イラク高等司法評議会はナジャフ刑事裁判所が現シリア大統領を称賛する映像を投稿し、携帯電話に自由シリア軍に関する資料を所持していたシリア人に有罪判決を下したとの一部報道を否定(2025年10月28日)


イラク高等司法評議会は、フェイスブックを通じて説明声明を出し、ナジャフ刑事裁判所がシリア国籍を有する被告に対して死刑判決を下したとする文書の画像が投稿され、その理由が「現シリア大統領を称賛する映像を投稿し、携帯電話に自由シリア軍に関する資料を所持していたため」と報じたことに関して、事実無根だとしたうえで、被告がダーイシュ(イスラーム国)元指導者のアブー・バクル・バグダーディーを称賛したこと、イラク軍と人民動員隊メンバーの殺害を称賛・扇動する内容の映像の拡散、ダーイシュへのメンバー加入を唱道したことで有罪となったと発表した。

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ダマスカス郊外県で民間旅客バスが攻撃を受け8人が死傷:ドゥルーズ派はシャルア移行期政権による「テロ」と非難(2025年10月28日)

ダマスカス郊外県では、スワイダー24によると、首都ダマスカスとスワイダー県を結ぶ街道で、民間旅客バスが攻撃を受け、2人が死亡、6人が負傷した。

攻撃は、アフマド・シャルア移行期政権の「治安総局」(内務治安部隊)が管轄する地域で発生し、バスは首都ダマスカスからスワイダー市に向かっていた。

スワイダー24によると、死亡したのは、アーヤー・サラームさん(女性)とカマール・アブドゥルバーキーさん。

攻撃は、内務治安部隊の検問所が多数設置されているマルジャーナ給油所付近で発生した。

スワイダー24によると、負傷者のうち2人は子供。

また、スワイダー24が取材した男性2人と女性1人によると、バスはマルジャーナ給油所近くの放棄された検問所に停車したところ、武装し、黒服を着た覆面姿の2人が現れ、運転手の助手に「乗客はどこから来たのか、どこへ向かうのか」と尋ねた。

助手が「スワイダーから来た人々で、目的地もスワイダーだ」と答えると、この2人とその近くに潜んでいた者たちがバスに向かって一斉に発砲、運転手は即座に発進して逃走した。

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シリア人権監視団によると、負傷者は11人が負傷した。

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この事件に関して、SANAは、関係当局が事件の調査および犯人の追跡を開始したと伝えた。

スワイダー県のフサーム・タッハーン内務治安部隊司令官(准将)はSANAに対し、以下の通り述べた。

この卑劣なテロ攻撃は罪のない人々の命を狙うものであり、治安を混乱させ、安定を求める市民を脅かそうとする絶望的な試みである。
犯行は、2日前に(スワイダー)市郊外で発生した、市民や治安部隊パトロールを狙った組織的攻撃に続くものであり、法を無視する無秩序な集団によるもので、彼らの目的はスワイダーに混乱と破壊をもたらすことだ。
こうした攻撃の繰り返しは、一つの計画のもとに行われており、その目的は地域の安定を損ない、住民を恐怖に陥れることにある。
いかなるテロ行為も治安部隊が任務を遂行する意志を挫くことはできない。捜査は断固たる姿勢で進められ、犯人の特定と再発防止に努める。

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国民防衛隊司令部はフェイスブックを通じて声明を出し、事件を「組織的テロ犯罪」の一環と位置付け、「ジャウラーニー政権に属する犯罪集団」の犯行と断じたうえで、「最も強い言葉」でこれを非難した。

国民防衛隊司令部また、フェイスブックを通じて別の声明を出し、ダマスカスのテロ・過激主義政権に属する武装組織が、スワイダー市の西側戦線に対して銃撃と潜入を試みる攻撃を行ったと指摘、これを非難した。

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スワイダー高等法務委員会は、フェイスブックを通じて声明を出し、いわゆる「暫定政権」に属する「公安」部門の支配地域内で発生した「テロ攻撃」だとして「最も強い言葉」で非難した。

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スワイダー24シリア人権監視団によると、世界食糧計画(WFP)から提供された151トンの小麦粉が積載したトラックと冬用の衣類、毛布、寝具などを搭載したトラックがシリア・アラブ赤新月社の車輛とともに、スワイダー県に入った。

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イスラエルの偵察機がスワイダー市および同市南部地域上空で約1時間にわたって飛行(2025年10月28日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、イスラエルの偵察機が、スワイダー市および同市南部地域上空で約1時間にわたって飛行を続けた。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ビイル・アジャム村の国連施設周辺で、新たな道路を開削し、掘削作業を開始した。

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アレッポ市、ラタキア市、首都ダマスカスでラッカ県出身の学生たちが抗議行動を行い、東部地域の学生に対する一時的受け入れ制度の廃止決定に反対(2025年10月28日)

シリア人権監視団によると、ラッカ県出身の学生たちが、アレッポ市とラタキア市(ティシュリーン大学前)で抗議行動を行い、東部地域の学生に対する一時的受け入れ制度の廃止決定に反対の声を上げた。

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シリア人権監視団によると、首都ダマスカスでも同様の抗議デモが発生した。

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ヒムス県でアラウィー派の技師が職場であるジャンダル発電所に向かう途中、正体不明の武装グループに銃撃され死亡:タルトゥース県、ラタキア県で爆発が相次ぐ(2025年10月28日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ラジャート高原地方の南カリーム村で、シリア軍(アフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊)第40師団所属の兵士が自宅内で正体不明の2人組にに銃撃され、殺害された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のスッカリー地区で若者が犯行は正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派の技師が職場であるジャンダル発電所に向かう途中、正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ガズラーニーヤ町で、シーア派の男性が正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、ダブースィーヤ国境通行所で、爆発物が爆発し、職員4人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のクナイニス地区の警察署の入り口付近に爆発物が投げ込まれ、爆発が発生した。

これに関連して、中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は29日、フェイスブックを通じて声明を出し、ラタキア市のクナイニス地区の警察分所まえで「治安総局」(県内務治安部隊)の要員が宗派対立を煽る示威行動を行ったことを非難した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マイヤーディーン市東部のタイバ地区でアフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊が特殊部隊と協力して、電力網の電線を盗む窃盗団のメンバー3人を摘発・逮捕した。

また、ダイル・ザウル県(テレグラム)によると、内務治安部隊がブーマカール市一帯で、前政権と「イランの民兵」が放棄したと見られる19個の電気式起爆装置と17個の地雷を保管した倉庫を発見した。

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ダイル・ザウル県カスラ村でシリア民主軍の兵士の若者と口論の末に発砲・殺害したことを受け、住民が道路を封鎖するなどして抗議(2025年10月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、カスラ村で27日、シリア民主軍の兵士の若者と口論の末に発砲、撃たれた若者は死亡した。

事件を受けて、住民らは村内で道路を封鎖するなどして抗議した。

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シリア民主軍は、公式サイトを通じて声明を出し、27日にダイル・ザウル県カスラ村で兵士が若者を射殺したことに対して、遺憾と哀悼の意を表明、事件について緊急調査を開始し、関係者を逮捕して管轄司法当局に送致したと発表した。

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欧州の市民社会組織からなる共同代表団が、北・東シリア地域民主自治局の渉外関係委員会を訪問(2025年10月28日)


ANHAによると、欧州の市民社会組織からなる共同代表団が、北・東シリア地域民主自治局の渉外関係委員会を訪問した。

渉外関係委員会を訪問したのは、ヨーロッパ・クルド連邦調整評議会、ドイツ・クルド弁護士連合、ドイツ・クルド社会機構、ヨーロッパ・クルディスタン女性連合の代表らで、ファナル・カイート渉外関係委員会共同議長らが応対した。

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アブー・カスラ国防大臣がロシアを訪れアンドレイ・ベロウソフ国防大臣と会談(2025年10月28日)

SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣はロシアを訪れ、首都モスクワでアンドレイ・ベロウソフ国防大臣と会談し、両国の国益に資する複数の共通軍事課題について協議した。

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シャルア暫定大統領と随行代表団は第9回未来投資イニシアティブ(FII)会議に参加するためサウジアラビアの首都リヤドを訪問、ファイサル外務大臣らと会談(2025年10月28日)


大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領と随行代表団は、サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ハーリド国際空港に到着した。

今回の公式訪問は、第9回未来投資イニシアティブ(FII)会議への参加が目的目的。

SANAによると、シャルア暫定大統領に同行している閣僚は、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣、ニダール・シャッアール経済産業大臣、ムハンマド・ヤスル・バルニーヤ財務大臣、ムハンマド・バシール・エネルギー大臣、アブドゥッサラーム・ハイカル通信情報技術大臣、シリア投資庁のタラール・ハラーリー長官が出席。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領はサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外務大臣と会談した。

会談には、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が同席した。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、サウジアラビアのアブドゥルアズィーズ・ビン・サウード・ビン・ナーイフ・アール・サウード内務大臣と会談した。

会談には、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が同席した。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、サウジアラビアのハーリド・ファーリフ投資大臣と会談した。

SANAによると、会談には、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とシャッアール財務大臣が同席した。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長と会談した。

会談にはシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が同席した。

大統領府(フェイスブック)によると、欧米諸国の有力な投資家らと会合を行った。

SANAによると、出席者は以下の通り。

・リシャール・アッティアス:未来投資イニシアティブ研究所執行委員会議長、理事会メンバー兼代行最高経営責任者(CEO)。
・エリック・マルティル:カナダの航空機メーカー「ボンバルディア(Bombardier)」の社長兼CEO。
・オミード・マリクおよびクリス・ボスカーク:米国投資会社「1789キャピタル(1789 Capital)」共同設立者。
・パトリック・プイヤネ:フランスのエネルギー企業「トタルエナジーズ(TotalEnergies)」会長兼CEO。
・クリストファー・J・ナシタ:世界的ホテル・ホスピタリティ企業「ヒルトン・ワールドワイド(Hilton Worldwide)」社長兼CEO。
・セバスチャン・バザン:世界最大級のホテルグループ「アコー(Accor)」会長兼CEO。
・メアリー・エルドス:国際金融機関「JPモルガン・チェース(J.P. Morgan)」資産運用・富裕層部門CEO。
・エリック・シュミット:米国の宇宙ロケット製造会社「リラティビティ・スペース(Relativity Space)」CEO。
・マッテオ・レンツィ:2014年から2016年までイタリア首相を務め、現職はイタリア上院議員。

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