米主導の有志連合はハサカ県南東部の村を爆撃し18人を殺害、ダーイシュはダイル・ザウル県でYPG主体のシリア民主軍を襲撃(2018年6月11日)

ハサカ県では、SANA(6月11日付)によると、米主導の有志連合がシャッダーディー市南東のフワイビーラ村にある学校を爆撃し、18人を殺害した。

死亡したのは、イラクからの避難民で、そのほとんどが女性と子供だった。

一方、ANHA(6月11日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシャッダーディー市東部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続け、タリーファーウィー村、アブドゥルアール村を制圧した。

このほか、シャッダーディー市近郊で爆弾が爆発し、7歳の子供が大やけどを負った。

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ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(6月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がスワイダーン・ジャズィーラ村を襲撃し、同地に進駐していた西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員8人を殺害した。

AFP, June 11, 2018、ANHA, June 11, 2018、AP, June 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2018、Euphrates Post, June 11, 2018、al-Hayat, June 12, 2018、Reuters, June 11, 2018、SANA, June 11, 2018、UPI, June 11, 2018などをもとに作成。

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