米中央軍(CENTCOM)はフーシー派が支配するイエメン領内から発射されたミサイル2発と無人航空機(UAV)発射装置1台を破壊することに成功したと発表(2024年7月25日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前3時33分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間以内に、フーシー派が支配するイエメン領内から発射されたミサイル2発を破壊することに成功したと発表した。

また午後11時13分にも声明を出し、過去24時間以内に、イエメン領内にあるフーシー派の無人航空機(UAV)発射装置1台を破壊することに成功したと発表した。

AFP, July 25, 2024、ANHA, July 25, 2024、‘Inab Baladi, July 25, 2024、Reuters, July 25, 2024、SANA, July 25, 2024、SOHR, July 25, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局の支配地で活動する政治組織が自治体選挙の投票日を8月に再延期することで合意(2024年7月25日)

ノース・プレス(7月25日付)は、北・東シリア地域民主自治局の支配地で活動する政治組織が自治体選挙の投票日を8月に再延期することで合意したと伝えた。

シリア・クルド民主党(アル・パールティ)のナスルッディーン・イブラーヒーム書記長は、同サイトに対して、「各政党は、高等選挙委員会(選挙管理委員会)に対して、ふさわしい状況となり、追って通達がなされるまで、選挙を延期するよう要請する」と述べた。

AFP, July 25, 2024、ANHA, July 25, 2024、‘Inab Baladi, July 25, 2024、North Press Agency, July 25, 2024、Reuters, July 25, 2024、SANA, July 25, 2024、SOHR, July 25, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はイドリブ県内のM4高速道路沿線のナイラブ村とサルミーン市を移動中のトルコ軍のパトロール部隊を迫撃砲や重機関砲で攻撃(2024年7月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のマンタフ村の複数ヵ所を自爆型無人航空機3機で攻撃した。

イナブ・バラディー(7月25日付)などによると、標的となったのは民家や民間の自動車。

シリア軍はまた、M4高速道路沿線のナイラブ村とサルミーン市を移動中のトルコ軍のパトロール部隊を迫撃砲や重機関砲で攻撃した。

AFP, July 25, 2024、ANHA, July 25, 2024、‘Inab Baladi, July 25, 2024、Reuters, July 25, 2024、SANA, July 25, 2024、SOHR, July 25, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍パトロール部隊がハサカ県で16歳の青年をダーイシュのスリーパーセル・メンバーだとして射殺(2024年7月25日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍のパトロール部隊がマルカダ町に近いハリール・ハーティム村で、16歳の青年をダーイシュ(イスラーム)のスリーパーセル・メンバーだとして射殺した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるスブハ村で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装集団が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人を銃で撃ち、殺害した。

**

北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は声明を出し、ラッカ県で治安作戦を実施、テロ活動を行おうとしていたダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを摘発したと発表した。

 

AFP, July 25, 2024、ANHA, July 25, 2024、‘Inab Baladi, July 25, 2024、Reuters, July 25, 2024、SANA, July 25, 2024、SOHR, July 25, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)などで反体制抗議デモを続ける活動家らがカナワート市で「政治評議会」の選挙を実施、11人を選出(2024年7月25日)

スワイダー県では、スワイダー24(7月25日付)、イナブ・バラディー(7月25日付)などによると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)などで反体制抗議デモを続けている活動家ら数十人がカナワート市で「政治評議会」のメンバーを選出する選挙を実施した。

活動家らは7月半ばに、平和的運動を代表する「総評議会」を設置すると主唱し、ドゥルーズ派トップのヒクマト・ヒジュリー師もこれに祝福の意を表明していた。

活動家の1人、クタイバ・アッザーム氏によると、選挙に立候補した活動家は51人で、うち11人が当選した。

11人の氏名と得票数は以下の通り:

ヤーミン・マアルーフ 46票
ラビーウ・ディブス 41票
マハー・ザインッディーン 38票
イサーム・ハッダージュ 37票
サリーム・ワフブ 32票
スクラート・ナウファル 32票
バースィマ・アクバーティー 28票
サーリフ・ハスバーニー 27票
ザハビーヤ・ジャブル 22票
イーナース・ナイーム 22票
ジャマール・シューフィー 21票

**

一方、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)では、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。

AFP, July 25, 2024、ANHA, July 25, 2024、‘Inab Baladi, July 25, 2024、Reuters, July 25, 2024、SANA, July 25, 2024、SOHR, July 25, 2024、Suwayda 24, July 25, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市北西を砲撃、若い男性1人が死亡(2024年7月25日)

アレッポ県では、ANHA(7月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村、ヒルバト・シャッアーラ村、ダイル・カーク村、タッル・ラッハール村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市北西のヤーシリー村などを75発以上の砲弾で砲撃し、シリア人権監視団によると、これによって若い男性1人が死亡した。

AFP, July 25, 2024、ANHA, July 25, 2024、‘Inab Baladi, July 25, 2024、Reuters, July 25, 2024、SANA, July 25, 2024、SOHR, July 25, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内閣の軍殉職者の遺族(妻子)を対象とした雇用決定委員会は新たなリストを作成・発表、遺族34人の雇用を決定(2024年7月25日)

内閣(閣僚評議会)の軍殉職者の遺族(妻子)を対象とした雇用決定委員会は、新たなリストを作成・発表、遺族34人の雇用を決定した。

2017年以降続けられている雇用措置で、6,068人が就業機会を得ている。

SANA(7月25日付)が伝えた。

AFP, July 25, 2024、ANHA, July 25, 2024、‘Inab Baladi, July 25, 2024、Reuters, July 25, 2024、SANA, July 25, 2024、SOHR, July 25, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はロシアを電撃訪問し、首都モスクワでプーチン大統領と会談(2024年7月25日)

アサド大統領はロシアを電撃訪問し、首都モスクワでヴラジーミル・プーチン大統領と会談した。

SANA(7月25日付)によると、アサド大統領は会談のなかで、シリアとロシアは困難な課題を経験、それを常に克服してきたとしたうえで、両国および両国民の関係がよりどころとしている相互の信頼と信用を高く評価した。


**

RT(7月25日付)が複数の独自筋の話として伝えたところによると、訪問の中東における政治・軍事情勢の進捗と、これに対する共同で対処する方途について議論することを主な目的とした。

会談では、アサド大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会合については議論されず、プーチン大統領もアサド大統領に会合への出席を要求しなかかったとのこと。

同筋によると、プーティン大統領は6月26日にシリアを訪問したアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を通じて、トルコとの関係正常化に関するアサド大統領の姿勢を完全に把握しており、シリアの領土からのトルコ軍の撤退とシリア北部におけるテロ組織との戦いが基礎となることを認識していたという。

会談ではまた、両国経済関係の強化についても意見が交わされ、プーチン大統領は、それが政治および軍事関係のレベルにまで高めたいとの意志を示した。

**

一方、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、会談について、「シリア周辺地域の政治的解決と情勢についての議論が会議の主要なテーマだった」としたうえで、ウクライナ情勢への対応については議論されなかったと述べた。

AFP, July 25, 2024、ANHA, July 25, 2024、‘Inab Baladi, July 25, 2024、Reuters, July 25, 2024、RIA Novosti, July 25, 2024、RT, July 25, 2024、SANA, July 25, 2024、SOHR, July 25, 2024、TASS, July 25, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北朝鮮の崔臨時代理大使がサッバーグ外務在外居住者副大臣と会談、崔外務大臣がミクダード外務在外居住者大臣に宛てた両国国交樹立58周年の祝辞を渡す(2024年7月24日)

北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)の崔昌浩(チェ・チャンホ)臨時代理大使が外務在外居住者省でバッサーム・サッバーグ外務在外居住者副大臣と会談した。

会談では、崔臨時代理大使は、崔善姫(チェ・ソンヒ)外務大臣がファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣に宛てた両国国交樹立58周年の祝辞を渡した。

祝辞では、主権と領土の一体性を防衛するシリア国民の闘いへの支持の姿勢が表明されていた。

SANA(7月24日付)が伝えた。

 

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのエイラート市の重要標的1つを無人航空機で攻撃したと発表(2024年7月24日)

イラク・イスラーム抵抗は午後2時50分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イスラエルのエイラート市の重要標的1つを無人航空機で攻撃したと発表した。


**

これに関連して、イスラエル軍は午前7時12分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて「ジェット戦闘機複数機が夜間、東方からイスラエル領内に接近した2機のUAVを撃破することに成功。2機はイスラエル領を侵犯しなかった」と発表した。

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を2回攻撃したと発表(2024年7月24日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月24日の戦果について以下の通り発表した。

午後7時25分、占領下シャブアー農場のルワイサト・カルン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)マルキヤ入植地にイスラエル軍車輛複数輌が入るのを狙ってロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後5時27分、ティールハルファー村地域にあるヒズブッラーの軍事施設とテロ・インフラ、ヒッラト・ダブア村、カフルカラー村地域にある監視ポストを攻撃。

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Qanat al-Manar, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の支配下にあるイエメン領内でミサイル発射台3基を破壊することに成功したと発表(2024年7月24日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前3時49分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間内に、フーシー派の支配下にあるイエメン領内でミサイル発射台3基を破壊することに成功したと発表した。

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍が占領下のゴラン高原から、兵力引き離し地域に接近し、クナイトラ県のルワイヒーナ村やクードナ村に向けて発砲し、子供2人が負傷(2024年7月24日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が占領下のゴラン高原から、兵力引き離し地域に接近し、ルワイヒーナ村やクードナ村に向けて発砲、これによって子供2人が負傷した。

イスラエル軍はまた、占領下のゴラン高原に隣接する村々を砲撃した。

なお、ルワイヒーナ村で撃たれた若い男性1人は25日に死亡した。

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024、July 25, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がイドリブ県カドゥーラ村にあるトルコ軍の拠点を無人航空機で攻撃(2024年7月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマンタフ村、ブライジュ村一帯を自爆型無人航空機4機で2回にわたって攻撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、ダイル・サンバル村一帯地域でシリア軍の自爆型無人航空機2機を撃墜した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、カドゥーラ村にあるトルコ軍の拠点1ヵ所を自爆型無人航空機1機で攻撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー県の地元武装集団がシリア軍士官1人を含む兵士2人を新たに拉致(2024年7月24日)

スワイダー県では、スワイダー24(7月24日付)、シリア人権監視団によると、地元の武装集団が県内でシリア軍士官1人を含む兵士2人を新たに拉致した。


拉致は、23日に拉致していた将兵5人が脱走したのを受けたもの。

地元武装集団は、逮捕された住民の釈放を求めるとして、兵士らを拉致している。

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024、、Suwayda 24, July 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2024年7月24日)

アレッポ県では、ANHA(7月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、タナブ村、マーリキーヤ村を砲撃した。

**

ハサカ県では、ANHA(7月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局の支配地とを隔てるアレッポ県ターイハト・トゥワイマート村の国境通行所を経由して、高等教育を終えた生徒230人が、公立高等学校修了試験を受験するために政府支配地に入る(2024年7月24日)

アレッポ県では、北・東シリア地域民主自治局の支配地とを隔てるターイハト・トゥワイマート村の国境通行所(自治局側はアブー・カフフ村の通行所)を経由して、高等教育を終えた生徒230人が、公立高等学校修了試験(第2回)を受験するためにシリア政府支配地に入った。

アレッポ県の教育局は、アレッポ市のハムダーニーヤ地区とサラーフッディーン地区の6ヵ所に受け入れセンターを設置、また試験に向けた集中補講を用意するなど、受け入れ態勢を整えている。

政府支配地に入った生徒は、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるマンビジュ市、アイン・アラブ(コバネ)市、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のバーブ市、ジャラーブルス市、「平和の泉」地域内のアフリーン市などの在住者で、アレッポ県計画国際協力局のフィラース・アリー局長によると、シリア政府支配地域で受験する生徒の数は第1回試験と合わせて824人となった。







SANA(7月24日付)が伝えた。

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)の武装部隊は16日のイスラエルの首都テルアビブへの攻撃に使用された新型無人航空機「ヤーファー」の映像を公開(2024年7月23日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)の武装部隊の戦争広報部はX(旧ツイッター)のアカウント(https://x.com/MMY1444/)を通じて、16日のイスラエルの首都テルアビブへの攻撃に使用された新型無人航空機「ヤーファー」(ヤッファ、テルアビブのアラビア語名)の映像を公開した。


AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を8回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年7月23日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月23日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)シャクラー村に対する暗殺攻撃への報復として、ゴラン旅団が使用するネリア山基地の大隊司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、標的に正確に損害与えた。

(時刻明示せず)シーヒーン村などに対する攻撃への報復として、ベイト・ヒレル入植地の平原大隊司令部をファラク1ロケット弾複数発で攻撃した。

(時刻明示せず)シャクラー村に対する攻撃への報復として、マルジュ陣地をブルカーン重ロケット弾1発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)同じく報復として、ゴラン旅団が使用するラーミーム陣地の大隊司令部を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)タッルーサ村のモスクのミナレットなどに及んだ攻撃への報復として、キリヤット・シュモナ入植地をカチューシャ砲数十発で攻撃。

午後6時45分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地を移動するイスラエル軍部隊を砲撃し、兵士らを殺傷。

午後7時40分、リーシャー以下陣地のレーダーを地対地ミサイル複数発で攻撃し、直接の損害を与え、これを破壊。

午後10時13分、アースィー陣地を移動するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃、直接の損害を与える。

**

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前6時35分、アイター・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの武器弾薬庫、フーラー村、アイター・シャアブ村のテロ・インフラを夜間に攻撃。また、アイター・シャアブ村地域を砲撃し、脅威を排除。

午後3時50分、レバノンから複数の不審な航空標的がイスラエル領内に飛来、一部を迎撃、一部はヘルモン山の複数ヵ所に着弾。また、ガリラヤ・パンハンドルに多数の飛翔体が飛来するのを確認、そのほとんどは迎撃されたが、一部はマルガリオット入植地、ミスカヴ・アム(キブツ)、キリヤット・シュモナ入植地に着弾。イスラエル軍が飛翔体が発射された地点を砲撃。また、航空機1機がシャクラー村地域で活動するヒズブッラーの車輛を攻撃。

午後5時18分、タッルーサ村地域から午後にガリラヤ・パンハンドルに向けて飛翔体を発射したヒズブッラーのテロリストが再び攻撃したことを確認、イスラエル軍はこれを攻撃。

午後7時55分、約15発の飛翔体がレバノンからキリヤット・シュモナ入植地地域に発射されるのを確認、一部を迎撃、それ以外は同入植地一帯の空地に着弾。また、多数の飛翔体がイスラエル領を侵犯、ドヴ山地域に着弾。イスラエル軍は飛翔体発射地を砲撃。さらに、航空機1機がカフルハマーム村地域にあるヒズブッラーのミサイル発射基、アイター・シャアブ村地域のテロ・インフラ、ヒヤーム村の監視ポストを攻撃。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Qanat al-Manar, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍はラッカ県でダーイシュ幹部の1人ハズィーム・スライマーン・ジャブン容疑者(アブー・ウマル)を拘束したと発表(2024年7月23日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、22日にラッカ県でダーイシュ(イスラーム国)に対する作戦を実施し、幹部の1人ハズィーム・スライマーン・ジャブン容疑者(アブー・ウマル)を拘束したと発表した。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア大統領府のペスコフ報道官:「シリアとトルコの高官の接触を様々なレベルで調整することが我々の議題となっている」(2024年7月23日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、8月にロシアの首都モスクワでレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とアサド大統領が会談するとの一部報道に関して、記者会見で、シリアとトルコが接触を行うための状況を整えるための取り組みを続けているとしたうえで、「両国高官の接触を様々なレベルで調整することが我々の議題となっている」と述べた。

RT(アラビア語版、7月23日付)が伝えた。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、RT Arabic, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのフィダン外務大臣:トルコには、国境安全保障、テロとの戦い、難民の安全な機関などで、「シリアの国家」(シリア政府)と協力して講じるべき措置がある(2024年7月23日)

トルコのハカン・フィダン外務大臣は、スカイ・ニュース・アラビア語版(7月23日付)のインタビューに応じ、そのなかで、国連での諸決議に基づいてシリアの反体制派とその支配下にある地域の処遇を議論すべきだと述べた。

フィダン外務大臣は、トルコには、国境安全保障、テロとの戦い、難民の安全な機関などで、「シリアの国家」(シリア政府)と協力して講じるべき措置がある、と述べた。

**

これに先立ち、トルコ外務省は、8月にロシアの首都モスクワでレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とアサド大統領が会談するとの一部報道に関して「事実を反映していない」と否定した。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、Sky New Arabic, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ当局がイラク・クルディスタン地域の山岳地帯に潜伏活動を続けるPKKとの戦闘に投入するために同地に傭兵として派遣しているシリア国民軍諸派の毎月の報酬は2,500~3,000米ドル(2024年7月23日)

シリア人権監視団は、複数筋からの情報として、トルコ当局がイラク・クルディスタン地域の山岳地帯に潜伏活動を続けるクルディスタン労働者党(PKK)との戦闘に投入するために同地に傭兵として派遣しているシリア国民軍諸派の戦闘員に関して、毎月2,500~3,000米ドルの報酬を得ており、この金額はこれまでトルコ当局が雇用した傭兵のなかでもっとも高額だと発表した。

同筋によると、イラク・クルディスタン地域には、現時点でスルターン・スライマーン・シャー師団、ハムザ師団の戦闘員約400人と、スルターン・ムラード師団の戦闘員複数が派遣されているという。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県内のM4高速道路沿線のナイラブ村にあるトルコ軍の拠点を自爆型無人航空機2機で攻撃(2024年7月23日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカーヒラ村、アンカーウィー村一帯を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村一帯を砲撃した。

シリア軍はまた、M4高速道路沿線のナイラブ村にあるトルコ軍の拠点を自爆型無人航空機2機で攻撃、これにより燃料貯蔵庫で火災が発生した。


AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のシュハイル村に展開するシリア民主軍と西岸のバクラス村の地元武装集団が撃ち合いに(2024年7月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のシュハイル村に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、シリア政府の支配下にある西岸のバクラス村の地元武装集団が機関銃で撃ち合いとなった。

一方、シリア民主軍は、21日に封鎖していたダルナジュ村の通行所を再開した。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、アルマナーズ市、フーア市、アティマ村で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年7月23日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、アルマナーズ市、フーア市、アティマ村で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行った。



AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー県ハリーサ村で地元武装集団によって拉致されていたシリア軍の士官ら5人が脱走に成功(2024年7月23日)

スワイダー県では、スワイダー24(7月23日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。

一方、反体制派系のニュースサイトのマルサド(7月23日付)によると、数日前に地元武装集団によってハリーサ村で拉致されていたシリア軍の士官ら5人が脱走に成功した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がタファス市の殉教者ナッジャール学校を襲撃、アトマーン村からの国内避難民(IDPs)の一家3人を殺害した。

犠牲者のなかには子供1人も含まれているという。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024、Suwayda 24, July 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー司令官:「トルコとシリアが現時点で合意に達するのは難しいだろう…。シリア民主軍は、シリア政府を含むすべての当事者との対話に前向きだ」(2024年7月23日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー司令官はANHA(7月23日付)のインタビューに応じた。

インタビューのなかで、アブディー司令官は、シリア政府とトルコの関係正常化に向けた動きについて、両者の間の問題や意見の相違は多く、現時点で合意に達するのは難しいだろうとの見方を示した。

また、シリア民主軍は、シリア政府を含むすべての当事者との対話に前向きであり、シリア政府と問題解決に至ることを信じているとしたうえで、シリア政府に連絡をとったものの、シリア政府は自らの姿勢を再検討しなかったと述べた。

一方、トルコについては、「傭兵」とともに占領地から撤退するのことを条件として、対話の用意をする、と述べた。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊の村々を砲撃し、シリア軍兵士1人負傷(2024年7月23日) #シリア #トルコ

アレッポ県では、ANHA(7月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタナブ村、バイナ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた、ハルバル村、ハルバシャー村、シャッアーラ村を砲撃、これによりシリア軍兵士1人が負傷した。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ日刊紙『デイリー・サバフ』はエルドアン大統領とアサド大統領が8月にモスクワで会談すると伝える:レバノン日刊紙『ナハール』はこれを否定(2024年7月22日)

トルコ日刊紙『デイリー・サバフ』(7月22日付)は、複数筋の話として、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とシリアのアサド大統領の会談がロシアの首都モスクワで近く行われる見込みだと伝えた。

この問題に詳しい筋は、「エルドアン大統領とアサド大統領の最初の会談は、モスクワで計画されている」、「ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領が会談を仲介し、イラクのムハンマド・シヤーア・スーダーニー首相も招かれる」見込みだとしたうえで、会談は8月に行われるだろうと述べたという。

また同筋は、「トルコ軍の撤退は前提条件ではなく、今後議論し、最終的に実現することで合意されている」としたうえで、会談では両国の貿易が主要な議題になると付言した。

**

一方、レバノン日刊紙『ナハール』(ナハール・アラビー、7月22日付)は、シリア筋2人の話として、『デイリー・サバフ』の報道内容を否定した。

トルコ政府とシリア政府の関係修復の仲介の取り組みの経緯に詳しいこの2人によると、「現時点でこの問題に関して、真剣な進展は一切見られない」という。

2人はまた、「ダマスカスは、隣国どうしの関係があるべき姿に戻るためのいかなる努力にも前向きであり、高官の発言や公式声明、仲介者らとの対話を通じて、その立場を明確に表明してきた。だが、これまでのところ、仲介者からの確固たる反応は得られていない」と述べた

AFP, July 22, 2024、ANHA, July 22, 2024、Daily Sabah, July 22 2024、‘Inab Baladi, July 22, 2024、al-Nahar, July 22, 2024、Reuters, July 22, 2024、SANA, July 22, 2024、SOHR, July 22, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.