ケリー米国務長官はラブロフ露外相との電話会談で、シリア政府への軍事支援強化への懸念を伝える(2015年9月5日)

ジョン・ケリー米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は電話会談を行い、シリア情勢などへの対応について意見を交わした。

電話会談で、ケリー米国務長官はラブロフ外務大臣に対して、ロシアがシリア政府への軍事支援を強化しているとする報道について、「こうしたレポートが本当であれば、紛争を激化させ、さらに多くの無実の人の命を奪い、難民を流出させ、ダーイシュ(イスラーム国)と戦う有志連合を危険にさらすことになる」との懸念を伝えた。

ARA News(9月6日付)などが伝えた。

AFP, September 6, 2015、AP, September 6, 2015、ARA News, September 6, 2015、Champress, September 6, 2015、al-Hayat, September 7, 2015、Iraqi News, September 6, 2015、Kull-na Shuraka’, September 6, 2015、al-Mada Press, September 6, 2015、Naharnet, September 6, 2015、NNA, September 6, 2015、Reuters, September 6, 2015、SANA, September 6, 2015、UPI, September 6, 2015などをもとに作成。

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トルコ当局は、海岸でシリア人幼児が遺体で発見された事件で、シリア人4人を逮捕(2015年9月5日)

ARA News(9月6日付)によると、トルコ治安当局が、シリア人幼児アイラーン・クルディーくん(本名アーラーン・シャンノー)が溺死し、トルコ海岸で遺体で発見された事件に関して、アイラーンくんの家族らが乗っていたボートを操舵していたシリア人1人を含むシリア人4人を逮捕したと発表した。

逮捕されたのは、アリー・フサイン容疑者、ハサン・サーリフ容疑者、ハーリド・シャアバーン容疑者、ムスタファー・ハリール容疑者の4人。

AFP, September 6, 2015、AP, September 6, 2015、ARA News, September 6, 2015、Champress, September 6, 2015、al-Hayat, September 7, 2015、Iraqi News, September 6, 2015、Kull-na Shuraka’, September 6, 2015、al-Mada Press, September 6, 2015、Naharnet, September 6, 2015、NNA, September 6, 2015、Reuters, September 6, 2015、SANA, September 6, 2015、UPI, September 6, 2015などをもとに作成。

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YPG報道官「シリア国民連合はダーイシュ(イスラーム国)を物的に支援している」(2015年9月5日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のライドゥール・ハリール報道官は、フェイスブックの公式ページで、「以前にも述べたが、今日改めて言おう。シリア革命反体制勢力国民連立はテロ組織ダーイシュ(イスラーム国)の政治部門であり、連立およびその政府(暫定内閣)はダーイシュを物的に支援している!」と綴った。

AFP, September 6, 2015、AP, September 6, 2015、ARA News, September 6, 2015、Champress, September 6, 2015、al-Hayat, September 7, 2015、Iraqi News, September 6, 2015、Kull-na Shuraka’, September 6, 2015、al-Mada Press, September 6, 2015、Naharnet, September 6, 2015、NNA, September 6, 2015、Reuters, September 6, 2015、SANA, September 6, 2015、UPI, September 6, 2015などをもとに作成。

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シリア政府支持者がSNSでロシア軍兵士とシリア軍兵士が写った写真を公開(2015年9月5日)

ARA News(9月6日付)は、シリア政府支持者がSNSなどで、ロシア軍兵士と思われる男性らとシリア軍兵士が写っている写真を公開したと報じた。

これに関してタルトゥース市の住民の一人(匿名)は、ARA Newsに対して、「タルトゥース市や(地中)海岸地方でロシア軍兵士を見ることは珍しいことではない。タルトゥース市には(ロシアの)海軍基地があり、そこにはロシア軍兵士が駐留しており、日常的に外出している」と答えた。

ARA News, September 6, 2015
ARA News, September 6, 2015

AFP, September 6, 2015、AP, September 6, 2015、ARA News, September 6, 2015、Champress, September 6, 2015、al-Hayat, September 7, 2015、Iraqi News, September 6, 2015、Kull-na Shuraka’, September 6, 2015、al-Mada Press, September 6, 2015、Naharnet, September 6, 2015、NNA, September 6, 2015、Reuters, September 6, 2015、SANA, September 6, 2015、UPI, September 6, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県南部のジハード主義武装集団はダーイシュ(イスラーム国)包囲に向け、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯への街道封鎖を決定(2015年9月5日)

ダマスカス郊外県のヤルダー市、バービッラー市、バイト・サフム市で活動を続けるジハード主義武装集団は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)の攻撃への対抗措置として、ダーイシュが占拠するダマスカス県ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯やカダム区にいたる街道を封鎖すると発表した。

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米中央軍(CENTCOM)は、9月5日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は21回におよび、マーリア市近郊(3回)、タッル・アブヤド市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, September 6, 2015、AP, September 6, 2015、ARA News, September 6, 2015、Champress, September 6, 2015、al-Hayat, September 7, 2015、Iraqi News, September 6, 2015、Kull-na Shuraka’, September 6, 2015、al-Mada Press, September 6, 2015、Naharnet, September 6, 2015、NNA, September 6, 2015、Reuters, September 6, 2015、SANA, September 6, 2015、UPI, September 6, 2015などをもとに作成。

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西クルディスタン移行期民政局コバネ執行評議会のマフムード・ブーザーン通商大臣と妻娘がアサーイシュに撃たれる(2015年9月5日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月5日付)によると、アイン・アラブ市南部のマナーズ村で、西クルディスタン移行期民政局コバネ執行評議会のマフムード・ブーザーン通商経済委員長(通商経済大臣)がアサーイシュ隊員と口論の末、この隊員の発砲を受け負傷したと伝えた。

ブーザーン委員長の妻と娘も撃たれて負傷し、3人はアイン・アラブ市に面したトルコ領内のスルチュ市の病院に搬送された。

AFP, September 5, 2015、AP, September 5, 2015、ARA News, September 5, 2015、Champress, September 5, 2015、al-Hayat, September 6, 2015、Iraqi News, September 5, 2015、Kull-na Shuraka’, September 5, 2015、al-Mada Press, September 5, 2015、Naharnet, September 5, 2015、NNA, September 5, 2015、Reuters, September 5, 2015、SANA, September 5, 2015、UPI, September 5, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がザバダーニー市(ダマスカス郊外県)のバイト・ダーラーティー地区を制圧(2015年9月5日)

ダマスカス県では、SANA(9月5日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともにザバダーニー市での作戦を継続し、バイト・ダーラーティー地区を制圧した。

シリア軍はまた、マルジュ・スルターン村で、シャームの民のヌスラ戦線拠点に対する特殊作戦を行い、チェチェン人を含む戦闘員5人を殲滅したほか、ザマルカー町でもイスラーム軍の車輌を破壊、戦闘員5人を殺害した。

さらにハムーリーヤ市農場地帯、ドゥーマー市、ザブディーン村農場地帯、ダーライヤー市でも、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、イスラーム殉教者旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がザバダーニー市内でジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦を続けた。

シリア軍はまた、ハラスター市の車輌管理局一帯でシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦したほか、ザブディーン村、アルバイーン市に対して空爆を行った。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区をシリア軍が4回にわたり空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍が包囲を続けるフーア市、カファルヤー町一帯での戦闘で死亡した18歳未満の国防隊などの隊員の数が9人にのぼった。

一方、SANA(9月5日付)によると、アブー・ズフール町一帯、ハシール村、マジャース村、ファッティーラ村、カンスフラ村一帯、マウザラ村、ジューズィフ村をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ムハムバル村・フライカ村間で、ヌスラ戦線と交戦し、戦闘員11人を殲滅した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーシュカウィー村、ハンダラート・キャンプ一帯で、シリア軍がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(9月5日付)によると、アレッポ市北部郊外のタッル・ファーウーリー村、スバイヒーヤ村、ジャッブール村、アレッポ市ラーシディーン地区、サーフール地区、サラーフッディーン地区、カッラーサ地区、ライラムーン地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(9月5日付)によると、アレッポ・ファトフ作戦司令室がナイラブ航空基地を攻撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス県ワアル地区(第7)を砲撃し、ジハード主義武装集団戦闘員3人を含む4人が死亡した。

一方、SANA(9月5日付)によると、ダール・カビーラ村、ハッターブ村、サアン・アスワド村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町、カフルズィーター市、カーヒラ村、アンカーウィー村、クライディーン村、ジャズラム丘を空爆した。

一方、SANA(9月5日付)によると、シリア軍がアンカーウィー村、クライディーン村、カストゥーン村、ダクマーク村、ハミーディーヤ村、マンスーラ村、ザクーム村を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(9月5日付)によると、ハミーディーヤ村・トゥルナジャ村間で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 5, 2015、AP, September 5, 2015、ARA News, September 5, 2015、Champress, September 5, 2015、al-Hayat, September 6, 2015、Iraqi News, September 5, 2015、Kull-na Shuraka’, September 5, 2015、al-Mada Press, September 5, 2015、Naharnet, September 5, 2015、NNA, September 5, 2015、Reuters, September 5, 2015、SANA, September 5, 2015、UPI, September 5, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県北部の「安全保障地帯」でダーイシュ(イスラーム国)と反体制武装集団の戦闘が続くなか、「穏健な反体制派」のシャーム戦線は、米軍の軍事教練を受けた「第30師団はいない」と主張(2015年9月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」における反体制武装集団の拠点都市マーリア市一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と反体制武装集団が戦闘を続け、ダーイシュ戦闘員27人と、反体制武装集団側20人が死亡した。

双方の戦闘が続くなか、有志連合はマーリア市近郊のタラーリーン村を空爆した。

有志連合はまた、ダーイシュの支配下にあるダイル・ハーフィル市に対しても空爆を行った。

一方、ダーイシュに対する戦闘を主導していると思われるジハード主義武装集団の連合組織のシャーム戦線は、米国の軍事教練を受け、マーリア市に進駐したとされる第30師団が「安全地帯」に展開していないと発表した。

第30師団は、同地への進駐を拒否していたアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線との調整の末、マーリア市に進駐し、ダーイシュとの戦いを開始したと主張していた。

こうしたなか、AKI(9月5日付)は、複数の外交筋の情報として、米軍の軍事教練を受けた第30師団を監督する上級士官(離反士官)が、今年末までに1,500人の戦闘員をシリア領内に派遣することをめざしていることを明らかにしたと伝えた。

このほか、SANA(9月5日付)によると、航空士官学校一帯、アルバイド村、ナアーム丘一帯、タッル・イスタブル村などで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市郊外の第17師団基地を有志連合が空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦する一方、シリア軍がカルヤタイン市を空爆した。

また、SANA(9月5日付)によると、シリア軍は、ジャズル・ガス採掘所一帯を空爆するとともに、国防隊とともにダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ダーイシュからイスラーム教徒への改宗か、ジズヤ支払いか、退去のいずれかの選択を迫まられていたカルヤタイン市住民のうち、女性、子供約15人が同市から退去し、ダーイシュ支配地域の外に到着した。

他方、ダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州は、カルヤタイン市でのシリア軍との戦闘で、ヨルダン人司令官のハーズィム・ムナイズィル・アブー・ルンマーン氏(アブー・カアカーア)が死亡したと発表した。

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スワイダー県では、SANA(9月5日付)によると、サアド村一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合がタッル・ブラーク町南部郊外のダーイシュ(イスラーム国)支配地域を空爆した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団と、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がサフム・ジャウラーン村一帯で交戦した。

AFP, September 5, 2015、AKI, September 5, 2015、AP, September 5, 2015、ARA News, September 5, 2015、Champress, September 5, 2015、al-Hayat, September 6, 2015、Iraqi News, September 5, 2015、Kull-na Shuraka’, September 5, 2015、al-Mada Press, September 5, 2015、Naharnet, September 5, 2015、NNA, September 5, 2015、Reuters, September 5, 2015、SANA, September 5, 2015、UPI, September 5, 2015などをもとに作成。

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スワイダー市での連続爆破テロによるワヒード・バルウース師死亡を受け「カラーマの男たち」が「アラブ山を「解放区」とする」と宣言(2015年9月5日)

カラーマの男たちは「声明第1号」を出し、バルウース師の死に関して、「軍事情報局スワイダー支局のワフィーク・ナースィル支局長、シリア大統領バッシャール・アサドの悪党に対して政治的疑いを向けており、これまでに起きた暗殺、そして今後起こるであろう暗殺のすべての責任は治安当局にある」と主張し、シリア政府への敵意を露わにした。

そのうえで、「アラブ山を、治安機関の悪党やその省庁から解き放たれた解放区とすることを宣言し…、スワイダー県のカラーマ(「カラーマの男たち」のこと)の男たちの連合は、アラブ山を解放区とし…、県内の各市・町のカラーマの男たちが治安を掌握した」と発表した。

また「アラブ山防衛暫定委員会による自治のもとに公共機関の活動を継続し、カラーマの男たちからなる作戦司令室に対して、アラブ山のすべての武装集団との関係を調整し、県内における政権の拠点を除去し、治安と日常生活の維持を監督することを任じる」と主張、「アラブ山を、安全地帯、あるいは飛行禁止空域に設定し、ヨルダン政府との調整のもとに対ヨルダン国境の国境通行所を開放するため、諸外国政府、国際機関と連絡を取るための政治交渉委員会を設置する」と表明した。

クッルナー・シュラカー(9月5日付)などが伝えた。

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クッルナー・シュラカー(9月5日付)は、スワイダー県の複数の消息筋の話として、カラーマの男たち(カラーマの男たち指導評議会)は、死亡したワヒード・バルウース師の後任としてアブー・ユースフ・ラアファト・バルウース師を新たな指導者に選出したと伝えた。

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『ハヤート』(9月6日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立政治委員会メンバーのスハイル・アタースィー女史は、バルウース師の市に関して「アサド体制による暗殺」と断じた。

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一方、レバノンの進歩社会主義のワリード・ジュンブラート党首(ドゥルーズ派)は、スワイダー市で発生した連続爆破テロにより、バルウース師が死亡したことに関して、アサド政権が関与していると非難するとともに、「バルウース師はアサド体制軍への従軍を拒むインティファーダを指導した唯一のシャイフだった。彼はまた、アラブ山(スワイダー県)住民がシリア国民の弾圧や殺戮に参加することに異議を唱えてきた」と讃えたうえで、「シリアのドゥルーズ派は、誰が敵で、誰が友人かを知る時が来た」と述べた。

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これに対して、スワイダー県警察のムハンマド・サムラ署長は、SANA(9月5日付)に対して、「スワイダー市の今日の状況は、平静且つ安定しており、報道されているようないかなる衝突も起きていない」と述べた。

AFP, September 5, 2015、AP, September 5, 2015、ARA News, September 5, 2015、Champress, September 5, 2015、al-Hayat, September 6, 2015、Iraqi News, September 5, 2015、Kull-na Shuraka’, September 5, 2015、al-Mada Press, September 5, 2015、Naharnet, September 5, 2015、NNA, September 5, 2015、Reuters, September 5, 2015、SANA, September 5, 2015、UPI, September 5, 2015などをもとに作成。

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反体制派は、ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)、フーア市、カファルヤー町(イドリブ県)の停戦に向けて、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動に代えて新たな交渉団を発足(2015年9月5日)

『ハヤート』(9月6日付)によると、トルコのイスタンブールで活動する反体制組織のシリア・イスラーム最高評議会は、ダマスカス郊外県ザバダーニー市、イドリブ県フーア市、カファルヤー町での停戦に関して、シリア政府側との交渉を行うための新たな交渉団を発足したと発表した。

またイドリブ県で活動するファトフ軍に所属するシャーム軍団も声明を出し、シリア・イスラーム最高評議会が発足した新たな交渉団を支持し、その合意事項を遵守すると発表した。

ザバダーニー市、フーア市、カファルヤー町の停戦をめぐる交渉は、これまでアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動が反体制武装集団を代表して行ってきたが、新代表団はこれに代わるものと見られる。

AFP, September 5, 2015、AP, September 5, 2015、ARA News, September 5, 2015、Champress, September 5, 2015、al-Hayat, September 6, 2015、Iraqi News, September 5, 2015、Kull-na Shuraka’, September 5, 2015、al-Mada Press, September 5, 2015、Naharnet, September 5, 2015、NNA, September 5, 2015、Reuters, September 5, 2015、SANA, September 5, 2015、UPI, September 5, 2015などをもとに作成。

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