ロシア国防省はルクバーン・キャンプ近くに難民が埋葬されていると思われる新たな墓地を発見したと発表(2019年3月12日)

ロシア国防省は、ロシア連邦・シリア・アラブ共和国合同本部の名で「ルクバーン・キャンプの難民の窮状に関して」と題した共同声明を出した。

同声明によると、米軍が支援する反体制武装集団によって、キャンプの難民が「強制的に拘禁」されてから12日で1776日が経ち、その状況は悪化を続けているという。

飲料水の供給に限っては、ヨルダン当局が供与を続けているが、食糧、衣服、医薬品の不足は深刻だという。

また、すでに存在が確認されている墓地の他にも、3カ所の墓地が存在することが新たに確認されたとして、その衛生写真複数点を公開した。

あらたに発見された墓地には約700の墓石が立てられており、埋葬されている死者数は、この墓石に数を遥かに上回ることが予想されるという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 12, 2019をもとに作成。

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