ジャアファリー外務在外居住者副大臣「米国の政策は脆く、非道徳的で、アフガニスタンからの撤退は計略の失敗を示している」(2021年8月17日)

バッシャール・ジャアファリー外務在外居住者副大臣は、アフガニスタンでターリバーンが全権を掌握(8月16日)したことに関して、『ワタン』(8月17日付)に対し、米国の政策は脆く、非道徳的で、アフガニスタンからの撤退は、計略の失敗を示していると述べた。

ジャアファリー副大臣の主な発言は以下の通り:

米国が自分たちの歴史から過ちを学ぶことは決してないだろう。アフガニスタンに軍を派遣してから20年が経ち、この国から撤退している今であってもだ…。米国には、撤退後もこの地域を爆発させたいというアジェンダ、そして計略があると我々は確認している。だが、このようなかたちでアフガニスタンから撤退することは、この地域における彼らの計略が失敗したことを示している。

米国は20年にわたってターリバーンのテロと戦っていると主張してきた。だが、突如として、我々は、彼らがカタールのドーハで彼らと席を共にし、彼らと交渉し、連絡を取り合い、ひと月あまりで撤退に合意したのを目にした…。米国の政策は、脆く、脆弱で、非道徳だ。米国は、アフガニスタンで行ったことを多くの国で行ってきた。だから、アフガニスタンで起きていることは、この地域、そして世界中のすべての諸国民にとっての教訓だ。いかなる場所であっても、米国は信用できない。それは皆にとって例外なく言えることだ。そのなかには、今も米国の支援を受けているシリア国内の当事者も含まれる…。シリア国内の米軍の駐留は国際法、国連憲章に従えば占領だ。

AFP, August 17, 2021、ANHA, August 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 17, 2021、Reuters, August 17, 2021、SANA, August 17, 2021、SOHR, August 17, 2021、al-Watan, August 17, 2021などをもとに作成。

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