スプートニク・ニュース(6月10日付)は、ロシアの実業家からなる使節団が首都ダマスカスを訪問し、人工衛星、穀物サイロ建設、工業、教育センター、ラタキア港港湾施設などの復興支援プロジェクト多数を受注したと伝えた(https://arabic.sputniknews.com/russia/201806091032978595-%D8%B4%D8%B1%D9%83%D8%A7%D8%AA-%D8%B1%D9%88%D8%B3%D9%8A%D9%89-%D8%B3%D9%88%D8%B1%D9%8A%D8%A7-%D8%A5%D8%B9%D8%A7%D8%AF%D8%A9-%D8%A5%D8%B9%D9%85%D8%A7%D8%B1-%D9%82%D9%85%D8%B1-%D8%A7%D8%B5%D8%B7%D9%86%D8%A7%D8%B9%D9%8A/)。
スプートニク・ニュースは、都市、空港、港湾建設、石油、農業、衣類、地質調査、採掘関連の企業158社かるロシアの「クベト」(كوبيت)グループの代表を務めるラスラーン・ミルザー・ガニーフ(رسلان مرزا غنيف)氏らシリアを訪れたロシアの実業家を取材、ガニーフ氏によると、多くのシリア人実業家がロシアを訪問、モスクワ商業会議所との間で多数の事業の着工について合意したという。
また、ロシアの実業家の使節団は今回のシリア訪問で複数の閣僚(石油鉱物資源大臣、運輸大臣、情報大臣ら)や高官と会談し、正式な契約締結に向け、その草案の準備をすることでシリア側と合意に達したという。
AFP, June 10, 2018、ANHA, June 10, 2018、AP, June 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2018、al-Hayat, June 11, 2018、Reuters, June 10, 2018、SANA, June 10, 2018、UPI, June 10, 2018などをもとに作成。
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