2014年4月2日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

シリア革命家戦線司令官のジャマール・マアルーフ氏は、ハタイ県アンタキヤ市で『インディペンデント』(4月2日付)のインタビュー(http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/i-am-not-fighting-againstalqaida-itsnot-our-problem-says-wests-last-hope-in-syria-9233424.html)に応じ、そのなかでシャームの民のヌスラ戦線などアル=カーイダ系の組織との関係について、シリア国内でアサド政権といかなる勢力との間にも「問題はない」と述べ、共闘していることを明らかにした。

The Independent, April 2, 2014
The Independent, April 2, 2014

マアルーフ氏は、今年初めに米国など西側諸国からの支援を受け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をアレッポ市から対トルコ国境のジャラーブルス市(アレッポ県)やイラク国境地帯に放逐したと主張した。

しかしヌスラ戦線との関係については「私がアル=カーイダと戦っていないことは明白だ。これはシリアの国境の外の問題であって、我々の問題ではない。シリア国内で政権と戦う誰との間にも問題はない」と述べた。

シリア革命家戦線は、自由シリア軍参謀委員会の傘下にはないが、比較的良好な関係を保ち、「穏健な反体制派」と目されている。

またマアルーフ氏はシリア国内で命を狙われ、現在はトルコに滞在しているという。

The Independent, April 2, 2014をもとに作成。

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2014年4月2日のシリア情勢:諸外国の動き(追記)

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)は、ロイター通信(4月2日付)に対し「我々はバッシャール・アサドが生涯大統領のままであることを望んでいない。しかし、アサド大統領やシリア政府を打倒するため過激派勢力やテロを用いるという発想には与しない」と述べた。

Reuters, April 3, 2014などをもとに作成。

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2014年4月2日のシリア情勢:諸外国の動き

アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はジュネーブの国連本部でレバノン・カターイブ党のアミーン・ジュマイイル党首(元大統領)と会談し、シリア情勢などについて協議した。

ブラーヒーミー共同特別代表は会談で、レバノン国民による「レバノンの能力を越えるほどのシリア人避難民受け入れ」に謝意を示す一方、「シリア情勢は微妙な状況にあり、対応の遅れは許されない」と強調したという。

AFP, April 2, 2014、AP, April 2, 2014、ARA News, April 2, 2014、Champress, April 2, 2014、al-Hayat, April 3, 2014、Iraqinews.com, April 2, 2014、Kull-na Shuraka’, April 2, 2014、Naharnet, April 2, 2014、NNA, April 2, 2014、Reuters, April 2, 2014、SANA, April 2, 2014、UPI, April 2, 2014などをもとに作成。

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2014年4月2日のシリア情勢:イラクの動き

イラキー・ニュース(4月2日付)によると、バービル県ヒッラ市で、治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員4人を殺害した。

AFP, April 2, 2014、AP, April 2, 2014、ARA News, April 2, 2014、Champress, April 2, 2014、al-Hayat, April 3, 2014、Iraqinews.com, April 2, 2014、Kull-na Shuraka’, April 2, 2014、Naharnet, April 2, 2014、NNA, April 2, 2014、Reuters, April 2, 2014、SANA, April 2, 2014、UPI, April 2, 2014などをもとに作成。

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2014年4月2日のシリア情勢:レバノンの動き

NNA(4月2日付)によると、イスラエル軍のブルドーザー1台が、メルカヴァ戦車2輌の護衛を受け、ブルーラインに設置された有刺鉄線を越えて、ナバティーヤ県ビント・ジュバイル郡のルマイシュ村カトムーン地区の農地に侵入した。

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NNA(4月2日付)によると、ベアーア県バアルベック郡アルサール村に近いラブワ村東部に、ロケット弾複数発が着弾した。

また軍は、アルサール村の検問所で不法入国したシリア人14人を逮捕したと発表した。

さらに軍は声明を出し、アルサール村の検問所で軍が逃走しようとしたシリア人1人を含む3人を射殺したと発表した。

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NNA(4月2日付)によると、北部県トリポリ市での治安維持活動のため同市に展開しているレバノン軍は、シリア人14人を含む33人を逮捕した。

AFP, April 2, 2014、AP, April 2, 2014、ARA News, April 2, 2014、Champress, April 2, 2014、al-Hayat, April 3, 2014、Iraqinews.com, April 2, 2014、Kull-na Shuraka’, April 2, 2014、Naharnet, April 2, 2014、NNA, April 2, 2014、Reuters, April 2, 2014、SANA, April 2, 2014、UPI, April 2, 2014などをもとに作成。

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2014年4月2日のシリア情勢:国内の暴力

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、サルマー町近郊のバールーダ監視塔で、軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

軍はクーズ山、ナスル山、ナブア・ムッル村一帯を砲撃、ナスル山に近いタッラト・サンダリース地方で国防隊、アレキサンドレッタ地方解放シリア抵抗運動の支援のもとヌスラ戦線などと交戦した。

またラタキア調整は、自らのホームページ(https://lattakia.info/)で、「革命家たち」が第45監視塔への潜入を試みた武装集団を撃退したと発表、同監視塔が反体制武装集団によって依然として制圧されていることをアピールした。

一方、SANA(4月2日付)によると、カンタラ村、バイト・シュルーク村、クーズ山で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、サーフール地区、ジャンドゥール交差点地区、カースティールー街道、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、フライターン市、カフルハムラ村を軍が「樽爆弾」などで空爆、砲撃する一方、ナイラブ航空基地、ナイラブ・キャンプ周辺で、ジハード主義武装集団と交戦した。

またクッルナー・シュラカー(4月2日付)によると、シャームの民の合同作戦司令室の傘下で戦闘を行うタウヒード旅団は、アイン・アラブ市郊外のタッル・シャイール村、ハラファトリー村、タッル・ドゥライキーシュ市、タッル・バッタール村、ザイディーヤ村、タッル・ハウワーシュ村一帯でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、戦闘員5人を殺害、戦車を破壊したと発表した。

一方、SANA(4月2日付)によると、アレッポ市サーフール地区、ハナーヌー地区、カルム・マイサル地区、ムスリミーヤ村、アウラム・クブラー町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線に属すアフル・アサル旅団がクッルナー・シュラカー(4月2日付)に対し、ジャウバル区の軍施設に爆弾を仕掛け爆破したことを明らかにした。

一方、SANA(4月2日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマッザ区、バルザ区、ザバダーニー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、3人が死亡した。

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クナイトラ県では、SANA(4月2日付)によると、ダワーヤ・スグラー村に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(4月2日付)によると、ハラスター市警察病院東部、ダーライヤー市、サルハ市郊外、ザバダーニー市東部山岳地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、7人が死亡、13人が負傷した。

さらにハラスター市の幹線道路のシャーム・ジャディーダ・ガソリン・スタンドを反体制武装集団が狙撃し、市民1人が死亡、また同市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民3人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(4月2日付)によると、ラジャート高原、サマーキヤート農場、アトマーン村、ハッジャ村周辺、ムサイフラ町、ヤードゥーダ村、ダルアー市マンシヤ地区、ヨルダン街道などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月2日付)によると、サルミーン市、バシーリーヤ村、アイン・ハディード村、カトルーン農場、ハーッジ・ハンムード農場、ラーミー村、バドリーヤ村、カフルタハーリーム町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月2日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月2日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ラスタン市、ウンク・ハワー村、サアン村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、戦闘員20人以上を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またイマード・フマイス電力大臣は、ザーラ村の発電所が反体制武装集団の迫撃砲による攻撃を受け、変電施設などが被害を受け、ダマスカス県の複数の地区で停電が発生したと発表した。

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スワイダー県では、SANA(4月2日付)によると、ダーマー村に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、7人が負傷した。

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ラッカ県では、ARA News(4月2日付)によると、マルーフ・カマル村とジャルバ村からタッル・アブヤド市に向かって進軍しようとしたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と民主統一党人民防衛隊が交戦、ダーイシュ戦闘員5人が死亡した。

これに対して、ダーイシュはタッル・アブヤド市西部のヒジャーズィーヤ村の住民(クルド人)に対して、立ち退きを要求したという。

AFP, April 2, 2014、AP, April 2, 2014、ARA News, April 2, 2014、Champress, April 2, 2014、al-Hayat, April 3, 2014、Iraqinews.com, April 2, 2014、Kull-na Shuraka’, April 2, 2014、Naharnet, April 2, 2014、NNA, April 2, 2014、Reuters, April 2, 2014、SANA, April 2, 2014、UPI, April 2, 2014などをもとに作成。

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2014年4月2日のシリア情勢:シリア政府の動き

アサド大統領はシリア正教アンティオキア全東方総主教区のイグナティウス・アフレム2世カリーム総主教を団長とするシリア正教使節団とダマスカスで会見した。

SANA, April 2, 2014
SANA, April 2, 2014

アサド大統領は会談で、総主教就任(イグナティウス・ザッカー1世イワースの死去を受けて2014年3月31日に選出)に祝辞を述べる一方、「過激なタクフィール主義思想の脅威」に立ち向かう意志を表明したという。

これに対して、イグナティウス・アフレム2世カリームは、シリア国民による「テロとの戦い」をシリア正教会として支持すると表明したという。

SANA(4月2日付)が伝えた。

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アサド大統領はシリアを訪問中のロシアの学術団体「帝国正教パレスチナ協会」(Императорское православное палестинское общество、セルゲイ・ステパシン代表)の使節団とダマスカスで会談し、シリア情勢、シリア・ロシア関係などについて意見を交わした。

アサド大統領は、会談でロシアによるシリア支援の姿勢を高く評価するとともに、「テロとの戦い」への意志を強調した。

SANA(4月2日付)が伝えた。

AFP, April 2, 2014、AP, April 2, 2014、ARA News, April 2, 2014、Champress, April 2, 2014、al-Hayat, April 3, 2014、Iraqinews.com, April 2, 2014、Kull-na Shuraka’, April 2, 2014、Naharnet, April 2, 2014、NNA, April 2, 2014、Reuters, April 2, 2014、SANA, April 2, 2014、UPI, April 2, 2014などをもとに作成。

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2014年4月2日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(4月2日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方、ダマスカス県ジャウバル区で活動していたユースフ・アズマ大隊が活動停止を発表したと報じた。

司令官のフサーム・ハーニー・ズィーブ氏はクッルナー・シュラカーに対し、自由シリア軍参謀委員会からの支援が不十分で資金面の困難に直面し、高性能の兵器、戦闘員の生活保障ができなかったことを明らかにした。

Kull-na Shuraka', April 2, 2014
Kull-na Shuraka’, April 2, 2014

ズィーブ氏によると、スワイダー県で活動していたスルターン・バーシャー・アトラシュ大隊も同様の理由で活動を停止していたという。

ユースフ・アズマ大隊は2012年12月15日に活動を開始、2013年初めに結成を正式発表していた。

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クッルナー・シュラカー(4月2日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立の消息筋の話として、7人代表メンバーの辞任を正式に受理したと報じた。

7人の氏名は以下の通り:

1. ヤースィル・ファルハーン

2. カマール・ルブワーニー

3. ヤフヤー・クルディー

4. ムハンマド・シャッアール

5. ムスタファー・シャルシュ

6. ダーウード・アール・スライマーン

7. ヤーミン・ジャウハリー

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シャームの民のヌスラ戦線は、ハサカ県マルカダ町を制圧したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討を目的とした「殉教者のための復讐」作戦を開始したと発表した。

クッルナー・シュラカー(4月2日付)が報じた。

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Kull-na Shuraka', April 2, 2014
Kull-na Shuraka’, April 2, 2014

自由シリア軍参謀委員会は、アレッポ市および同市郊外での活動を統括する統合軍事参戦司令室を設置したと発表した。

司令室設置は2014年3月28日の参謀委員会会合で決定され、ウマル・アブドゥッラフマーン空軍大尉が司令室長を務める、という。

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ARA News(4月2日付)によると、民主統一党のアサーイシュが、ハサカ県タッル・タムル町でシリア・クルド・イェキーティー党幹部のバフジャト・シャイフー氏、カーミーラーン・シャイフー氏を一時拘束した。

カーミーラーン・シャイフー氏がタッル・タムル町長と村での租税をめぐって口論となったことが拘束の理由だという。

AFP, April 2, 2014、AP, April 2, 2014、ARA News, April 2, 2014、Champress, April 2, 2014、al-Hayat, April 3, 2014、Iraqinews.com, April 2, 2014、Kull-na Shuraka’, April 2, 2014、Naharnet, April 2, 2014、NNA, April 2, 2014、Reuters, April 2, 2014、SANA, April 2, 2014、UPI, April 2, 2014などをもとに作成。

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