共和国護衛隊増援部隊がスワイダー県南部の対ヨルダン国境地帯に派遣(2017年5月15日)

スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(5月15日付)が活動家のハーリド・カドマーニー氏の情報として伝えたところによると、シリア軍(共和国護衛隊)の増援部隊が県南部のヨルダン国境地帯に派遣された。

増援部隊は戦車を戦車運搬車8輌、軍用トラック6輌からなり、マギール村、アーナート村、ヒルバト・アウワード村一帯に展開、またラシード・サッルーム氏が率いる国防隊の部隊も共和国護衛隊が展開した地域に車輌6輌を派遣したという。

しかし、カドマーニー氏によると、この増援、とりわけ国防隊の展開は、同地で影響力を持つ親政権民兵組織「ブスターン協会」(アンワル・クライディー司令官)の反発を買っているという。

AFP, May 16, 2017、AP, May 16, 2017、ARA News, May 16, 2017、Champress, May 16, 2017、al-Hayat, May 17, 2017、Kull-na Shuraka’, May 16, 2017、al-Mada Press, May 16, 2017、Naharnet, May 16, 2017、NNA, May 16, 2017、Reuters, May 16, 2017、SANA, May 16, 2017、UPI, May 16, 2017などをもとに作成。

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