国連のシリアに関する独立国際調査委員会はスワイダー県での暴力の影響を受けた現地社会への初の現地訪問を終えたと発表(2025年10月7日)

国連のシリアに関する独立国際調査委員会(パウロ・ピネイロ委員長)は、Xを通じて、スワイダー県での暴力の影響を受けた現地社会への初の現地訪問を終えたと発表した。

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米中央軍(CENTCOM)は10月2日にアル=カーイダ系のアンサール・イスラームのメンバーを殺害したと発表(2025年10月7日)

米中央軍(CENTCOM)は、Xを通じて以下の通り発表した。

米軍、シリアでアルカーイダ関連のテロ計画者を殺害
10月2日、CENTCOM部隊はシリアで攻撃を実施し、アル=カーイダとつながりがある幹部の攻撃計画者を殺害した。
殺害されたムハンマド・アブドゥルワッハーブ・アフマドは、アンサール・イスラームというアル=カーイダ系のテロ組織のメンバーであった。
CENTCOM司令官のブラッド・クーパー提督は次のように述べた。
「米軍は中東において、攻撃を計画・組織・実行するテロリストのあらゆる試みを阻止・撃破する準備を常に整えている。我々は祖国、兵士、同盟国、そして地域およびその外のパートナーを守るために行動を続ける。

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ダルアー県でシリア人3人からなる武装グループが、ヨルダン領へ不法に侵入を試み、ヨルダンの国境警備隊が銃撃戦の末に殺害(2025年10月7日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア人3人からなる武装グループが、ヨルダン領へ不法に侵入を試みた際、ヨルダンの国境警備隊との間で銃撃戦となり、死亡した。事件は本日未明に発生したという。

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内務省(フェイスブック)によると、アナス・ハッターブ内務大臣がヨルダンを訪問し、首都アンマンで、ヨルダンのマーズィン・ファラーイヤ内務大臣とともに、合同協議会を主催した。

協議では、安全保障分野における二国間協力の強化、国境通行所の運営調整、犯罪対策分野での経験共有、国境管理および人・物資の往来の円滑化など、両国の共通利益に資するテーマが取り上げられた。

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スワイダー県の国民防衛部隊:「テロ政権」に属する武装集団がリーマト・ハーズィム村方面から侵入(2025年10月7日)

スワイダー県の軍事を担う国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて声明を出し、以下の通り発表した。

本日(2025年10月7日火曜日)午前0時15分、テロ政権に属する武装集団がリーマト・ハーズィム村方面からの侵入を試みることにより、停戦を破った。
当該地域方面に配置されていた我が部隊は、適切な火力をもって攻撃者に対応し、侵入作戦を阻止した。現在、違反が発生した地域を掃討中であり、テロ分子が残存していないことを確認している。
我々は住民の皆様に対し、国民防衛部隊が常に万全の警戒態勢を維持し、安全と治安を守るため、あらゆる事態に対処する準備が整っていることをお伝えする。

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シリア人権監視団によると、サルハド国立病院の医療従事者らが抗議集会を開き、約3ヵ月にわたり給与が支払われていないことに強く抗議した。

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シリア人権監視団によると、シャフバー町では、ボランティア団体「サバーヤー・サナド」が主催する沈黙の抗議集会が開かれ、7月13日にスワイダーで発生した流血事件の際に誘拐された男女の即時解放を求めた。

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アレッポ市、ハマー市、ダイル・ザウル市でガザ地区での戦闘激化から2年が経ったのに合わせてパレスチナ連帯集会(2025年10月7日)

アレッポ県では、SANAによると、アレッポ市のサアドゥッラー・ジャーブリー広場で、ガザ地区での戦闘激化から2年が経ったのに合わせて「パレスチナのため、私たちは一つ」と題する連帯集会が開催された。

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ハマー県では、SANAによると、ハマー市のウンム・ハサン公園で同様の連帯集会が行われた。

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ダイル・ザウル県では、SANAによると、ダイル・ザウル市で住民らが同様の連帯集会を開催した。

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大統領府事務局は自然災害および環境災害に対する国家的備えを強化するための最初のワークショップを開催(2025年10月7日)


SANAによると、大統領府事務局は、危機対応能力向上に向けて取り組みの一環として、自然災害および環境災害に対する国家的備えを強化するための最初のワークショップを開催、緊急事態災害省、保健省、地方行政環境省、農業・農業改革省の代表者が参加した。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会所属の車輛を狙って発砲(2025年10月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ムハイミーダ村近郊でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会所属の車輛を狙って発砲し、運転手を負傷させた。

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ヒムス市でアラウィー派の男性が2人組の武装グループによる銃撃を受け死亡:アラウィー派の著名な宗教指導者であるサーリフ・マンスール師が、約6ヵ月に及ぶ不当拘束の末に釈放(2025年10月7日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市アクラマ地区の店舗内で、アラウィー派の男性が、2人組の武装グループによる銃撃を受け死亡した。

また、シリア人権監視団によると、1月31日に治安当局によって拘束されたまま行方が分からなくなっていたヒムス市カラム・ルーズ地区出身の若い男性が、拘置施設内で拷問を受け死亡していたことが、家族の証言により明らかとなった。

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シリア人権監視団によると、アラウィー派の著名な宗教指導者であるサーリフ・マンスール師が、約6ヵ月に及ぶ不当拘束の末に釈放された。

同師は、ラタキア県内の「政治治安局」の施設に27日間にわたり独房に拘束され、暴行と拷問を受け、その後、イドリブ県のハーリム刑務所への移送命令が出されたが、後に撤回され、同施設に拘留されていた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ジャウラ地区で正体不明の武装グループの襲撃を受けて、女性1人が死亡、1人が重傷を負った。

また、シリア人権監視団によると、ブーカマール市で、「アブー・スィヤーフ」と呼ばれる元シリア民主軍の兵士が正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

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北・東シリア地域民主自治局、PYDはアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に対する攻撃を非難:自治局支配地各所で抗議デモ(2025年10月7日)

北・東シリア地域民主自治局は、公式HPを通じて声明を出し、アレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権の部隊と北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)との戦闘について、移行期政権側の攻撃を強く非難し、これを断固として糾弾すると発表、国民に向かって両地区住民との連帯を呼び掛けた。

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ANHAによると、民主統一党(PYD)は声明を出し、戦闘について、懸念を表明、沿岸部やスワイダー県で起きた事件と同様に、全国民の安全を脅かす「内乱の火種」だと非難、「我々は、人民の意識と団結があらゆる陰謀を打ち破り、その存在、統一、尊厳を守る」と強調した。

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ANHAによると、シリア・スィルヤーニー連盟党も声明を出し、攻撃に深い懸念を表明する一方、「対話を最優先にすべきだ」と訴えた。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局で活動するゼノビア女性連合、殉教者遺族会議、クルド・シリア民主党、民主社会運動(TEV-DEM)など政治組織、社会組織、地元有力者、国内避難民(IDPs)がアレッポ市のシャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区に対する移行期政権の攻撃を非難する声明を発表した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるハサカ県のダルバスィーヤ市、タッル・タムル町、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村、マーリキーヤ(ダイリーク)市で、攻撃を非難する大規模デモが組織された

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ANHAによると、同様の抗議デモは、ハサカ県のカーミシュリー市、アームーダー市、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市、ハサカ市、フール町、タッル・ハミース市、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市、ラッカ県のラッカ市でも行われた。

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シリア正教会ジャズィーラ・ユーフラテス大司教区のアムシーフ大司教はシリア民主軍による独自カリキュラム導入の強要を拒否(2025年10月7日)


SANAによると、シリア正教会のジャズィーラ・ユーフラテス大司教区のマール・ムーリス・アムシーフ大司教は、同教区としてシリア民主軍による独自カリキュラム導入の強要を断固として拒否すると表明した。

アムシーフ大司教は、シリア民主軍との1ヵ月におよぶ協議で、同軍(北・東シリア地域民主自治局)のカリキュラムかUNICEFのカリキュラムを採用するよう求められたが、教区内にある約35校のキリスト教系学校が、教育養育省によって策定された正規のカリキュラム以外を採用することはないと強調した。

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シリア民主軍のアブディー総司令官はバッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使、クーパーCENTCOM司令官とともに急遽ダマスカスを訪問し、シャルア暫定大統領らと会談、アレッポ市での停戦に合意する一方、自治を要求(2025年10月7日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスで、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使、米中央軍(CENTCOM)のブラッド・クーパー司令官(提督)と会談した。

会談には、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者相、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣、フサイン・サラーマ総合諜報機関長官も同席、シリア情勢の最新の動向、政治プロセスの支援策、安全と安定の強化のための方策について協議が行われた。

また、シリア民主軍と移行期政権が交わした3月10日合意の実施メカニズムについても議論がなされた。

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この会談に関して、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、Xで以下の通り綴った。

先ほどダマスカスで、マズルーム・アブディー氏と会談し、シリア北部および北東部の全戦線および部隊展開地域において、全面的かつ包括的な停戦を実施することで合意した。この合意は直ちに実行に移されることとなった。

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SANAは、アレッポ県特派員の話として、アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区で停戦合意が成立したと報じた。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の交渉代表団が首都ダマスカスを訪れ、シャルア移行期政権と会談した。

交渉代表団は、シリア民主軍マズルーム・アブディー総司令官、北・東シリア地域民主自治局のイルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長、女性防衛部隊(YPJ)のルーフラート・アフリーン司令官からなり、シャルア暫定大統領、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣らと会談、そのなかで、4つの主要な議題について議論した。

また、交渉代表団は、すべてのシリア人を守る組織的で実効的な軍を創設するためだとして、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)を統合することを口頭で提案した。

会談では、北・東部およびアレッポ市での完全かつ即時の停戦に合意し、すべての構成体の代表性を保証するかたちでシリア憲法を改正することで一致した。

ANHAによると、会談は、10月6日の米国側との会談を受けて行われた。

また、ANHAによると、会談では、3月10日合意の実施方法と、アレッポ市情勢への対応が中心議題となった。

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スカイ・ニュース(アラビア語版)によると、アブディー総司令官は会談で、イラク・クルディスタン自治政府に類似した自治地域の設立を認めるよう要求するとともに、シリア民主軍を完全にシリア軍に統合することを拒否、統合せずに、シリア軍の一部となることはできると主張した。

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アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区でのシャルア移行期政権の部隊とアサーイシュの戦闘は未明に収束(2025年10月7日)


ANHAによると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区の内務治安部隊(アサーイシュ)は未明に声明を出し、シャルア移行期政権の部隊の大規模攻撃に対応し、同移行期政権の支配地とを結ぶ検問所でこれを迎撃したと発表した。

ANHAによると、シャルア移行期政権の部隊は、5日夜の大規模戦闘収束後も、アレッポ市のシャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ両地区周辺で展開を続けた。

ANHAによると、攻撃によって1人が死亡、60人が負傷、水道・電力網が破壊され、多数の家屋に被害が及んだ。

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SANAによると、5日に始まったアレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区での戦闘で、シリア民主軍の砲撃によって内務治安部隊の隊員1人が死亡、4人が負傷した。

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SANAによると、アレッポ県のアッザーム・ガリーブ知事は、内務治安部隊および国防省部隊が市民の安全を守るために活動しており、軍事的な緊張を拡大する意図はないと強調した。

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SANAによると、内務治安部隊がアレッポ県マイダーン地区に展開し、住民の保護および治安と安定の維持にあたった。

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SANAは、アレッポ市のサイフ・ダウラ地区にシリア民主軍が発射した迫撃砲の砲弾が着弾したと伝え、その画像を公開した。

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SANAによると、ガリーブ県知事は、アレッポ市内の複数の病院を視察し、シリア民主軍による住宅街への砲撃で負傷した人々を見舞った。

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SANAによると、内務治安部隊はアレッポ市のアシュラフィーヤ地区およびシャイフ・マクスード地区からの住民の隣接地区への退避を安全に確保した。

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