ロシア当事者和解調整センターは声明を出し、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)がホワイト・ヘルメットとともにイドリブ県で民間人に対するロシア・シリア軍の爆撃を偽装して、ビデオに撮影していると発表(2022年8月8日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのオレグ・ジュラフロフ副センター長(海軍少将)は声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)のテロリストがホワイト・ヘルメットと共同で、イドリブ県のカッターン地区で民間人に対する爆撃を偽装して、ビデオに撮影しているとする複数の報告を得たと発表した。
タス通信(8月8日付)が伝えた。

このビデオは、ロシア軍、シリア軍が民間人や都市インフラを爆撃したとの嫌疑をかけることを目的として撮影されたという。

AFP, August 8, 2022、ANHA, August 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2022、Reuters, August 8, 2022、SANA, August 8, 2022、SOHR, August 8, 2022、TASS, August 8, 2022などをもとに作成。

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