北・東シリア地域民主自治局の支配地とを隔てるアレッポ県ターイハト・トゥワイマート村の国境通行所を経由して、高等教育を終えた生徒230人が、公立高等学校修了試験を受験するために政府支配地に入る(2024年7月24日)

アレッポ県では、北・東シリア地域民主自治局の支配地とを隔てるターイハト・トゥワイマート村の国境通行所(自治局側はアブー・カフフ村の通行所)を経由して、高等教育を終えた生徒230人が、公立高等学校修了試験(第2回)を受験するためにシリア政府支配地に入った。

アレッポ県の教育局は、アレッポ市のハムダーニーヤ地区とサラーフッディーン地区の6ヵ所に受け入れセンターを設置、また試験に向けた集中補講を用意するなど、受け入れ態勢を整えている。

政府支配地に入った生徒は、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるマンビジュ市、アイン・アラブ(コバネ)市、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のバーブ市、ジャラーブルス市、「平和の泉」地域内のアフリーン市などの在住者で、アレッポ県計画国際協力局のフィラース・アリー局長によると、シリア政府支配地域で受験する生徒の数は第1回試験と合わせて824人となった。







SANA(7月24日付)が伝えた。

AFP, July 24, 2024、ANHA, July 24, 2024、‘Inab Baladi, July 24, 2024、Reuters, July 24, 2024、SANA, July 24, 2024、SOHR, July 24, 2024などをもとに作成。

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