「決戦」作戦司令室がイドリブ県ジュ―バース村近郊で特攻(インギマーシー)攻撃を行い、シリア軍兵士多数を殺傷(2022年8月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(8月8日付)によると、シリア政府の支配下にある県東部のジューバース村近郊に設置されているシリア軍の拠点複数カ所に対して、「決戦」作戦司令室に所属するジハード主義者らが特攻(インギマーシー)攻撃を行い、兵士多数を殺傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村、ザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、マウザラ村、バイニーン村、サーン村、ジャドラーヤー村、ラジュ村、ダクマーク村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるミラージャ村、ダール・カビーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(8月8日付)によると、「テロ組織」がシリア政府の支配下にある県北部のジューリーン村を砲撃し、民家などに物的被害が出た。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、カーヒラ村、ハミーディーヤ村、ザクーム村、クライディーン村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がミーズナーズ村近郊でシリア軍の重機を狙って砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町で、治安機関の協力者と思われる男性1人が、正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

また、アルマー町では住居に仕掛けられていた爆弾の爆発で、治安機関協力者の男性1人と女性1人が死亡、4人が負傷した。

AFP, August 8, 2022、ANHA, August 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2022、Reuters, August 8, 2022、SANA, August 8, 2022、SOHR, August 8, 2022などをもとに作成。

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