヤースィーン

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人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、行政通達第2号を発出し、各選挙区における支部委員会メンバーの選定に関する実施要項と日程を発表した。

内容は以下の通り:

・支部委員会候補者の受付:2025年8月23日〜25日
・支部委員会案の公表:2025年8月26日
・支部委員会構成に対する異議申立受付:2025年8月27日〜28日
・異議申立の審査:2025年8月29日〜30日
・支部委員会最終名簿の発表:2025年8月31日
・支部委員会の業務開始:2025年9月1日(候補者受付および有権者団体メンバーの提案)

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人民議会選挙高等委員会は、フェイスブックを通じて、決定第20号を発出し、選挙過程の透明性の強化と法的手続きの適正確保の一環として、各選挙区に弁護士1人を法的監視員として派遣するよう、弁護士組合に要請した。

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シャルア暫定大統領は前政権が行った化学兵器虐殺の生存者らと面会(2025年8月23日)

Xによると、アフマド・シャルア暫定大統領は前政権が行った化学兵器虐殺の生存者らと面会した。

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尊厳のシャイフ軍団の指導者であるライス・バルウース氏は国民防衛部隊をイラン・イスラーム革命防衛隊の模倣と非難(2025年8月23日)

ドゥルーズ派の尊厳のシャイフ軍団の指導者であるライス・バルウース氏はフェイスブックを通じて声明を出し、国民防衛部隊の結成を批判した。

声明のなかで、バルウース氏は、ドゥルーズ派の最高宗教指導者であるヒクマト・ヒジュリー師が、かつて誘拐・窃盗・恐喝・女性への恐喝行為で知られ、前政権の高官とつながりがあるとされる指導者たちに囲まれた映像で登場したとしたうで、組織の名称がイラン・イスラーム革命防衛隊の模倣に過ぎないと断じた。

そのうえで、国民防衛部隊への参加を拒否した尊厳のシャイフ軍団を称賛した。

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ドゥルーズ派の武装勢力はヒジュリー師が率いる精神指導部の決定を唯一の合法的権威とみなし、国民防衛部隊として統合(2025年8月23日)

ドゥルーズ派の武装勢力は、「国民防衛広報局」の名でフェイスブックにアカウントを開設したと発表した。

続いて、同アカウントを通じて、メッセージを投稿、カナワート市のドゥルーズ派の最高宗教指導者であるヒクマト・ヒジュリー師を訪れた際の写真を公開、「山岳地帯の武装諸派が一つの組織、一つの名称、一つの指導部の下に結集し、国民防衛部隊となった」と発表した。

さらに、同アカウントを通じて、声明を発表した。

声明の内容は以下の通り。

慈悲深く慈悲あまねきアッラーの御名において
最初に、我々は偉大な殉教者たちの魂に祈りを捧げる。彼らは名ばかりの国家を掲げ、人を物扱いし、殺戮とテロを生業とする唾棄すべきサラフィー主義悪党に立ち向かい、名誉と尊厳の戦いにおいて命を捧げた。
我々はここに、祖先の歩みに従い、我らドゥルーズ派のアイデンティティと統一を守るため、揺るぎない信念をもって以下を確認する。
1. 象徴的指導者にしてシャイフであるアブー・アルマーン・ヒクマト・ヒジュリー師が率いる精神指導部の決定を唯一の合法的権威として全面的に支持し、彼を山岳地帯におけるドゥルーズ派の正統な代表とみなす。
2. 国民防衛部隊をドゥルーズ派の公式軍事機関と位置づけ、これに完全統合することを宣言する。すべての協力部隊とともに防衛任務を遂行し、山岳地帯と我らが宗派のアイデンティティを守るため、命を惜しまず全力を尽くすことを改めて誓う。
アッラーこそが助けを求め得るお方であり、最良の援助者であり勝利の与え主である
署名組織:
山岳の鷲部隊
誇り高い支援
山岳の勇士部隊
山岳の鷲部隊
山岳の子ら連合
山岳の青年支援
山岳連隊
テロ撲滅部隊
尊厳のシャイフ部隊
高地部隊
地元部隊
山岳の峰部隊
征服者たち
山岳の獅子のなぐら部隊
フムザの騎士団部隊
南部の太陽部隊
ズィヤーブ・ハムザ部隊
ファハド部隊
辺境の守護者たち
スルターン部隊
真理の剣部隊
誇り高き者たちの支援
山岳の勇士たちの支援
ラジャーの盾部隊
スワイダー作戦指令室および同室要員
騎士団
南部の太陽部隊(同盟組織)
タアーラ雷鳴の旗
ザインッディーン山岳の盾部隊
マフアラ支援の旗
山岳の守り手たち
ドゥルーズ防衛部隊
アサーイル部隊
ムワッヒディーン軍

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スワイダー24によると、尊厳の男たち運動は、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部が、スワイダー県の地元武装勢力を国民防衛隊として統合すると発表したことに歓迎の意を示した。

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スワイダー県各所で「自決」を求めるデモが再び発生:シャルア移行期政権を非難(2025年8月23日)

スワイダー県では、スワイダー24シリア人権監視団によると、スワイダー市のカラーマ広場でデモが行われ、自決権の要求が掲げられた。

会場には数十人の市民が集まり、アフマド・シャルア移行期政権による虐殺を非難する横断幕を掲げ、外国メディアや国際調査委員会のスワイダー県入りを求めた。

スワイダー24によると、ザイビーン町でも、住民らが、「テロとの対話はない」「誘拐された女性たちの問題は国際的な責任である」といったスローガンが書かれた横断幕を掲げて、抗議デモを行った。

スワイダー24によると、シャフバー町でも、大規模なデモが行われ、参加者らは「誘拐された男性と女性を解放せよ」とのスローガンを掲げ、移行期政権を非難した。

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SANAによると、スワイダー県の内務治安部隊が誘拐された民間人らを救出し、家族に身柄を引き渡した。

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー県への食料や小麦粉を積んだ貨物車輛18台からなる人道支援の車列がブスル・ハリール市に設置されている通行所に到着した。

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アフマド・ムワッファク・ザイダーン大統領府報道顧問はシリア・ムスリム同胞団に解散を呼びかける(2025年8月22日)

アフマド・ムワッファク・ザイダーン大統領府報道顧問は、ジャズィーラ・チャンネルの公式サイトにコラムを寄稿し、シリア・ムスリム同胞団に対して、組織を解散するよう呼びかけ、そのことがシリアの国益につながり、国民の政府活動への参加を促し、国の発展に資すると主張した。

ザイダーン顧問は、コラムのなかで、自らの主張を「個人的な信念に基づくもので、大統領顧問という職務上の立場からではない」ことを強調した。

ザイダーン顧問は、「政治家が時代の発展や変化に適応することが重要であり、そうでなければ時代遅れになる」と述べ、自身が若い頃にシリア・ムスリム同胞団に属し、第2代の最高監督者(その後同胞団を離反)イサーム・アッタール氏の思想を信奉していることを明らかにした。

そのうえで、シリア・ムスリム同胞団に対して、シリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)、シリア・イスラーム評議会などと同じく、「体制後に自ら解散した政治・社会組織と同じ道を歩むべきだ」と訴えた。

イナブ・バラディーが8月29日に伝えたところによると、ザイダーン顧問のコラムに対して、シリア・ムスリム同胞団は公式の反応はしていないが、政治局員のサミール・アブー・ラバン氏は、「ザイダーン氏の意見は個人的なもので、組織は通常このような私見に対してメディアで応答しない」とコメントした。

これに対し、元幹部のズハイル・サーリム氏は、8月24日に同胞団の公式サイトに論説を寄稿、そのなかで「我々は政党ではなく、政党になることもない、政治が我々の宗教の核心にあるとしても」と述べた。

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ロイター通信:シャルア移行期政権は12月にロシアの国営印刷会社製の新紙幣を発行し、これと併せて2桁の切り下げデノミネーションを実施する計画(2025年8月22日)

ロイター通信は、シリア情勢に詳しい7人の情報筋や文書に基づき、アフマド・シャルア移行期政権が12月に新しい紙幣を発行し、これと併せて2桁の切り下げデノミネーションを実施する計画だと伝えた。

2人の銀行関係者と別の1人のシリア筋によると、シリアはロシア国営の印刷会社ゴズナクと新紙幣印刷の契約を結び、7月下旬にシリア高官代表団がモスクワを訪れた際に最終合意に達したという。

ゴズナクはアサド政権時代にも紙幣を印刷していた。

発行スケジュールと準備状況は以下の通りだという。
・12月8日:アサド失脚1周年に合わせ新紙幣発行開始
・10月中旬:民間銀行に準備を指示
・2026年12月8日まで:旧紙幣と新紙幣を併用

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北・東シリア地域民主自治局の交渉団メンバーのバルスーム氏:移行期政権との機関統合は「ダマスカスの対応する機関と連携することを意味し、それ自体を解体することではない」(2025年8月22日)

北・東シリア地域民主自治局の交渉団のメンバーで、アフマド・シャルア移行期政権との交渉にあたっていたサンハリーブ・バルスーム氏は、ルダウのインタビューに応じ、「これまでの交渉ラウンドで明らかになったのは、ダマスカスがすべての民間・治安・軍事機関を解体したいという意向を持っていることだ」としたうえで、「われわれには別の解釈がある。この点こそが重要かつ根本的であり、依然として意見の相違がある」と述べた。

また、移行期政権との機関統合という3月10日の合意について、「ダマスカスの対応する機関と連携することを意味し、それ自体を解体することではない」と述べた。

また、「我々が求める分権と、ダマスカスが望む分権との間には隔たりがある。我々は中央集権制と、旧アサド体制下の法律第107号を通じて採用されていた行政的地方分権を拒否する。なぜならそれは権限が極めて限定的で、多くの中央からの干渉を受けていたからだ」と述べ、「われわれは、北東シリアと、権限を持ちたいと望む他の地域のすべての人々の願望を満たす、新しいモデルを作り出したいと考えている。地域が自らの事柄を管理し、代表を選び、ダマスカスからの干渉や任命の押し付けを受けない仕組みだ」と強調した。

一方、シャルア移行期政権との交渉の行方については、移行期政権側がパリでの交渉ラウンドを拒否したことで停止していることを明らかにした。

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米中央軍:イドリブ県アティマ村でダーイシュ幹部を殺害(2025年8月22日)

米中央軍(CENTCOM)は、Xを通じて声明を発表し、8月19日にイドリブ県アティマ村で急襲作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム)の幹部で、主要な資金提供者を殺害したと発表した。

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外務在外居住者省はイスラエルとの米国での安全保障協定の締結についての情報を否定:ドゥルーズ派活動家は協定でスワイダー県の完全自治が保障されると主張(2025年8月22日)

イナブ・バラディーによると、外務在外居住者省のクタイバ・イドリビー米局長は、アフマド・シャルア暫定大統領が9月のニューヨークでの国連総会出席に合わせて、米国の仲介のもとにイスラエルとの安全保障協定を締結するとの報道について、演説を行うことを確認しつつ、協定締結については否定した。

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ドゥルーズ派の活動家で作家のマーヒル・シャラフッディーン氏は、Xを通じて、9月にシャルア暫定大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が米国で締結するとの情報が流れている安全保障協定が定めるスワイダー県の地位について以下の通りつづった。

協定に含まれる主な内容
・スワイダー県に完全な自治権を付与:その代わりに分離独立の要求を放棄。
・独自の治安機関の設立:ダマスカス政府の関与なしに、住民が自らの治安機関を設立。
・経済取引の自由化:スワイダー県がアメリカおよびイスラエル企業と投資・公共サービス(特に電力)に関する契約を締結可能。
・恒久的な陸上回廊の設置:イスラエル在住のドゥルーズ派とスワイダーのドゥルーズ派の間の往来を確保。
・シャルア移行期政権側の追加要求:スワイダー県内の一部国境村落に治安部隊を駐留させ、部族の襲撃を抑止するとの名目で交渉中だが、この記事執筆時点では拒否されている。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県ブライカ村に一時的に侵入、臨時の検問所を設置(2025年8月22日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、HMMWV型車輛3台を含む5台の車輛からなるイスラエル軍部隊がブライカ村に一時的に侵入、臨時の検問所を設置し、道路を通行する複数の住民を停止させ、身分証を確認し写真を撮影した。

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シャルア移行期政権の内務治安部隊がダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーで、シリア北部からダイル・ザウル県に移動し、勢力拡大を企図していたアーミル・アミーン・アッサーフ容疑者を逮捕(2025年8月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務省内務治安部隊がダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーで、長年にわたって武装活動や犯罪に関与してきたアーミル・アミーン・アッサーフ容疑者を、ダイル・ザウル東部マヤーディーン郊外のアル=クーリヤ町で逮捕した。

アッサーフ容疑者は、2014年からダーイシュのメンバーとして、シュアイタート部族に対して行った戦闘に直接参加していた。

2017年にダーイシュが弱体化を始めると、トルコ占領下のシリア北部へ逃亡し、東部軍のメンバーとなり、アレッポ県アウン・ダーダート村の通行所を経由した密輸に関与、ジャラーブルス地区の憲兵隊長に就任して以降は、市民からの金品強奪や恐喝にも関与、2019年の「平和の泉」作戦に際しては、混乱を利用して数千ドル規模の略奪で巨額の資金を得たとされる。

シャーム解放機構を主体とする反体制派が2024年11月末に「攻撃抑止」の戦いを開始すると、アッサーフ容疑者は、自身の部隊とともにダイル・ザウル県に移動し、クーリーヤ市一帯地域の高官を自称、前科者や麻薬常習者、旧シリア軍の兵士らを部隊に取り込み、勢力を拡大しようとしていた。

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ダイル・ザウル県では、内務省によると、内務治安部隊がマヤーディーン市で発生したダーイシュ(イスラーム国)の残党2人によるテロ攻撃の試みを阻止した。

2人のうち、1人は治安拠点を狙って自爆ベルトで自爆を試み、もう1人は武装し、治安部隊員への攻撃を企て、内務治安部隊は戦闘の末2人を制圧したが、この際隊員1人が死亡した。

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ハマー県ビーヤ村近郊でアラウィー派の若い男性2人が正体不明の武装グループに銃撃され死亡:アサド政権が崩壊した2024年12月8日以降シリア国内で1,131件の殺人が記録される、うち601件は宗派的な背景による殺人(2025年8月22日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ランクース市で、内務省内務治安部隊の要員が武装グループによる銃撃を受け、死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフルラーター村で正体不明の武装グループが若い男性に発砲し、殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ビーヤ村近郊でアラウィー派の若い男性2人が正体不明の武装グループに銃撃され、死亡した。

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ラタキア県では、内務省によると、内務治安部隊が、対テロ部門とともに精密治安作戦を実施し、違法な武装グループのメンバーの1人ムハンマド・シャフィーク・シャムラス容疑者を逮捕した。

シャムラス容疑者は、治安部隊員を標的とした暗殺事件に関与していただけでなく、国防省の拠点を狙ったテロ攻撃にも参加していたという。

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シリア人権監視団は、アサド政権が崩壊した2024年12月8日から2025年8月22日までの期間に、シリア国内で1,131件の殺人が記録され、そのうち601件は宗派的な背景によるものだと発表した。

宗派的な背景による殺人は、ヒムス県、ハマー県、ラタキア県といった宗派構成が複雑な地域で多発している。

月別の犠牲者数の内訳は以下の通り。

・2024年12月8日~12月末:160人(うち35件が宗派的背景による殺害)
・2025年1月:194人(うち84件が宗派的背景)
・2025年2月:113人(うち34件が宗派的背景)
・2025年3月:144人(うち68件が宗派的背景)
・2025年4月:137人(うち92件が宗派的背景)
・2025年5月:110人(うち59件が宗派的背景)
・2025年6月:105人(うち55件が宗派的背景)
・2025年7月:92人(うち48件が宗派的背景)
・2025年8月:76人(うち39件が宗派的背景)

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ダルアー県のブスラー・シャーム市とキヒール村を結ぶ街道で武装グループに拉致されていた女性7人と子ども2人が解放される(2025年8月22日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、約50トンの小麦粉と各種の基本食料品を積載した貨物車輛6台からなる車列がスワイダー市に到着した。

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シリア人権監視団によると、県西部のハルサー村とスマイド村が砲撃と無差別な射撃を受けた。

また、ワキム村では民家が放火される事件も発生した。

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スワイダー24シリア人権監視団イフバーリーヤ・チャンネルによると、ダルアー県のブスラー・シャーム市とキヒール村を結ぶ街道で武装グループに拉致されていた女性7人と子ども2人が解放された。

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アサーイシュはハサカ市近郊でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの指導者を殺害(2025年8月22日)

ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局ジャズィーラ地区の内務委員会は、ハサカ市の刑務所で発生した騒乱扇動と脱走未遂に対し、内務治安部隊(アサーイシュ)が迅速に介入し、完全に制圧したと発表した。

また、ANHAによると、アサーイシュは、ハサカ市近郊の村で、過去に民間人や治安部隊に対して攻撃を行っていたダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの指導者を殺害した。

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