シリア電子軍が米軍公式HPをハッキング(2015年6月9日)

シリア電子軍は声明(http://sea.sy/article/id/2083/ar)を出し、6月8日午前8時5分に、米軍の公式サイト(http://www.army.mil/)に侵入したと発表した。

声明によると、このハッキングは、米軍が利用しているCDNを標的としたもので、サイト内のデータの書き換え、「Your Commanders admit they are training the people they have sent you to die fighting」というメッセージを書き込むことに成功したという。

Twitter, June 9, 2015
Twitter, June 9, 2015

 

AFP, June 9, 2015、AP, June 9, 2015、ARA News, June 9, 2015、Champress, June 9, 2015、al-Hayat, June 10, 2015、Iraqi News, June 9, 2015、Kull-na Shuraka’, June 9, 2015、al-Mada Press, June 9, 2015、Naharnet, June 9, 2015、NNA, June 9, 2015、Reuters, June 9, 2015、SANA, June 9, 2015、UPI, June 9, 2015などをもとに作成。

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ベカーア県の対シリア国境地帯でダーイシュ(イスラーム国)がヒズブッラーの哨所を襲撃(2015年6月9日)

ナハールネット(6月9日付)などによると、ベカーア県バアルベック郡のカーア村・ラアス・バアルベック村間に位置するマズハバ高地にあるヒズブッラー戦闘員の哨所複数カ所をダーイシュ(イスラーム国)が襲撃するも、ヒズブッラー側の反撃を受け、複数の戦闘員が死傷、車両10台を失った。

AFP, June 9, 2015、AP, June 9, 2015、ARA News, June 9, 2015、Champress, June 9, 2015、al-Hayat, June 10, 2015、Iraqi News, June 9, 2015、Kull-na Shuraka’, June 9, 2015、al-Mada Press, June 9, 2015、Naharnet, June 9, 2015、NNA, June 9, 2015、Reuters, June 9, 2015、SANA, June 9, 2015、UPI, June 9, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍がカラムーン地方東部でダーイシュ(イスラーム国)への反抗を本格化(2015年6月9日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月9日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動が東カラムーン地方でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を再開し、アファーイー山一帯を制圧した。

これに関して、イスラーム軍はツイッターを通じて、「砂漠浄化の戦い」を開始したと発表、シャーム自由人イスラーム運動とどもにダーイシュ掃討に乗り出したことを明らかにした。

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ヒムス県では、SANA(6月9日付)によると、タドムル市郊外のサマーマート村、バイダー村、ビヤーラト・ウンム・タバービール村、ジャズル・ガス採掘所一帯、ラジャム・カスル村、ウンム・サフリージュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(6月9日付)によると、カスル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(6月9日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯、サフィール市東部、トゥライディム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(6月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市南西部郊外のアブヤド地区にあるシリア軍、国防隊の拠点を攻撃した。

また、カフターニーヤ市では、ダーイシュが西クルディスタン移行期民政局アサーイシュ本部に対して自爆攻撃を行い、隊員3人が負傷した。

一方、SANA(6月9日付)によると、ハサカ市・シャッダーディー市間街道をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊、またアブヤド地区でダーイシュと交戦した。

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有志連合の合同司令部は9日、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は5回におよび、ハサカ市近郊、ラッカ市近郊、ダイル・ザウル市近郊のダーイシュに対して攻撃が行われたという。


AFP, June 9, 2015、AP, June 9, 2015、ARA News, June 9, 2015、Champress, June 9, 2015、al-Hayat, June 10, 2015、Iraqi News, June 9, 2015、Kull-na Shuraka’, June 9, 2015、al-Mada Press, June 9, 2015、Naharnet, June 9, 2015、NNA, June 9, 2015、Reuters, June 9, 2015、SANA, June 9, 2015、UPI, June 9, 2015などをもとに作成。

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ジハード主義者らからなる自由シリア軍南部戦線がダルアー県におけるシリア軍の最大拠点第52旅団基地一帯を制圧(2015年6月9日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団などからなる自由シリア軍南部戦線(第1軍など)が、「報復の戦い」と銘打ってフラーク市近郊の第52旅団基地およびその展開地域のシリア軍に対して攻勢をかけ、同地の大部分を制圧した。

シャームの自由人イスラーム国広報局によると、自由シリア軍南部戦線が制圧したのは、第52旅団司令部、砲兵大隊、第14、59、17大隊、休憩所、武器庫、西ムライハ村。

シリア人権監視団によると、第52旅団基地は、ダルアー県におけるシリア軍の最大の拠点で、首都ダマスカスを守る「主要な防衛線」上に位置する基地。

自由シリア軍南部戦線のイサーム・ライイス報道官によると、第52旅団を制圧したのは、自由シリア軍南部戦線第1軍、ジハード主義武装集団など。

この戦闘で、シリア軍兵士・国防隊隊員少なくとも20人(少将1人を含む)、反体制武装集団戦闘員少なくとも14人(うち離反した大佐、武装集団司令官2人を含む)が死亡したという。

一方、SANA(6月9日付)によると、東カラク村、ラフム村、アトマーン村一帯、東ムライハ町、フラーク市、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(6月9日付)が、シリア軍がザーウィヤ山のスフーフン村に「毒ガス」が装填された「樽爆弾」を投下し、8人が中毒症状を訴えたと伝えた。

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アレッポ県では、アブドゥッラー・ブン・ジュバイル大隊がナイラブ航空基地を砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(6月9日付)によると、ラスタン高地で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(6月9日付)によると、ヒルバト・ハマーム村、ヒルバト・ヒンズィール村、サンヌ・ティーハ村、ドゥーマー市、アーリヤ農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(6月9日付)によると、マスハラ村、ハミーディーヤ村、カフターニーヤ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月9日付)によると、バニー・イッズ村、バシーリーヤ村、バシュラームーン村、バズィート村、ジスル・シュグール市北部、イドリブ市、アブー・ズフール町、マジャース村、ハミーディーヤ村、ハフィーヤ村、バシール村、タッル・サラムー村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(6月9日付)によると、マーリア市、タッル・リフアト市、ハルバル村、タラーリーン村、ハーン・アサル村、ハーン・トゥーマーン村、ズィルバ村、ワディーヒー村、アレッポ市スッカリー地区、マアーディー地区、旧市街、サーリヒーン地区、ハナーヌー地区、マシュハド地区、アンサーリー地区、アーミリーヤ地区、タッル・ザラーズィール地区、ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、シャッアール地区、サラーフッディーン地区、バーブ・ハディード地区、カーディー・アスカル地区、ブスターン・バーシャー地区、フルワーニーヤ地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 9, 2015、AP, June 9, 2015、ARA News, June 9, 2015、Champress, June 9, 2015、al-Hayat, June 10, 2015、Iraqi News, June 9, 2015、Kull-na Shuraka’, June 9, 2015、al-Mada Press, June 9, 2015、Naharnet, June 9, 2015、NNA, June 9, 2015、Reuters, June 9, 2015、SANA, June 9, 2015、UPI, June 9, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団:紛争による死者数が23万人を越えるも、民間人の犠牲者は3万人減少?!(2015年6月9日)

シリア人権監視団は、2011年3月半ばに「アラブの春」が波及するかたちで発生した紛争による死者数(推計)が23万人を超えたと発表した。

シリア人権監視団はこれまで、シリア人ジハード主義武装集団戦闘員を民間人として計算していたが、今回の発表では、戦闘員を民間人と分かち、「ジハード主義武装集団を含む反体制武装集団に参加した民間人」に分類、クルド人戦闘員(西クルディスタン移行期民政局人民保護部隊隊員など)とともに「反体制武装集団戦闘員」として算出している。

これにより、民間人の死者数は前回のデータ(青山弘之「シリア・アサド政権はどのように必要とされているのか?」Synodo、2015年3月19日(http://synodos.jp/international/13439)を参照)に比べて、約3万人減少した。

同監視団によると、最初の犠牲者が出た2011年3月18日から2015年5月8日までの紛争による死者総数は23万618人で、その内訳は以下の通り:

民間人:6万9,494人(うち1万1,493人が18才以下の子供、7,371人が18才以上の女性)

シリア人反体制武装集団戦闘員およびクルド人戦闘員:4万1,116人(うち3万8,592人は武器を持ってジハード主義武装集団を含む反体制武装集団に参加した民間人、2,524人が離反兵)

外国人戦闘員(そのほとんどがジハード主義者):3万1,247人

シリア軍兵士:4万9,106人

親政権民兵:3万6,464人(うち838人がヒズブッラー戦闘員、3,093人がレバノン人以外のシーア派戦闘員、3万2,533人が国防隊、人民諸委員会、バアス大隊などのシリア人民兵組織)

身元不明:3,191人

なおシリア人権監視団によると、2015年5月の1ヶ月間だけで6,657人が死亡したが、そのほとんどがシリア軍兵士、ジハード主義者だったという。image image2

AFP, June 9, 2015、AP, June 9, 2015、ARA News, June 9, 2015、Champress, June 9, 2015、al-Hayat, June 10, 2015、Iraqi News, June 9, 2015、Kull-na Shuraka’, June 9, 2015、al-Mada Press, June 9, 2015、Naharnet, June 9, 2015、NNA, June 9, 2015、Reuters, June 9, 2015、SANA, June 9, 2015、UPI, June 9, 2015などをもとに作成。

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第2回カイロ大会閉幕:反体制派は交渉を通じた政治的解決のための行程表を採択、アサド政権の進退については結論先送り(2015年6月9日)

シリアの紛争解決、アサド政権との和平交渉に向けて、6月8日から2日間の予定でカイロのホテルで開催されていた反体制派の代表の会議「第2回カイロ大会」(エジプト外務評議会主催)が、「民主的シリアのための交渉による政治的解決への行程表」(以下「行程表」)と「シリア国民憲章」を採択して閉幕した。

al-'Arabi al-Jadid, June 9, 2015
al-‘Arabi al-Jadid, June 9, 2015

『ハヤート』(6月10日付)によると、大会出席者はしかし、移行期間におけるアサド大統領および政権幹部の進退について合意に達することはできなかった。

アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏(シリア革命反体制勢力国民連立元連立、個人資格で参加)やアンマール・カルビー氏(シリア国民変革潮流代表)は、移行期間におけるアサド大統領の役割を認めることを断固拒否し、これが認められない場合は退席すると主張したが、アサド政権の退陣は行程表、シリア国民憲章における前提条件としては受け入れられなかった。

行程表は、ジュネーブ合意(2012年)に基づき、「抜本的かつ包括的な体制転換を目的とする政治的関係正常化への移行を実現可能とするプロセス実施の仕組み」を定めており、「交渉による政治解決こそがシリア救済の唯一の方途である」と強調し、「国連の保護とシリア情勢に影響力を有する諸外国の庇護のもと、反体制派と政権の個々人の間で」交渉を実施することが求められている。

具体的には以下の各項目の実現を謳っている:

①多元的、分権的、民主的で政権交代可能な代議制の樹立、②国内全土における武力紛争停止を目的とした交渉前そして交渉中に歴史的な政治的正常化をもたらし得るようなプログラムの設定、③国際社会および地域の全当事者による外国人戦闘員の退去、資金源根絶、援助停止の遵守、④避難民および反体制活動家の帰国、⑤すべての当事者による逮捕者・人質の解放・釈放、⑥テロ法廷、通常法に基づかない規定、そして2011年以降の紛争に関連して下された規定の廃止、⑦賠償請求。

行程表はまた、移行期統治機関の樹立に関する合意の遵守をすべての当事者に求めている。

この移行期統治機関は、①移行期間において立法権と政府監視の権限を有する移行期国民評議会、②最高司法評議会、③現行憲法において大統領と内閣に付与されたすべての行政権を享受する移行期政府、④軍および治安機関の再編、国民軍の創設を目的とした移行期国民軍事評議会、からなる。

また、行程表は、国連常任理事国、国連、EU、アラブ中東諸国を「行程表実施の証人であり保証人」と位置づけ、シリア政府と反体制派の間での将来の合意履行を保証するよう呼びかけた。

一方、シリア国民憲章は、2012年11月25日に採択されたシリア国民民主同盟大会声明(https://syriaarabspring.info/wp/?p=2405)をもとに作成され、移行期間における憲法起草の基礎をなす文書で、起草される新憲法は、自由、正義、平和、平等、そして特定の社会集団、イデオロギーから独立した文民機関の設置を保障するものになるという。

なお、民主的変革諸勢力国民調整委員会の代表の一人でカイロを拠点に活動するファーイズ・フサイン氏は、第2回カイロ大会での合意形成に関して、「エジプトとシリアの反体制派の協力」の結果だとしたうえで、「行程表をエジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領に提出し、同大統領が国内、中東地域、そして国際社会において問題に対処するべく行動する」と述べた。

またアサド大統領の退陣については、「時が来たら、政権との交渉のテーブルに乗せられるだろう」と述べ、第2回カイロ大会でのその進退についての結論は出さなかったことを明らかにした。

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行程表の全文(アラビア語)は以下の通り:

 خارطة الطريق  للحل السياسي التفاوضي من أجل سوريا ديمقراطية

إن إصرار السلطة على إنكار الثورة الشعبية السورية ومطالبها المشروعة بالحرية والكرامة واختزال ما يجري بالمؤامرة، بالإضافة الى الرد الأمني العسكري العنفي عليها قد أوصلها الى حدودٍ من الدموية غير المسبوقة وكذلك فإن تقاعس المجتمع الدولي عن القيام بواجباته في إيجاد حل لهذه القضية قد أطال عمر الصراع.

لقد دخلت القضية السورية في مراحل متصاعدة من التعقيد والعسكرة الناجمة عن سياسات النظام القمعية وقوى التطرف والارهاب، والتدخلات المتعددة الأشكال التي حولت سوريا الى ساحة صراع إقليمي ودولي ملوث بالعنف والمذهبية، وكلها باتت تهدد الوجود السوري والمنطقة. ومع استحالة الحسم العسكري لأي طرف، تقودنا الصراعات المسلحة نحو السيناريوهات الأشد ظلامية، التي تجعل من سوريا كدولة وشعب الخاسر الأكبر.

لقد وضع “إعلان القاهرة من أجل سوريا” الصادر في 24 كانون الثاني/يناير 2015 أرضيةً لخلق أجواء العمل المشترك والتحرك الجماعي لإنقاذ البلاد. مؤسساً لمقومات الخيار السياسي الوطني المتمثلة في الاستجابة لتطلعات الشعب السوري وثورته والحفاظ على وحدة سوريا أرضاً وشعباً، وتأكيد استقلالها واحترام ودعم سيادتها علي كامل أراضيها، والحفاظ على الدولة السورية بكامل مؤسساتها من خلال تنفيذ “بيان جنيف” الصادر عن مجموعة العمل الدولية لأجل سورية بتاريخ 30 حزيران/يونيو 2012.

انطلاقاً من هذه الرؤية نتقدم إلى الشعب السوري وإلى المجتمع الدولي بهذه الخارطة المكثفة لآليات تنفيذ عمليةٍ قابلةٍ للتحقق وقادرة على الانتقال لتسويةٍ سياسيةٍ غايتها تغيير النظام بشكل جذري وشامل، والذهاب الى نظام ديمقراطي تعددي، يوفر الحرية والكرامة والعدالة والمساواة لكل السوريين.

ينطلق تصورنا من استحالة الحسم العسكري ومأساويته وكذلك استمرار منظومة الحكم الحالية، التي لا مكان لها ولرئيسها في مستقبل سوريا. واعتبارنا الحل السياسي التفاوضي هو السبيل الوحيد لإنقاذ سوريا, و يجري هذا التفاوض بين وفدي المعارضة والنظام برعاية الأمم المتحدة ومباركة الدول المؤثرة في الوضع السوري.

يبرم الوفدان اتفاقاً يتضمن برنامجاً تنفيذياً لبيان جنيف، ووضع جدول زمني وآليات واضحة وضمانات ملزمة للتأكد من التنفيذ. هذه الضمانات والالتزامات تتطلب التعاون الكامل من الدول الإقليمية المؤثرة، وتكتسب غطاءها القانوني من قرار من مجلس الأمن يعتمد تلك الضمانات، ويضع إطاراً عاماً لدعم تنفيذ خارطة الطريق.

**أولاً: النظام السياسي المنشود في سوريا

إن الهدف السياسي للعملية التفاوضية المباشرة هو الانتقال إلى نظام ديمقراطي برلماني تعددي تداولي. يرسم معالمه ميثاق وطني مؤسس، يرتكز على مبدأ المواطنة المتساوية في الحقوق والواجبات لجميع السوريين، بغض النظر عن الجنس أو القومية أو المعتقد أو المذهب. دولة قانون ومؤسسات لكل أبناء ومكونات الوطن، وهي صاحبة الحق الشرعي الوحيد في حمل السلاح. مهمتها، بسط سيادة الدولة على كافة أراضيها، والدفاع عنها وعن مواطنيها، وتقديم الخدمات لهم، وترسيخ فصل السلطات وتنظيم الحقوق والواجبات، واحترام الدستور والقوانين وتجريم الطائفية السياسية ومحاربة الإرهاب بكافة مصادره وأشكاله.

**ثانياً: إجراءات تهيئة المناخ للتسوية السياسية قبل وأثناء التفاوض

لا يمكن بدء العملية التفاوضية في ظل غياب أي قدر من الاتفاق بين أطراف التفاوض. ومن الصعب الوصول لاتفاق مفصّل وتحديد آلياته، في غياب ما يقدم للشعب السوري من مؤشرات ملموسة وعاجلة للتغيير في السياسة والنهج والأساليب، والتي اعتمدت وأوصلت إلى جعل العنف هو الخط البياني الصاعد والوحيد في السنوات الأخيرة. من هنا ضرورة إقرار الطرفين منذ البدء مباشرة الإجراءات التالية، والآليات المشتركة لتنفيذها، وذلك بدعم وغطاء دولي من مجلس الأمن:

1-الإعلان الفوري عن وقف الصراع المسلح من قبل جميع الأطراف على كافة الأراضي السورية، واعتبار كل مخالف لهذا المبدأ خارجاً عن الشرعية الوطنية والدولية. مع بقاء قوات الجيش النظامي والفصائل المسلحة المؤمنة بالحل السياسي في أماكنها لتجميد الصراع المسلح، والتحضير للانسحاب أو إعادة الانتشار، بحسب البرنامج التنفيذي للاتفاق بين الجانبين مع احتفاظ القوى المسلحة المعتدلة والمنضوية بالحل السياسي بحقها المشروع بالدفاع عن نفسها في حال تعرضها للهجوم من أي طرف مسلح أخر، وذلك بإشراف مباشر من الأمم المتحدة وفريق مراقبيها ,المكون من دول غير متورطة في الصراع السوري, والذي سينشر في المناطق التي ستعلن استجابتها للتجميد.

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2-التزام مشترك وواضح من الأطراف الدولية والإقليمية والسورية بوقف دعم الجماعات المسلحة وبإدانة وجود كل المقاتلين غير السوريين واخراجهم من الأراضي السورية, والطلب الفوري الى جميع الدول والمجموعات والأفراد المسلحين من الأجانب الذين يقاتلون الى جانب النظام ( مثل حزب الله وفيلق القدس) وداعميهم أو ضده (مثل داعش وجبهة النصرة) وداعميهم مغادرة الأراضي السورية. تتعهد الدول الإقليمية والدولية باحترام هذا الالتزام والتبعات الجنائية لمخالفته. ويتأكد فريق المراقبين الدوليين من احترام وتنفيذ هذا البند.

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3- البدء بإطلاق سراح المعتقلين والمخطوفين لدى كافة الأطراف، على خلفية أحداث الثورة، وإصدار عفو شامل عن جميع المطلوبين السوريين من المدنيين والعسكريين. وتشكيل لجنة مشتركة مناصفة للإشراف على تنفيذ هذا البند.

4- التعهد بخلق مناخ مناسب في المناطق التي يسيطر عليها كل طرف، بما يتيح للسوريين العودة إلى بيوتهم وأماكن عملهم. ومباشرة تأمين السكن المؤقت العاجل وأماكن للتعليم والتنظيم الإداري الضروري تمهيدا لعودة كريمة، توفر الأمن وضروريات الحياة الأولية.

5- السماح بعودة جميع المواطنين السياسيين المعارضين المقيمين في الخارج لأسباب مختلفة، دون أية مساءلة أمنية أو قانونية أو سياسية. وضمان الحريات الأساسية في التعبير والتنظيم والتجمع السلمي.

6- ضمان عمل الصحفيين ووسائل الإعلام والنشطاء الحقوقيين والعاملين في الاغاثة الإنسانية في جميع المناطق.

7- التعهد بالسماح للمنظمات الإغاثية الدولية بالعمل داخل سوريا في كافة المناطق، ومساعدتها في إيصال المساعدات الإغاثية للمحتاجين.

8- إلغاء جميع أحكام محاكم الإرهاب، والاحكام الاستثنائية وتلك التي صدرت من محاكم عادية التي صدرت على خلفية الأحداث منذ آذار 2011، وإلغاء جميع آثارها، وما ترتب عليها. وإلغاء قرارات المصادرة والتجنيس والتمليك للأجانب. كذلك إلغاء كل المحاكم المشكلة خارج مناطق السيطرة الحكومية.

9- متابعة ملفات جبر الضرر ورد المظالم، ورد الاعتبار للذين صرفوا من الخدمة، وجردوا من الحقوق المدنية بموجب أحكام صادرة عن محاكم استثنائية أو بشكل تعسفي لأسباب سياسية، وتسوية حقوقهم المهنية والمادية.

**ثالثاً: هيئة الحكم الانتقالي

يتم الاتفاق بين الجانبين على تكوين هيئة الحكم الانتقالي التي تنقل لها جميع الصلاحيات التشريعية والتنفيذية وينبثق عنها لذلك المؤسسات التالية وتسمية أعضائها ورئاساتها في غضون شهرين من بدء المفاوضات تحت ضمانات دولية.

1- المجلس الوطني الانتقالي

يتولى مهمة التشريع والرقابة على الحكومة في المرحلة الانتقالية، ويضم ممثلين عن كافة التحالفات والقوى السياسية المؤيدة للانتقال الديمقراطي، وممثلين عن المجتمع المدني بحيث يمثل كافة مكونات الشعب السوري على نحو وازن وعادل، ويقر المجلس الميثاق الوطني لسورية المستقبل، وإعلان دستوري مؤقت.

2- مجلس القضاء الأعلى

الاتفاق على تشكيل “مجلس القضاء الأعلى” وتحديد مهامه، وتسمية أعضائه من بين قضاة مستقلين محايدين معروفين بالكفاءة والنزاهة.

3- حكومة المرحلة الانتقالية

تشكيل “حكومة انتقالية” وتحديد مهامها، وتسمية أعضائها وتوزيع حقائبها، على أن تتمتع هذه الحكومة بكافة الصلاحيات التنفيذية المدنية والعسكرية الممنوحة لرئاسة الجمهورية ومجلس الوزراء في الدستور الحالي، وذلك وفقاً لبيان جنيف.

4- المجلس الوطني العسكري الإنتقالي

يضم المجلس ضباطاً من كافة القوى العسكرية المؤمنة بالحل السياسي والانتقال الديمقراطي. يعمل المجلس تحت إمرة الحكومة الإنتقالية، وتخضع له كافة القطاعات العسكرية، وتكون مهمته قيادة القوات العسكرية والأمنية، وإدارة عملية دمج الفصائل المسلحة المؤمنة بالحل السياسي وحفظ الأمن والاستقرار ومكافحة الإرهاب والتنظيمات الإرهابية وأية مجموعات أو عناصر مسلحة تتحالف معها أو ترفض الحل السياسي وتستمر في القتال، والبدء في عملية بسط السيادة السورية على كامل أراضيها.

5- الهيئة المستقلة العليا للإنصاف والعدالة والمصالحة

يشكل المجلس الوطني الانتقالي “الهيئة المستقلة العليا للإنصاف والعدالة والمصالحة” تتبع له، ويحدد مهامها. تضع الهيئة برنامجاً للمصالحة الوطنية وإعادة السلم الأهلي، والإشراف على برنامج العدالة الإنتقالية، ورأب الصدع الذي أصاب النسيج المجتمعي السوري جراء الأحداث الماضية.

**رابعاً: إجراءات أساسية في المرحلة الانتقالية

1- يعلن المجلس الوطني الانتقالي عن تعطيل العمل بالدستور الحالي، وهيئات الحكم المبنية عليه، وإلغاء جميع القوانين والتدابير والمشاريع الاستثنائية التمييزية، وفصل حزب البعث عن جميع أجهزة الدولة بما فيها الجيش والقوى الأمنية، وتنفيذ ما يتم التوافق عليه.

2- من المهام العاجلة للحكومة الانتقالية استكمال الإجراءات الواردة في بند “إجراءات تهيئة المناخ للتسوية السياسية قبل وأثناء التفاوض” من هذه الخارطة، والشروع في إعادة هيكلة القوات المسلحة والشرطة والأجهزة الأمنية، واعادة دمج المنشقين من ضباطها وعناصر في مؤسساتها، وتنظيم عملها وفق المبادئ الدستورية، والشرعة الدولية لـحقوق الإنسان، ويمكن الاستعانة بالدعم الدولي فنياً ومادياً من خلال برامج الأمم المتحدة والدول المانحة، وكذلك الاستعانة بخبرات الدول العربية الشقيقة.

3- تكليف فريق واسع التمثيل من المختصين بإعداد مسودة دستور جديد للبلاد، ويقر مشروع الدستور من قبل المجلس الوطني الانتقالي، ويقدم للاستفتاء عليه من قبل الشعب السوري بإشراف الأمم المتحدة.

4- تقوم الحكومة بإعداد برنامج فوري لإعادة الإعمار وعودة اللاجئين والنازحين، وتدعو في هذا الصدد لعقد مؤتمر دولي للمانحين، تتعهد فيه القوى الإقليمية والدولية بدعم اقتصاد إعادة البناء، ويتم تنظيم موازنة العودة والبناء والتنمية عبر صندوق وطني، تتكفل الدول الداعمة بتفعيله. وتخضع سياسات الإنفاق والصرف لرقابة السلطات التشريعية والإدارية والمدنية ومسائلة السلطة القضائية لترشيد الاستخدام وسد أبواب الفساد والهدر.

5- تحدد المرحلة الانتقالية بعامين اثنين وتنتهي بإجراء انتخابات عامة، محلية وتشريعية ورئاسية، وفق الدستور الجديد، بإشراف المنظمات الدولية والإقليمية المعنية.

**خامساً: إجراءات دولية لدعم التفاوض والعملية الانتقالية

بسبب تعقيدات الأزمة السورية، والتدخلات الإقليمية والدولية فيها، وخصوصاً التعقيدات الناجمة عن الصراع المسلح في البلاد، ولصعوبة وقف الأعمال العسكرية بإرادة المتقاتلين السوريين، من الضروري أن يتم ضمان أي اتفاق بين الجانبين السوريين من قبل الدول الخمس الدائمة العضوية في مجلس الأمن والأمم المتحدة والاتحاد الأوروبي والدول العربية والإقليمية، بحيث تكون تلك الدول والأطراف هي الشاهد والضامن لتنفيذ الاتفاق.

القاهرة 09-06-2015

 

AFP, June 9, 2015、AP, June 9, 2015、ARA News, June 9, 2015、al-‘Arabi al-Jadid, June 9, 2015、Champress, June 9, 2015、al-Hayat, June 10, 2015、Iraqi News, June 9, 2015、Kull-na Shuraka’, June 9, 2015、June 10,2015、al-Mada Press, June 9, 2015、Naharnet, June 9, 2015、NNA, June 9, 2015、Reuters, June 9, 2015、RT, June 9, 2015、SANA, June 9, 2015、UPI, June 9, 2015などをもとに作成。

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