中国外務省は声明を出し、新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党などが活動を続けるイドリブ県に対するロシア・シリア軍の攻撃への参加を中国が検討しているとの一部情報を否定した。
中国外務省は声明で「我々は中華人民共和国がイドリブでの作戦に参加するために部隊を派遣するとの報道が誤りで、大使や駐在武官の発言が誤訳されたことによると告知したい…。中国の立場は明確且つ周知の通りで、それはシリア危機の解決を政治的に支援するというものだ」と表明した。
中国の部隊派遣に関しては『ワタン』紙(8月1日付)が中国大使館の大使および駐在武官の発言として伝えていた。
AFP, August 7, 2018、ANHA, August 7, 2018、AP, August 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 7, 2018、al-Hayat, August 8, 2018、Reuters, August 7, 2018、SANA, August 7, 2018、UPI, August 7, 2018、al-Watan, August 7, 2018などをもとに作成。
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