イスラエル軍がダマスカス国際空港を再び爆撃するも、シリア軍防空部隊がミサイルを撃破(2019年1月20日)

SANA(1月20日付)、イフバーリーヤ(1月20日付)などは、シリア軍消息筋の話として、防空部隊がシリア南部に対するイスラエル軍の攻撃に対して迎撃を行ったと伝えた。

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ロシア国防省は、シリア軍防空部隊が、ダマスカス国際空港に対するイスラエル軍の爆撃に対して応戦、パンツィールS1近距離対空防御システム、ブーク防空システム(Buk-M1-2)を使用して、イスラエル軍のミサイル7発を迎撃したと発表した。

シリア軍の迎撃は、20日午後1時32分に、イスラエル軍のF-16戦闘機4機が地中海上空からシリア領内に向かって誘導ミサイルを発射したことに対応したもので、ダマスカス国際空港への被害、犠牲者発生は避けられた。

なお、スプートニク・ニュース(1月20日付)によると、シリア軍はクナイトラ県ハドル村東のハムル丘近郊でイスラエル軍のミサイル攻撃を迎撃したという。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で「先ほど、ゴラン高原北部地区に向けてロケット弾1発が発射されたことを補則し、防空システム「アイアン・ドーム」によってこれを撃破した」と発表した。

なお、アドライ報道官その約12時間後に「イスラエル国防軍は…シリア領内のイランのゴドス軍団の標的複数カ所に打撃を加えた」と発表し、イスラエル軍が爆撃を行ったことを認めた。

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ヨルク・イイク(1月20日付)によると、この攻撃を受けて、ダマスカス国際空港に着陸を予定し飛行していたイランのマーハーン航空の航空機1機が着陸を断念し、イラン(ケルマンシャー市に引き返したという。

AFP, January 20, 2019、ANHA, January 20, 2019、AP, January 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2019、al-Hayat, January 21, 2019、al-Ikhbariya al-Suriya, January 20, 2019、Yoruku Isik, January 20, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 20, 2019、Reuters, January 20, 2019、SANA, January 20, 2019、Sputnik News, January 20, 2019、UPI, January 20, 2019などをもとに作成。

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