シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県、ハマー県を激しく砲撃(2022年3月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、フライフィル村、カンスフラ村、マシューン村、アイン・ラールーズ村、イフスィム村、バイニーン村、バルシューン村、ダイル・サンバル村に対して50発以上の砲弾を撃ち込んだ。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるサッハーラ村一帯に対して20発以上の砲弾を撃ち込んだ。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフム・ジャウラーン村で2人組の武装グループが住民を自宅前で銃で撃ち殺害した。

また、ジャースィム市で前日に正体不明の武装集団によって銃で撃たれた元反体制武装集団メンバーが死亡した。

AFP, March 9, 2022、ANHA, March 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2022、Reuters, March 9, 2022、SANA, March 9, 2022、SOHR, March 9, 2022などをもとに作成。

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