イマード・サーブーニー国家計画国際協力委員長「戦略プラン「シリア2030」は2011年の戦争以前の状態に回帰するのではなく、より良い未来に向けて過去を乗り越えるいくもの」(2021年4月21日)

国家計画国際協力委員会のイマード・サーブーニー委員長はSANA(4月21日付)のインタビューに応じて、シリアでの持続可能な経済発展を実現するための戦略プラン「シリア2030」に関して、2011年の戦争以前の状態に回帰するのではなく、より良い未来に向けて、過去を乗り越えていくものだと述べた。

サーブーニー委員長は、「シリア2030」が、天然資源、マンパワー、そしてあらゆる取り組みをもっとも理想的に活用し、現下の課題を発展と復興に向けた真の機会へと転換するために策定されたとしたうえで、制度構築とインテグリティの強化、インフラの開発と近代化、持続的でバランスのとれた成長、人間開発の4つを柱としていることを明らかにした。

サーブーニー委員長によると、「シリア2030」は12のフレームワーク計画、90の基幹プロジェクトとそれに付随する下位プロジェクトから構成されているという。

AFP, April 21, 2021、ANHA, April 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2021、Reuters, April 21, 2021、SANA, April 21, 2021、SOHR, April 21, 2021などをもとに作成。

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