新民兵「海岸の盾旅団」がラタキア県郊外での反体制武装集団との戦闘に向けた教練を完了(2015年6月21日)

ARA News(6月22日付)は、共和国護衛隊筋の話として、イドリブ県でのファトフ軍の進軍に対抗するために募集されていた新民兵組織「海岸の盾旅団」が訓練を終え、ラタキア県郊外での任務につく準備ができたと伝えた。

同消息筋によると、10万人の若者が海岸の盾旅団の戦闘員になることを志願し、うち2,500人の教練が完了したという。

AFP, June 22, 2015、AP, June 22, 2015、ARA News, June 22, 2015、Champress, June 22, 2015、al-Hayat, June 23, 2015、Iraqi News, June 22, 2015、Kull-na Shuraka’, June 22, 2015、al-Mada Press, June 22, 2015、Naharnet, June 22, 2015、NNA, June 22, 2015、Reuters, June 22, 2015、SANA, June 22, 2015、UPI, June 22, 2015などをもとに作成。

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「穏健な反体制派」はシリア国民連合による自由シリア軍参謀委員会解散を拒否(2015年6月21日)

「穏健な反体制派」と目されるシリア革命家戦線(ジャマール・マアルーフ総司令官)、自由シリア軍最高軍事司令部評議会(アブドゥッラフマーン・スワイス大佐)、第16歩兵師団、ジャズィーラ革命自由人旅団(ハサカ県)は相次いで声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立総合委員会による参謀委員会解散決定を拒否すると発表した。

AFP, June 22, 2015、AP, June 22, 2015、ARA News, June 22, 2015、Champress, June 22, 2015、al-Hayat, June 23, 2015、Iraqi News, June 22, 2015、Kull-na Shuraka’, June 22, 2015、al-Mada Press, June 22, 2015、Naharnet, June 22, 2015、NNA, June 22, 2015、Reuters, June 22, 2015、SANA, June 22, 2015、UPI, June 22, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡に地雷・爆弾を敷設(2015年6月21日)

シリア人権監視団は、ダーイシュ(イスラーム国)が5月下旬に制圧したタドムル市南西部にあるUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡内に、地雷や爆弾を仕掛けた、と発表した。

同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表がAFP(6月21日付)に述べたところによると、「遺跡に地雷・爆弾を敷設した目的は明らかではない。爆破計画があるかもしれないし、タドムル市西部に展開するシリア軍の進軍を阻止するために地雷を敷設したのかもしれない」という。

ARA News, June 21, 2015
ARA News, June 21, 2015

 

AFP, June 21, 2015、AP, June 21, 2015、ARA News, June 21, 2015、Champress, June 21, 2015、al-Hayat, June 22, 2015、Iraqi News, June 21, 2015、Kull-na Shuraka’, June 21, 2015、al-Mada Press, June 21, 2015、Naharnet, June 21, 2015、NNA, June 21, 2015、Reuters, June 21, 2015、SANA, June 21, 2015、UPI, June 21, 2015などをもとに作成。

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南部地域ファトフ軍が自由シリア軍南部戦線に代わってクナイトラ県での戦闘を継続(2015年6月21日)

クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(6月21日付)によると、20日にシャーム自由人イスラーム運動などが結成した南部地域ファトフ軍が、シリア軍との交戦の末、ハドル村とダマスカス郊外県のバイト・ジン村を結ぶ街道に設置されたUNDOFの哨所を制圧した。

クッルナー・シュラカーによると、南部地域ファトフ軍は、自由シリア軍南部戦線が作戦終了を宣言し、制圧を断念したバアス市、ハーン・アルナバ市、第90旅団基地などの制圧をめざしているという。

一方、SANA(6月21日付)によると、ハミーディーヤ村、サヒーター村、ジャバーター・ハシャブ村、ウーファーニヤー、タルジャナで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、預言者末裔旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がキヒール村、ジャースィム市、インヒル市、ダルアー市ダム街道地区などを「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(6月21日付)によると、ダルアー市カラク地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハーリディーヤ地区、マイダーン地区、ナイル通り地区、県庁一帯、スライマーニーヤ地区、シャイフ・ターハー地区(いずれもシリア政府支配地域)に、ジハード主義武装集団が迫撃砲で攻撃を加え、女性3人を含む9人が死亡、数十人が負傷した。

マサール・プレス(6月21日付)によると、これに対してシリア軍もアレッポ市ブスターン・カスル地区、国立競技場を砲撃し、住民3人が死亡した。

マサール・プレスなどによると、シリア軍、国防隊はまた、アレッポ市ライラムーン地区、ハーリディーヤ地区で反体制武装集団と交戦したほか、シャーム自由人イスラーム運動が、アズィーザ村を「地獄の大砲」で砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、アアザーズ市では、反体制武装集団と現地の治安組織が交戦した。

他方、SANA(6月21日付)によると、バシャーンティラ村、バスラトゥーン村、ブラート村、トゥライディム村、ジュッブ・ガブシャ村、タッル・アラム村をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ハーン・アサル村、マンスール村、フライターン市、アレッポ市ライラムーン地区、ラーシディーン地区、ブアイディーン交差点地区で、反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市を占拠するジハード主義武装集団の拠点をシリア軍が空爆した。

シリア軍はまた、アブー・ズフール航空基地周辺、マアッラト・ヌウマーン市一帯、タマーニア町を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(6月21日付)によると、サラーキブ市、アブー・ズフール航空基地周辺、ウンム・ジャリーン村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区を地対地ミサイルなどで砲撃した。

一方、SANA(6月21日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カフルバトナー町一帯をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(6月21日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、フサイニーヤ町一帯、ダイル・ハビーヤ村西部農場地帯、マガル・ミール村、カフルフール村、アイン・ブスターン村、ドゥーマー市・ハラスター市間、ドゥーマー市、アーリヤ農場、アルバイン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍、イスラーム旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

ラフマーン軍団とアジュナード・シャーム・イスラーム連合は共同声明を出し、ダマスカス郊外県東グータ地域で、戦闘員150人に対して行っていた「第1期合同軍事教練コース」が修了したと発表した。

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ヒムス県では、SANA(6月21日付)によると、カフルラーハー市、アクラブ町、タッルドゥー市、スルターニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 21, 2015、AP, June 21, 2015、ARA News, June 21, 2015、Champress, June 21, 2015、al-Hayat, June 22, 2015、Iraqi News, June 21, 2015、Kull-na Shuraka’, June 21, 2015、June 22, 2015、al-Mada Press, June 21, 2015、Masar Press Agency, June 21, 2015、Naharnet, June 21, 2015、NNA, June 21, 2015、Reuters, June 21, 2015、SANA, June 21, 2015、UPI, June 21, 2015などをもとに作成。

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シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が分割統治するカーミシュリー市(ハサカ県)の民政局庁舎近くで自爆テロ発生(2015年6月21日)

ハサカ県では、SANA(6月21日付)などによると、カーミシュリー市内中心部にあるハダーヤー・ホテルの近くで、「テロリスト」が着用していた自爆ベルトを自爆させ、1人が死亡、3人が負傷した。

カーミシュルリー市での自爆テロに関して、シリア人権監視団は、西クルディスタン移行期民政局が庁舎として使用しているハダーヤー・ホテルに近いアサーイシュの拠点を狙って自爆が行われた、と発表した。

ハダーヤー・ホテルは2014年3月にも同様の自爆攻撃を受けており、そのときは西クルディスタン移行期民政局職員と住民合わせて9人が死亡している。

Kull-na Shuraka', June 21, 2015
Kull-na Shuraka’, June 21, 2015

AFP, June 21, 2015、AP, June 21, 2015、ARA News, June 21, 2015、Champress, June 21, 2015、al-Hayat, June 22, 2015、Iraqi News, June 21, 2015、Kull-na Shuraka’, June 21, 2015、al-Mada Press, June 21, 2015、Naharnet, June 21, 2015、NNA, June 21, 2015、Reuters, June 21, 2015、SANA, June 21, 2015、UPI, June 21, 2015などをもとに作成。

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YPGがラッカ県タッル・アブヤド市南部でダーイシュ(イスラーム国)への攻勢を続ける(2015年6月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がタッル・アブヤド市南部および南西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続け、同市の南部16キロの地点に位置するアリー・バージリーヤ村を制圧した。

またクッルナー・シュラカー(6月21日付)は、人民防衛隊主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室のアイン・イーサー市への接近を受け、同地に駐留するダーイシュ戦闘員は、物資を住民に分配し、撤退の準備を開始したと伝えた。

またアイン・イーサー市の南方に位置するダーイシュの「首都」ラッカ市では、厳戒態勢が強化され、「自由シリア軍」の元メンバーやクルド系住民への逮捕が激化している、という。

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アレッポ県では、マサール・プレス(6月21日付)によると、自由シリア軍スルターン・ムラード旅団がウンム・フーシュ村のダーイシュ(イスラーム国)拠点を砲撃した。

一方、SANA(6月21日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュがジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村、カースィミーヤ町、サービリーヤ村、ザーヒリーヤ村で強制捜査を行い、ダーイシュ(イスラーム国)協力者40人以上を逮捕した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町一帯で、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団と交戦、双方に14人の負傷者が出た。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯で、シリア軍、PFLP-GC民兵が、ダーイシュ(イスラーム国)を名乗る武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(6月21日付)によると、ウンム・ジャーミア村一帯、シューマリーヤ山一帯、スルターニーヤ村、ジバーブ・ハマド村、ウンム・タバービール村、ジャズル・ガス採掘所一帯、マヌーフ、タドムル市周辺で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(6月21日付)によると、アブー・ファシャーフィーシュ村、ハルダーナー村、ハッス・アルバーウィー村をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(6月21日付)によると、ハジーン市で、住民から没収した金品の分配をめぐってダーイシュ(イスラーム国)メンバーどうしが対立し、複数名が逮捕された。

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また、クッルナー・シュラカー(6月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュがジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村、カースィミーヤ町、サービリーヤ村、ザーヒリーヤ村で強制捜査を行い、ダーイシュ(イスラーム国)協力者40人以上を逮捕した。

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米中央軍(CENTCOM)は、6月21日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回におよび、ハサカ市近郊(1回)、アレッポ市近郊(1回)、タッル・アブヤド市近郊(5回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, June 21, 2015、AP, June 21, 2015、ARA News, June 21, 2015、June 22, 2015、Champress, June 21, 2015、al-Hayat, June 22, 2015、Iraqi News, June 21, 2015、Kull-na Shuraka’, June 21, 2015、June 22, 2015、al-Mada Press, June 21, 2015、Masar Press Agency, June 21, 2015、Naharnet, June 21, 2015、NNA, June 21, 2015、Reuters, June 21, 2015、SANA, June 21, 2015、UPI, June 21, 2015などをもとに作成。

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米国女優が世界難民の日に合わせてトルコのシリア人避難民を慰問(2015年6月21日)

UNHCR特使を務める米国女優のアンジェリーナ・ジョリー氏が世界難民の日に合わせ、アントニオ・グテーレス難民高等弁務官とともにトルコのマルディン県を訪れ、シリア人避難民を慰問した。

ジョリー氏ら一行はまた、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を表敬訪問した。

AFP(6月21日付)が伝えた。

AFP, June 21, 2015、AP, June 21, 2015、ARA News, June 21, 2015、Champress, June 21, 2015、al-Hayat, June 22, 2015、Iraqi News, June 21, 2015、Kull-na Shuraka’, June 21, 2015、al-Mada Press, June 21, 2015、Naharnet, June 21, 2015、NNA, June 21, 2015、Reuters, June 21, 2015、SANA, June 21, 2015、UPI, June 21, 2015などをもとに作成。

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トルコ当局、シリアで取材を終え、トルコ領内に戻った西欧の記者4人を逮捕(2015年6月21日)

国境なき記者団は、シリアでの取材を終え、同国からトルコに再入国しようとしたイタリア人記者3人とフランス人記者1人が、トルコの治安当局に逮捕された、と発表した。

アナトリア通信(6月20日付)によると、4人はアイン・アラブ市(アレッポ県)に面するミュルシトプナル国境通行所で逮捕され、その後、強制退去処分を受け、本国に送還されたという。

イタリア人記者3人はイタリア国営放送局RAIの、フランス人記者は『ル・フィガロ』紙の取材で、シリアに入国していたという。

AFP, June 21, 2015、AP, June 21, 2015、Anadolu Ajansı, June 21, 2015、ARA News, June 21, 2015、Champress, June 21, 2015、al-Hayat, June 22, 2015、Iraqi News, June 21, 2015、Kull-na Shuraka’, June 21, 2015、al-Mada Press, June 21, 2015、Naharnet, June 21, 2015、NNA, June 21, 2015、Reuters, June 21, 2015、SANA, June 21, 2015、UPI, June 21, 2015などをもとに作成。

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