イラン・イスラーム革命防衛隊司令部は駐ダマスカス・イラン大使館領事部に対する4月1日の爆撃などイスラエルによる幾多の犯罪に対する報復を開始したと発表(2024年4月13日)

イラン・イスラーム革命防衛隊司令部は声明を出し、駐ダマスカス・イラン大使館領事部に対する4月1日の爆撃などイスラエルによる幾多の犯罪に対する報復として、同防衛隊空軍が数十の弾道ミサイルおよび無人航空機(ドローン)をイスラエル領内の複数の標的に対して放った、と発表した。

報復作戦は、イラン国家安全保障最高評議会の同意、イラン軍参謀本部の監督、イラン国防省と軍の支援のもとに実施されているという。

同時に、駐国連イラン代表部も声明を出し、イスラエルへの攻撃が国連憲章第51条に基づく自衛権の行使にあたると表明した。

ヨルダン、イラク、レバノンは、イラン・イスラーム革命防衛隊が対イスラエル報復作戦の開始を発表したことを受けて、領空を閉鎖、航空便を運休すると発表した。

トルコのトルコ航空とペガサス航空も、イランによるイスラエルへの報復攻撃の可能性があるとして、イスタンブール発アンマン行きの旅客便を運休した。

IRNA通信(4月13日付)、RIAノーヴォスチ通信(4月13日付)などが伝えた。

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イスラエル軍は午後11時12分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、イランが自国領内からUAV複数機をイランに向けて発進させ、イスラエル軍が高度の警戒態勢に入ったと発表した。

また、イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は、イスラエルがイランの直接攻撃を受けたと発表した。

報道官によると、攻撃は、UAVとミサイルによるもの。

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一方、シリア人権監視団によると、イラン・イスラーム革命防衛隊による報復攻撃開始を受けるかたちで、シリア東部領空を多数の無人航空機(ドローン)が旋回するのが確認された。

また、イスラエル占領下のゴラン高原の上空でも、多数の戦闘機とドローンが確認された。

AFP, April 13, 2024、ANHA, April 13, 2024、‘Inab Baladi, April 13, 2024、IRNA, April 13, 2024、Reuters, April 13, 2024、RIA Novosti, April 13, 2024、SANA, April 13, 2024、SOHR, April 13, 2024などをもとに作成。

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