米軍の車列がハサカ県マーリキーヤ市から穀物を積んでイラクへ移動する一方、米主導の有志連合はダイル・ザウル県のCONOCOガス工場とウマル油田の基地の軍備を増強(2021年1月10日)

ハサカ県では、SANA(1月10日付)によると、米軍の貨物トレーラー、冷蔵冷凍トレーラー約10輌からなる車列が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマーリキーヤ市から、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所に向かった。

車列は、シリア国内の穀物サイロから盗奪した小麦などの穀物を積んでいるという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約25輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ダイル・ザウル県のCONOCOガス工場とウマル油田に設置されている基地に向かった。

AFP, January 10, 2021、ANHA, January 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 10, 2021、Reuters, January 10, 2021、SANA, January 10, 2021、SOHR, January 10, 2021などをもとに作成。

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