Elaph(4月20日付)によると、イドリブ県マアッルディブサ村の街道(ダマスカス・アレッポ国際幹線道路)でシリア革命家戦線リジャール・シャーム旅団のジャマール・カッスーム司令官が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が仕掛けた爆弾によって爆殺された。
Elaph, April 20, 2014などをもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ダイル・ザウル市および郊外革命軍事評議会は、ダイル・ザウル航空基地解放合同作戦司令室を結成したと発表した。
クッルナー・シュラカー(4月19日付)が伝えた。
Kull-na Shuraka’, April 18, 2014をもとに作成。
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英外務省は、リビア系英国人のアブドゥッラー・ドゥガイス氏(18歳)がシリア国内での戦闘で死亡していたと発表した。
アブドゥッラー氏の父(アブー・バクル氏)は、『ガーディアン』(4月18日付)に対し、アブドゥッラー氏は1月にリビアにいると思っていたとしたうえで、フェイスブックを通じて14日、彼の死を知ったことを明らかにした。
アブドゥッラー氏のおじであるウマル・ドゥガイス氏は、パキスタンで拘束され、2002年から2007年にかけてグアンタナモ刑務所に収監されていた。現在はリビアに滞在しているという。
なお、『ハヤート』(4月19日付)によると、シリア国内では英国人約400人がジハード主義武装集団に参加し、戦闘を行っているという。
AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。
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イラキー・ニュース(4月18日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がディヤーラー県カルタバ地方を砲撃、同県知事が治安部隊に救援を要請していると報じた。
AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。
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ヒムス県では、SANA(4月18日付)によると、軍がヒムス市旧市街各所に進軍し、バーブ・フード地区、ワーディー・サーイフ地区の複数の建物を制圧し、バーブ・フード地区、ウンム・ズィナール教会北部、ジュッブ・ジャンダリー地区などで反体制武装集団を殲滅、追撃した。
また軍は、ダール・カビーラ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、フーシュ・ハッジュー村、タルビーサ市、ガントゥー市、南マシュジャル村、アイン・フサイン村、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
このほか、ヒムス市ダーヒヤト・ワリード地区の3月8日交差点近くで反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車を爆発させ、女性、子供を含む14人が死亡、50人あまりが負傷した。
また同市アクラマ地区でも同様の爆破テロが起き、市民4人が死亡、30人が負傷した。
さらに、ヒムス市ジュッブ・ジャンダリー地区では、反体制武装集団戦闘員19人が当局に投降した。
一方、シリア人権監視団は、ヒムス市バーブ・フード地区、ワーディー・サーイフ地区で軍が進軍し、複数の建物を制圧したとしつつ、「軍の進軍によって、現在までのところパワー・バランスに何ら変化は生じていない」と付言した。
同監視団によると、これらの地区では、軍が空爆を行う一方、国防隊とともにジハード主義武装集団と「市街戦」を行っているという。
またシリア革命調整によると、軍と反体制武装集団の戦闘は、ヒムス市バーブ・フード地区、ワーディー・サーイフ地区周辺で続いており、シリア政府側が発表したような軍の進軍はないという。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺、東グータ地方、アドラー市、からムーン地方で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、武装集団戦闘員20人が死亡した。
一方、SANA(4月18日付)によると、ザバダーニー市東部山岳地帯、マハッバ村、カッバーダ村、ジャイルード市郊外、TAMICO周辺、ザマルカー町、アーリヤ農場、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ラフマーン軍団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
またジャルマーナー市では、反体制武装集団が売った迫撃砲弾が着弾し、3人が負傷した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アターリブ市近郊の第46連隊基地周辺、シャイフ・ナッジャール市、アレッポ市バーブ街道地区、ブスターン・カスル地区を軍が「樽爆弾」などで空爆、ブスターン・カスル地区では、女性、子供を含む25人が死亡した。
一方、SANA(4月18日付)によると、ハーン・アサル村、ハーン・トゥーマーン村、クワイリス村、タッル・リフアト市、カフルハムラ村、アルバイド村、ラスム・アッブード村、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ市シャッアール地区、アーミリーヤ地区、ラーシディーン地区、マイサルーン地区、スッカリー地区、ジャンドゥール地区、ハイダリーヤ地区、サーフール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ラームーサ地区、バーブ・ハディード地区、ダフラト・アブドゥラッフフ地区、ライラムーン地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤアルビーヤ町近郊のジャズア村へのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻撃に関連してアサーイシュが3月末に拘束していた11人が釈放された。
一方、SANA(4月18日付)によると、ダルアー市キャンプ地区など、フラーク市、ラジャート高原一帯、サムリーン村、アトマーン村、ムサイフラ町、ジーザ町、タッル・アフマル・ガルビー村、ヒーラーン村、タスィール町、アイン・アブド村、ガディール・ブスターン村、ダーイル町、ヤードゥーダ村、シャフム村、キヒール村、ブスラー・シャーム市、タバスィヤー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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クナイトラ県では、SANA(4月18日付)によると、マアラカ村で軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(4月18日付)によると、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山(アレッポ県)およびトルクメン山(ラビーア町一帯)を軍が空爆した。
一方、SANA(4月18日付)によると、サルマー町一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、SANA(4月18日付)によると、タイイバート村、ハーッジ・ハンムード農場、ジスル・シュグール市、ラーミー村、ナリラヤー村、カフルハーヤー村、ビンニシュ市、マアッラ村、マジャース村、ハミーマート・ダーイル村、ルージュ平原、アルバイーン山一体、マアスラト・ヒルバトリー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
ビンニシュ市では反体制武装集団戦闘員14人を殲滅したという。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市周辺で、軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
一方、SANA(4月18日付)によると、ムーリク市、カフルズィーター市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、SANA(4月18日付)によると、ザバダーニー地区に反体制武装集団が売った迫撃砲弾が着弾し、2人が負傷した。
AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。
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ラアユ・ヤウム(4月18日付)は、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が15日に呼吸困難を訴え、ベイルートのアメリカン大学病院に緊急搬送されたと報じた。
複数の消息筋によると、ムアッリム外務在外居住者大臣は、数日間経過観察が必要との診察結果を受けたという。
AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、Ra’y al-Yawm, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。
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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のアブー・ムハンマド・アドナーニー報道官は、音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=roUKoO1-3hc)を出し、アイマン・ザワーヒリー氏が指導するアル=カーイダを「ジハードの方法から逸脱している」と批判した。
声明でアドナーニー報道官は「アル=カーイダ機構指導部は正しい道から逸脱した…。アル=カーイダは今や聖戦アル=カーイダではない…。指導部は、アッラーのお許しのもとにもたらされるイスラーム国家とカリフ制建設の構想を破壊するための楔になりさがった…。離反者の忠誠を受け入れ、ムジャーヒドゥーンの隊列を引き裂き、イスラーム国家への戦争を始めた」と非難した。
またアドナーニー報道官は「イスラーム国とアル=カーイダの対立は、誰かを殺したというような問題でも、誰に忠誠を尽くすかという問題でもない…。問題はゆがんだ宗教をめぐるものだ」と付言した。
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シリア革命反体制勢力国民連立のミシェル・キールー氏(シリア民主主義者連合代表)は、『クドス・アラビー』(4月18日付)に、ジュネーブ2大会第3ラウンド参加の是非に関して、「現地のパワー・バランスが変化じ…自由シリア軍が勝利する」か、「移行期および民主化プロセスについての詳細について米露が相互理解に達しない限り」参加しないと述べた。
キールー氏はまた、自身の出身地であるラタキア県での戦況に関して、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の参戦に難色を示しつつ、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の侵攻については、「住民に対する戦闘にならないようにしつつ…、自由シリア軍を強化し、海上への影響力を行使できるようにしなければならない」と主張した。
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ARA News(4月18日付)によると、ハサカ県の対イラク国境に位置するカラー・スール村で、民主統一党の支持者らが、イラク・クルディスタン地域当局による国境地帯での堀掘削に反対するデモを行った。
AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、al-Quds al-‘Arabi, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。
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『ハヤート』(4月18日付)は、信頼できる複数の外交筋の話として、バラク・オバマ米政権が、イラクでの「復興委員会」の経験を活かすかたちで、シリア国内の部族集団を強化し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線など、アル=カーイダ系の組織に対抗させようとしている、と報じた。
また、複数の米高官によると、パキスタンのアル=カーイダの戦闘員数十人が数ヶ月前にシリアに潜入し、活動を行っており、シリア国内でのテロが西側諸国に波及することを警戒しているのだという。
al-Hayat, April 18, 2014などをもとに作成。
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