2014年4月17日のシリア情勢:諸外国の動き(追記)

『ハヤート』(4月19日付)によると、国連安保理の非公式会合で英国が、シリア政府にヒムス市への砲撃停止と国連安保理決議第2139号遵守を求める安保理声明の採択を求めたが、ロシアの反対でプレス声明に格下げとなった。

バッシャール・ジャアファリー国連代表大使は、プレス声明採択に関して、記者団に対して「米英仏混成の外交は、ヒムス市旧市街にだけ注目し、カサブ(ラタキア県)でトルコが支援するテロを忘却しようと振る舞っているがゆえに、奇異であり、拒否されるべきだ」と述べた。

SANA(4月18日付)が伝えた。

al-Hayat, April 19, 2014、SANA, April 18, 2014などをもとに作成。

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2014年4月17日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

ハサカ県では、ARA News(4月18日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシャッダーディー市で反体制活動家の青年を処刑した。

ダーイシュへの忠誠と参加を拒否したことが処刑の理由だという。

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アレッポ県では、アレッポ・ニュース(4月18日付)によると、アレッポ市イザーア地区での軍との戦闘で、シャイフ・アブドゥルファッターフ・アブー・グッダ大隊のムハンマド・アブー・ジャウド司令官が死亡した。

ARA News, April 18, 2014、Halabnews.com, April 18, 2014をもとに作成。

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2014年4月17日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

アナトリア通信(4月18日付)は、自由シリア軍参謀委員会司令部の情報として、ヒムス戦線(ヒムス県西部に配属)の司令官2人(いずれも大佐)が最近、当局に投降したと報じた。

同報道によると、この2人の司令官の家族が逮捕され、強姦や殺害を脅迫されたのが投降の理由だという。

Anadolu Ajansı, April 18, 2014をもとに作成。

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2014年4月17日のシリア情勢:諸外国の動き

ARA News(4月17日付)は、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市郊外のスィフティク村で、トルコ領内に越境しようとした17歳の青年、ジュワーン・ムハンマド・アリー氏が16日にトルコの国境警備隊に逮捕され、死亡したと報じた。

AFP, April 17, 2014、AP, April 17, 2014、ARA News, April 17, 2014、Champress, April 17, 2014、al-Hayat, April 18, 2014、Iraqinews.com, April 17, 2014、Kull-na Shuraka’, April 17, 2014、Naharnet, April 17, 2014、NNA, April 17, 2014、Reuters, April 17, 2014、SANA, April 17, 2014、UPI, April 17, 2014などをもとに作成。

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2014年4月17日のシリア情勢:イラクの動き

イラク国防省は声明を出し、アンバール県ファッルージャ市北部で、軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員20人を殺害したと発表した。

またイラク軍・治安部隊合同作戦司令室は、これに関して、54人の「テロリスト」を殲滅したと発表した。

イラキー・ニュース(4月17日付)によると、ファッルージャ市での軍とダーイシュの戦闘激化を受け、同市内の学校が休校となった。

AFP, April 17, 2014、AP, April 17, 2014、ARA News, April 17, 2014、Champress, April 17, 2014、al-Hayat, April 18, 2014、Iraqinews.com, April 17, 2014、Kull-na Shuraka’, April 17, 2014、Naharnet, April 17, 2014、NNA, April 17, 2014、Reuters, April 17, 2014、SANA, April 17, 2014、UPI, April 17, 2014などをもとに作成。

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2014年4月17日のシリア情勢:レバノンの動き

イスラエル軍は声明を出し、シャブアー農場(ナバティーヤ県ハースバイヤー郡)近くのバスタラ地区で、レバノン人羊飼い2人、女性2人、子供1人の合わせて5人を「拘束」(拉致)したと発表した。

「拘束」は、軍部隊によってブルーラインに設置された鉄条網を越境して行われた。

このうち女性2人はまもなく釈放されたという。

またイスラエル軍は晩に声明を出し、身柄拘束していた羊飼い2人を釈放したと発表した。

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レバノン軍は声明を出し、アブドゥッラー・アッザーム旅団メンバーでパレスチナ人のカーイド・カーイド容疑者をベカーア県バアルベック郡アルサール村で逮捕したと発表した。

AFP, April 17, 2014、AP, April 17, 2014、ARA News, April 17, 2014、Champress, April 17, 2014、al-Hayat, April 18, 2014、Iraqinews.com, April 17, 2014、Kull-na Shuraka’, April 17, 2014、Naharnet, April 17, 2014、April 18, 2014、NNA, April 17, 2014、Reuters, April 17, 2014、SANA, April 17, 2014、UPI, April 17, 2014などをもとに作成。

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2014年4月17日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、アレッポ市ハナーヌー地区の軍兵舎を襲撃し、軍、国防隊と交戦した。

同監視団によると、この攻撃は、武装集団戦闘員が兵舎周辺の軍拠点地下に掘ったトンネルを爆破した直後に開始されたという。

これに関して、SANA(4月17日付)は、軍、国防隊がハナーヌー兵舎に潜入しようとした「テロ集団」を撃退、多数のテロリストを殲滅したと報じた。

シリア人権監視団によると、両者はアレッポ城周辺でも交戦したほか、アレッポ市西部のハミーディーヤ地区、スライマーニーヤ地区、マイダーン地区が反体制武装集団の砲撃を受けた。

一方、SANA(4月17日付)によると、軍がラームーサ地区で「テロ集団」と交戦の末、アレッポ市とシリア中部を結ぶ街道(兵站路)の安全を確保した。

またアレッポ市シャイフ・サイード地区、アーミリーヤ地区、ラーシディーン地区、ブアイディーン地区、サーフール地区、ラームーサ地区、ジュダイダ地区、ライラムーン地区、アウラム・クブラー町、ハーン・アサル村、ハーン・トゥーマーン村、アターリブ市、シュワイフナ村、カブターン・ジャバル村、カドラー村、ハリージュ大学周辺、クワイリス村、アルバイド村、フマイマ村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アドラー市、ザバダーニー市西部山岳地帯を、軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃し、カラムーン地方から敗走する反体制武装集団を追撃した。

一方、SANA(4月17日付)によると、カッバーダ市、マハッバ市、ザバダーニー市西部、ムライハ市北部郊外、TAMICO周辺、アイン・タルマー村郊外、アーリヤ農場、アドラー市旧市街で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団が、ハーミディーヤ航空基地周辺で消息を絶っていた湾岸諸国、北アフリカ諸国出身者からなる反体制武装集団戦闘員28人が14日に死亡していたことが明らかになったと発表した。

同監視団によると、この外国人武装集団は13日に死亡した戦闘員5人の遺体を回収しようとしていたところを軍によって要撃されたという。

一方、SANA(4月17日付)によると、カフルブラーター村、イドリブ中央刑務所周辺、ムナイズィラ村、ナフラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月17日付)によると、ヒムス市旧市街各地区で、軍が進軍を続け、反体制武装集団を殺傷、拠点・装備を破壊し、バーブ・フード地区、ハミーディーヤ地区、クスール地区、ジャウラト・シヤーフ地区、カラービース地区のビル多数を制圧した。

またダール・カビーラ村、ガントゥー市、アイン・フサイン村、アブー・ハワーディース村、ブライジュ村郊外、タルビーサ氏、サラーム・シャルキー村、ワドヒー村、タトムリーヤ村、ラスタン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらに、ヒムス市旧市街では、反体制武装集団戦闘員57人が当局に投降した。

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ダマスカス県では、SANA(4月17日付)によると、ジャウバル区で、反体制武装集団が建設した全長85メートルの地下トンネルを軍が発見し、破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月17日付)によると、シャイフ・マスキーン市、タスィール町、ヌアイマ村、ムサイフラ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(4月17日付)によると、ズバイク村、アイン・ダルバ村、ルーズ山、ハーン・ジャウズ村、ブルジュ・カサブ村、マフミヤ・ファルラク村、ナブアイン村、ダブサ村、Syriatel電波塔周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、アーイシャ末裔大隊、ラバトの民大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月17日付)によると、ザイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区、ウルフィー地区、ハトラ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(4月16日付)によると、ハサカ県タッル・ハジャル地区のアサーイシュ本部近くで、爆弾が爆発した。

AFP, April 17, 2014、AP, April 17, 2014、ARA News, April 17, 2014、Champress, April 17, 2014、al-Hayat, April 18, 2014、Iraqinews.com, April 17, 2014、Kull-na Shuraka’, April 17, 2014、Naharnet, April 17, 2014、NNA, April 17, 2014、Reuters, April 17, 2014、SANA, April 17, 2014、UPI, April 17, 2014などをもとに作成。

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2014年4月17日のシリア情勢:シリア政府の動き

SANA(4月17日付)によると、ダマスカス県ファイハー体育館で、バアス党ダマスカス支部が独立記念日に合わせて祝典を開催し、ヒラール・ヒラール・シリア地域指導部副書記長、進歩国民戦線のスライマーン・カッダーフ中央指導部副書記長らが演説を行ったほか、参加した党、青年、宗教関係団体などが、歌、踊りを披露した。

SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014

 

SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014

 

SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014

 

SANA, April 17, 2014
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SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014

また独立記念日を祝う祝典は、スワイダー市、カルバー市(スワイダー県)、クナイトラ県マジュダル・シャムス村、ラタキア市、各地のシリア軍基地・司令部、内務省でも行われたという。

SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014
SANA, April 17, 2014

一方、クッルナー・シュラカー(4月17日付)によると、ハサカ市でも、独立記念日を祝う集会が催され、数千人のバアス党員、公務員、学生らが参加した。

Kull-na Shuraka', April 17, 2014
Kull-na Shuraka’, April 17, 2014

AFP, April 17, 2014、AP, April 17, 2014、ARA News, April 17, 2014、Champress, April 17, 2014、al-Hayat, April 18, 2014、Iraqinews.com, April 17, 2014、Kull-na Shuraka’, April 17, 2014、Naharnet, April 17, 2014、NNA, April 17, 2014、Reuters, April 17, 2014、SANA, April 17, 2014、UPI, April 17, 2014などをもとに作成。

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