反体制派はアレッポ市のシリア政府支配地域を砲撃し10人以上が死亡(2016年6月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団などの反体制派がシリア政府支配下のアレッポ市マイダーン地区、ファイイド地区、ナイル通り地区、サイフ・ダウラ地区を砲撃し、子供1人を含む10人が死亡した。

一方、SANA(6月4日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市マイダーン地区、ファイイド地区、ハムダーニーヤ地区、ラームーサ地区、サイフ・ダウラ地区、スライマーニーヤ地区を砲撃し、17人が死亡、124人が負傷した。

他方、クッルナー・シュラカー(6月4日付)によると、アレッポ・ファトフ作戦司令室は、アレッポ市東部郊外のシャイフ・ユース村にあるシリア軍作戦司令室を攻撃、破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市南部一帯でシリア軍がジハード主義宇そう集団と交戦、シリア軍が撃った地対地ミサイルと思われる砲弾が同市に着弾した。

シリア軍はまたダイルハビーヤ村に「樽爆弾」8発以上を投下した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、クッルナー・シュラカー(6月4日付)によると、タッルミンス村・マアルシューリーン村間の街道で爆弾が爆発し、シャーム自由人イスラーム運動の司令官の一人イブラーヒーム・ムスタファー・アッバース氏が死亡した。

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ヒムス県では、ARA News(6月4日付)によると、シリア軍がハウラ地方一帯を「樽爆弾」で攻撃した。

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ハマー県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がマアーン村近郊で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と交戦し、戦闘員40人あまりを殲滅した。

またスカイラビーヤ市の住宅地を反体制武装集団が砲撃した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月4日に10件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はアレッポ市マイダーン地区、ハーリディーヤ地区、旧市街、ダーヒヤト・アサド地区、ダマスカス郊外県、ダマスカス県マサーキン・バルザ地区で発生したという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は626件。

AFP, June 4, 2016、AP, June 4, 2016、ARA News, June 4, 2016、Champress, June 4, 2016、al-Hayat, June 5, 2016、Iraqi News, June 4, 2016、Kull-na Shuraka’, June 4, 2016、al-Mada Press, June 4, 2016、Naharnet, June 4, 2016、NNA, June 4, 2016、Reuters, June 4, 2016、SANA, June 4, 2016、UPI, June 4, 2016などをもとに作成。

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