カーミシュリー市でロジャヴァの治安部隊(アサーイシュ)がシリア軍に発砲、兵士10人以上を殺害(2018年9月8日)

ハサカ県では、ANHA(9月8日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)が共同支配(分割統治)するカーミシュリー市で、シリア軍および軍事情報局の部隊とロジャヴァの内務治安部隊(アサーイシュ)が交戦した。

ANHAによると、戦闘は、軍事情報局のパトロール部隊がカーミシュリー空港を攻撃したことを受けたもので、戦闘でアサーイシュはシリア軍兵士13人を殺害したという。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(9月7日付)は、親政権の複数のメディアの報道をもとに、アサーイシュがハサカ通りのスィヤーヒー交差点近くでシリア軍のパトロール部隊に発砲し、兵士14人が死亡、数十人が負傷したと伝えた。

殺害された兵士のほとんどがタルトゥース県、ヒムス県の出身だという。

 

ANHA, September 8, 2018

 

AFP, September 8, 2018、ANHA, September 8, 2018、AP, September 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2018、al-Hayat, September 9, 2018、Reuters, September 8, 2018、SANA, September 8, 2018、UPI, September 8, 2018などをもとに作成。

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