ダイル・ザウル県でシリア民主軍が住民200人あまりを恣意的に拘束し暴行を加える(2021年5月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市やザッル村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が住民約200人を恣意的に拘束し、拘置施設に連行した。

拘束は、シリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会がシュハイル村で要撃を受けて、メンバー複数が死傷したことへの報復。

拘束された住民のなかは、北・東シリア自治局の職員も含まれていたが、シリア民主軍は彼らを釈放した。

しかし、それ以外の住民に対して拘置施設で暴行を加えるなどしたという。

シリア民主軍はまた、ブサイラ市近郊のユーフラテス川で漁をしていた住民1人に発砲し、射殺した。

AFP, May 21, 2021、ANHA, May 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2021、Reuters, May 21, 2021、SANA, May 21, 2021、SOHR, May 21, 2021などをもとに作成。

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