シャーム解放機構は息子の釈放を懇願する老婆の懇願を拒否(2020年5月13日)

シャーム解放機構の広報関係局は、4人の息子を亡くしたという老女がビデオ・メッセージを通じてアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に5番目の息子の釈放を懇願したことに関して声明を出し、この息子が道路封鎖、略奪強盗の容疑で審理中であるとしたうえで、シャーム解放機構が管理する刑務所に収監されていると発表した。

声明によると、死亡した4人の息子のうちの3人についても、窃盗団のメンバーで、道路封鎖に関与、シャーム解放機構ではなく、シャーム自由人イスラーム運動によって他の9人のメンバーとともに殺害されたと付言した。

老婆は12日にSNSを通じてビデオ・メッセージを発信し、「シリア革命」に参加した3人の息子を失い、1人がシャーム解放機構に拘束されていると述べ、ジャウラーニー指導者に恩赦するよう懇願していた。

https://youtu.be/BIyw150uucM

AFP, May 13, 2020、ANHA, May 13, 2020、AP, May 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2020、Reuters, May 13, 2020、SANA, May 13, 2020、SOHR, May 13, 2020、UPI, May 13, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.