ウバイド部族は声明を出し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県カーミシュリー市で4月20日から続いている国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)の戦闘に関して、同市およびハサカ市で繰り返される人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、アサーイシュの住民に対する暴行や犯罪行為を非難し、米国の支援を受けた分離主義的計画を拒否すると表明した。
SANA(4月25日付)が伝えた。
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北・東シリア自治局の支配下にあるジャズィーラ地方(ユーフラテス川以東地域)の部族長と名士らはカーミシュリー市に集まり声明を出し、北・東シリア自治局および内務治安部隊に国防隊の攻撃に対してタイ地区での安全を確保し、住民の共生生活を守るするよう求めた。
また、アレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区名士委員会も声明を出し、カーミシュリー市でのハーイス・ジャルヤーン氏殺害を国防隊の犯行と断じ、これを非難した。
ANHA(4月25日付)が伝えた。
AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。
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