ロシアのセルフェイ・ラブロフ外務大臣は記者会見では、「モスクワとダマスカスが善意を示しているにもかかわらず…シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の戦闘員がアレッポ市からの退去を拒否していることを非常に懸念している。
またアレッポ県北部でトルコ軍が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を激しく空爆したことに関しても「激しい懸念」を表明、トルコも参加している有志連合を指導する米国に対して、ダーイシュ(イスラーム国)およびヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)を殲滅するという公式の目的を尊重すべきだと述べた。
また、シリア政府がシリア領空に侵入したトルコ軍機を撃墜すると警告を発していることに関しては、「シリアは主権国家だ」と答え、理解を示した。
AFP, October 21, 2016、AP, October 21, 2016、ARA News, October 21, 2016、Champress, October 21, 2016、al-Hayat, October 22, 2016、Iraqi News, October 21, 2016、Kull-na Shuraka’, October 21, 2016、al-Mada Press, October 21, 2016、Naharnet, October 21, 2016、NNA, October 21, 2016、Reuters, October 21, 2016、SANA, October 21, 2016、UPI, October 21, 2016などをもとに作成。
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