シリア治安当局はラーミー・マフルーフ氏に近いジャブラ市長らを不正容疑で事情聴取(2020年5月13日)

イクティサード・ネット(5月13日付)は、複数の独自筋の得た情報として、治安当局が、アサド大統領の甥(おじの息子)でラーミー・マフルーフ氏の甥(おばの息子)のアンマール・ナジーブ氏とラタキア県ジャブラ市長を務めた3名、ザキー・ナジーブ氏(タルトゥース港局長)、ファーイズ・ズィヤート氏、ビラール・マスブート氏に対する事情聴取を行ったと伝えた。

当局はまた、ラタキア市、ジャブラ市の技術サービス局などの職員(シャーディー・アイユー氏、サーミル・ズユード氏)も合わせて聴取を受けたという。

聴取を受けたのはいずれも、ラーミー・マフルーフ氏に近いとされる人物。

アンマール・ナジーブ氏は軍事情報局の元准将。

ザキー・ナジーブ氏はジャブラ市長で「シャロン」のあだ名で知られる。

2人は親戚関係にあたる。

同情報筋によると、ザキー・ナジーブ市長、前市長と元市長時代から推し進められたジャブラ市拡張計画をたびたび利用して、多くの不動産を不正に接収した容疑で、聴取を受けているという。

前市長と元市長も同様の容疑で取り調べを受けているという。

ザキー・ナジーブ

 

ファーイズ・ズィヤート氏

ビラール・マスブート氏

AFP, May 14, 2020、ANHA, May 14, 2020、AP, May 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2020, Iqtisad, May 13, 2020、Reuters, May 14, 2020、SANA, May 14, 2020、SOHR, May 14, 2020、UPI, May 14, 2020などをもとに作成。

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