YPGの攻撃でトルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡から武装集団戦闘員20~50人が逃亡、逃亡を阻止しようとするアル=カーイダ系組織との間で戦闘も(2018年9月8日)

アレッポ県では、ANHA(9月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)がトルコの実質占領下にあるアフリーン市および同市一帯でシャーム戦線の部隊を攻撃し、1人を殺害、2人を負傷させた。

ANHAによると、YPGや「オリーブの怒り」作戦司令室による攻撃を受けて、アフリーン郡で活動を続けてきたハムザ師団、東部自由人連合の戦闘員20~50人が家族を連れて、トルコに逃亡したという。

一方、アフリーン郡ブルブル町近郊のディーキー村では、東部自由人連合とアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動が交戦した。

戦闘は、東部自由人連合がトルコへの逃亡を決定したことを受けたものだという。

ANHA, September 8, 2018

AFP, September 8, 2018、ANHA, September 8, 2018、AP, September 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2018、al-Hayat, September 9, 2018、Reuters, September 8, 2018、SANA, September 8, 2018、UPI, September 8, 2018などをもとに作成。

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