ロシア国防省は、ロシア連邦・シリア・アラブ共和国合同本部の名で「ルクバーン・キャンプの難民の窮状に関して」と題した共同声明を出した。
同声明によると、米軍が支援する反体制武装集団によって、キャンプの難民が「強制的に拘禁」されてから12日で1776日が経ち、その状況は悪化を続けているという。
飲料水の供給に限っては、ヨルダン当局が供与を続けているが、食糧、衣服、医薬品の不足は深刻だという。
また、すでに存在が確認されている墓地の他にも、3カ所の墓地が存在することが新たに確認されたとして、その衛生写真複数点を公開した。
あらたに発見された墓地には約700の墓石が立てられており、埋葬されている死者数は、この墓石に数を遥かに上回ることが予想されるという。
Ministry of Defence of the Russian Federation, March 12, 2019をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.