トルコ・ロシア両軍の非武装地帯でパトロール活動開始にもかかわらず、シリア軍と反体制武装集団はハマー県、イドリブ県で交戦を続ける(2019年3月8日)

ハマー県では、SANA(3月8日付)によると、イドリブ県南部を拠点とする反体制武装集団がムハルダ市とその一帯を砲撃、砲弾9発が住宅街などに着弾した。

これに対して、シリア軍はサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村一帯からシリア政府支配地域に潜入しようとしたトルキスタン・イスラーム党に対して集中砲火を浴びせた。

シリア軍はまた、カフルズィーター市のシャーム解放機構の拠点に対して砲撃を加えた。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(3月8日付)によると、反体制武装集団はサルマーニーヤ村、ジャナービラ村、ウスマーン丘の前線に潜入しようとしたシリア軍を迎撃し、兵士数十人を殺傷したという。

シリア軍はまた、ジスル・バイト・ラース村、フワイズ村、カフルズィーター市、ハスラーヤー村を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(3月8日付)によると、シリア軍がダイル・シャルキー村、ハーン・スブル村、マアッル・シャマーリーン村、ハーン・シャイフーン市、スカイク村、タッフ村にあるシャーム解放機構などの拠点、車輌などを砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(3月8日付)によると、シリア軍がフワイン村、ビダーマー町、ハーン・シャイフーン市、マアッル・シャマーリーン村、ドゥワイル・シャルキー村、タッル・マンス村を砲撃した。

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ヒムス県では、バーディヤ24(3月8日付)によると、スフナ市東部の砂漠地帯でシリア軍部隊22人が突如消息を絶った。

砂漠地帯に潜伏するダーイシュ(イスラーム国)の要撃を受けたものと見られる。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ラタキア県4件、アレッポ県2件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を30件(ラタキア県2件、アレッポ県9件、ハマー県12件、イドリブ県7件)を確認した。

AFP, March 8, 2019、ANHA, March 8, 2019、AP, March 8, 2019、al-Badiya 24, March 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2019、al-Hayat, March 9, 2019、Reuters, March 8, 2019、SANA, March 8, 2019、UPI, March 8, 2019などをもとに作成。

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