イスラエル軍がシリア南西部の軍事拠点を爆撃、シリア軍が応戦(2019年7月24日)

ドゥラル・シャーミーヤ(7月24日付)は、複数の現地情報筋の話として、イスラエル軍戦闘機複数機が午前1時半頃、ダルアー県のハーッラ丘、ダマスカス郊外県西グータ地方にあるヒズブッラーやイランの軍事拠点複数カ所を爆撃した、と伝えた。

現場には救急車複数台が駆けつけ、死傷者が病院に搬送されたという。

一方、スプートニク・ニュース(7月24日付)は、シリア軍防空部隊が首都ダマスカスの南西部上空で敵の標的を迎撃したと伝えた。

イスラエル軍は占領下ゴラン高原に隣接するダルアー県のハーッラ丘にある軍の監視所などを狙い、クナイトラ県のナブア・サフル村一帯にある軍事拠点にミサイル1発が着弾し、多数が死傷したという。

シリア・アラブ・テレビ(7月24日付)も、イスラエル軍がハーッラ丘を爆撃したが、防空部隊がクナイトラ県上空で敵の標的を迎撃したと報じた。

AFP, July 24, 2019、ANHA, July 24, 2019、AP, July 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2019、Reuters, July 24, 2019、SANA, July 24, 2019、SOHR, July 24, 2019、UPI, July 24, 2019などをもとに作成。

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