ブルームバーグ:トルコはアダナ合意を適用範囲を拡大する試みの一貫として、数週間以内に、装甲車、無人機、砲、ミサイル、防空システムなどの軍事装備をシリアに供与する計画(2025年10月17日)

ブルームバーグは、トルコ政府関係者の話として、トルコが今後数週間以内に、装甲車、無人機、砲、ミサイル、防空システムなどの軍事装備をシリアに供与する計画であると伝えた。

これらの関係者によると、供与される装備は、イスラエルとの緊張を避けるためシリア北部に配備される予定だという。

今回の動きは、トルコとダマスカスが1998年にクルディスタン労働者党(PKK)の処遇をめぐって交わしたアダナ合意を適用範囲を拡大する試みの一環とされる。

同合意において、トルコはシリア領内でPKKを最大5kmまで追跡・攻撃できる権利を認められているが、両国は現在、この範囲を30kmに拡大することを協議しているという。

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アフマド・シャーミー・タルトゥース県知事はシャルア移行期政権とロシアとの間で沿岸地域からの撤退にかかる合意が結ばれたとの声明について、「根拠のない幻想に過ぎない」と否定(2025年10月17日)

アフマド・シャーミー・タルトゥース県知事は、Xを通じて、アフマド・シャルア移行期政権とロシアとの間で沿岸地域からの撤退にかかる合意が結ばれたとの声明について、「根拠のない幻想に過ぎない」と否定した。

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外務在外居住者省のアシュハド・スライビー・ロシア東欧局副局長は、イフバーリーヤ・チャンネル(HP)のインタビューに応じ、15日のアフマド・シャルア暫定大統領とロシアのヴラジーミル・プーチン大統領との会談で、アサド前大統領の身柄引き渡しの問題が明確に提起されたことを明らかにした。

インタビューの中で、スライビー副局長は、ロシア側はシリアにおける移行期正義の実現に対して明確な理解を示したと述べたうえで、シャルア暫定大統領のロシア訪問は、ロシアを含む全ての国々との調整と協力の再構築を確認することを目的としたものであると強調した。

また、シリアが今後、国益に即した外交政策の再構築を進めていく段階にあると指摘、シリアはすべての国々および国際社会との関係を強化するために取り組んでいると付言した。

さらに、新しい政治指導部がロシアとの関係において透明性の原則を採用し、すべての進展を国民に公表する方針であると説明、ダマスカスとモスクワの間で締結されたすべての協定が、シリア国民の最高の利益を保証する形で再構築される予定であると明らかにした。

そのうえで、両国の協議では、指名手配者や未解決案件に関する新たな法的協力の仕組みについても議論、国際社会におけるシリアの立場を支援することが確認された。

スライビー副局長は、シリアが国連、そして安保理においてロシアとの調整を継続しており、これによりシリアの存在感と戦略的利益が強化されていると述べた。

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人民議会高等委員会はラッカ県タッル・アブヤド郡とハサカ県ラアス・アイン郡の選挙区における選挙人団、立候補者登録と投票実施の日時と場所を決定(2025年10月17日)

人民議会高等委員会は、フェイスブックを通じて、2025年決定第71号を発出し、ラッカ県のタッル・アビヤド郡の選挙区における選挙人団の最終名簿を発表した。

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人民議会高等委員会は、フェイスブックを通じて、2025年決定第72号を発出し、ハサカ県のラアス・アイン郡の選挙区における選挙人団の最終名簿を発表した。

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人民議会高等委員会は、フェイスブックを通じて、2025年決定第73号を発表し、ラッカ県のタッル・アブヤド郡およびハサカ県のラアス・アイン郡の選挙区における立候補者登録と投票実施の日時と場所を正式に定めた。

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スワイダー県南部で国民防衛部隊とアフマド・シャルア移行期政権の部隊の間で再び武力衝突(2025年10月17日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、県南部で国民防衛部隊とアフマド・シャルア移行期政権の部隊の間で再び武力衝突が発生した。

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高等法務委員会広報局は、フェイスブックを通じて、大学生たちが学業を継続できる権利を確保するため、有識者(大学教授・博士)に対して、10月25日までに同委員会に詳細な履歴書を速やかに提出するよう呼びかけた。

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シリア人権監視団が18日に発表したところによると、30代の若者が夜、スワイダー市内のカナワート通りで腹部と両脚に複数の銃弾を受け、死亡した。

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ハッターブ内務大臣はヌマイル・アサド容疑者を逮捕したと発表(2025年10月17日)

アナス・ハッターブ内務大臣は、Xで、ヌマイル・アサド容疑者を逮捕したと発表した。

発表の内容は以下の通り:

犯罪者ヌマイル・アサドとそのテロ組織、そして元山岳大隊司令官である犯罪者クサイ・ワジーフ・イブラーヒームを逮捕し、彼らの犯罪行為を明らかにしたことは、旧体制の残党が沿岸地域の住民の間に不和を蒔こうとする試みに対する新たな一撃となった。この動きは、2ヵ月前に始まった扇動的・脅迫的な投稿から続いていた流れの一環である。
これらの動きは、地域の治安と安定を脅かすために、武器を用いて恐怖を拡散しようとする試みにまで及んでいた。しかし、内務省職員と警察部隊の覚醒した警戒心と高い専門性による追跡・監視の結果、この卑劣な計画は阻止された。そして再び、祖国の安全は越えてはならないレッドラインであることが証明された。
また、ダマスカス郊外県でも、県の内部治安部隊がムワッファク・ハールーン氏の殺害犯を逮捕した。現在も、この凶悪犯罪の背景と動機を明らかにするための捜査が続けられている。

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前政権とつながりがあり、捕虜交換で主導的な役割を担ってきたヒシャーム・フザーミー氏がアレッポ市で何者かによって銃で撃たれて死亡(2025年10月17日)


アレッポ県では、シリア人権監視団によると、前政権とつながりがあるヒシャーム・フザーミー氏がアレッポ市のフルカーン地区で何者かによって銃で撃たれて死亡した。

イナブ・バラディーによると、フザーミー氏は、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市出身で、前政権やイラン・イスラーム革命防衛隊傘下の民兵の代表兼交渉仲介者として活動し、2016年12月26日に行われたシリア軍のラーミー・ハミードゥーシュ大尉とシャーム自由人イスラーム運動指導者のハサン・スーファーン氏らの捕虜交換などで主要な役割を果たしてきた。

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シャルア移行期政権を支持する帰還・建設戦線はシャルア暫定大統領がロシアとのすべての既存の協定を順守すると発言したことを注視していると発表(2025年10月17日)

シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権を支持する帰還・建設戦線は声明を出し、アフマド・シャルア暫定大統領が15日のモスクワ訪問に際して、ロシアとのすべての既存の協定を順守すると発言したことを注視していると発表した。

声明は、この発言が示す協定の具体的内容が不透明であると指摘、前政権下で締結された軍事・経済・政治協定が、国家主権と意思決定の独立性に与えた影響を明確にする必要があると主張した。

また、移行期においては国民に対する説明責任と透明性の原則が不可欠であると強調、いかなる国際的合意や取り決めも公に明示すべきだと付言、過去数十年にわたり閉鎖性と不信を生み出してきた旧体制の手法から脱却し、国家と社会の間に新たな信頼と説明責任に基づく関係を築くべきだと訴えた。

さらに、外部勢力の干渉によって生じた悲劇や犠牲者を追悼し、関係国がシリア国民に対する人権侵害の法的・道義的責任を負うべきだと述べた。

そのうえで、移行期政権の外交政策は「新たな段階の精神」を体現すべきで、多様なパートナーシップを形成し、シリア国民の希望を支えた諸国との関係を広げるべきだと主張、国家主権を尊重し、意思決定の独立性を取り戻すことこそが新しい国家体制の基礎となると強調した。

最後に、シリアは現在、均衡の取れた独立外交を必要としており、互恵主義に基づく明確な方針の下で国際関係を再構築すべきで、国民の犠牲と志を尊重し、シリア国家の地位を回復し、再び国際社会の中で自然な役割を果たすことが求められると締めくくった。

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米主導の有志連合がハサカ県カスラク村の基地に、対空兵器、ミサイル、高性能レーダー・システム、後方支援用機材を搬入(2025年10月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合がイラク・クルディスタン地域から輸送機でカスラク村の基地に、対空兵器、ミサイル、高性能レーダー・システム、後方支援用機材を搬入した。

輸送機には護衛として2機のヘリコプターと1機の戦闘機が同行した。

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シャルア移行期政権の部隊がアレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の2人の若者を拉致(2025年10月17日)


アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団は、アフマド・シャルア移行期政権の部隊がアレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の2人の若者を拉致されたとして、その映像を公開した。

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