ラッカ県では、『ハヤート』(5月29日付)によると、米軍主導の有志連合がファーティサ村、ヒーシャ村、タッル・サマン村などラッカ市北部郊外一帯(タッル・アブヤド市郊外、アイン・イーサー市国外)のダーイシュ(イスラーム国)拠点への空爆を継続し、同地でダーイシュと戦闘を続ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を支援した。
有志連合はまた、ラッカ市に投降と避難を呼びかけるビラを空中散布した。
一方、クッルナー・シュラカー(5月28日付)などが複数の消息筋の話として、米軍主導の有志連合によるラッカ市近郊への空爆によりダーイシュ(イスラーム国)のラッカ州北部地区のアミール(司令官)ウマル・アッカール氏と思われる男性が死亡したと伝えた。
AFP, May 28, 2016、AP, May 28, 2016、ARA News, May 28, 2016、Champress, May 28, 2016、al-Hayat, May 29, 2016、Iraqi News, May 28, 2016、Kull-na Shuraka’, May 28, 2016、al-Mada Press, May 28, 2016、Naharnet, May 28, 2016、NNA, May 28, 2016、Reuters, May 28, 2016、SANA, May 28, 2016、UPI, May 28, 2016などをもとに作成。
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