ヌールッディーン・ザンキー運動がムハンマド・サイード・ミスリー大尉を新総司令官に任命(2015年9月17日)

ヌールッディーン・ザンキー運動は、15日のザーヒル・バイバルス運動、アレッポ市旅団の吸収合併を受けて会合を開き、ムハンマド・サイード・ミスリー大尉を総司令官に任命した。

これまで総司令官は、シャイフのタウフーク・シハーブッディーン氏が務めてきた。

AFP, September 18, 2015、AP, September 18, 2015、ARA News, September 18, 2015、Champress, September 18, 2015、al-Hayat, September 19, 2015、Iraqi News, September 18, 2015、Kull-na Shuraka’, September 18, 2015、al-Mada Press, September 18, 2015、Naharnet, September 18, 2015、NNA, September 18, 2015、Reuters, September 18, 2015、SANA, September 18, 2015、UPI, September 18, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市内の反体制武装集団支配地域を報復爆撃し、40人以上が死亡(2015年9月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市内の反体制武装集団制圧地区を空爆し、少なくとも47人が死亡した。

反体制武装集団制圧地域で活動する地元の救急隊報道官によると、死者は60人を越え、そのすべてが民間人だという。

クッルナー・シュラカー(9月17日付)によると、シリア軍が「樽爆弾」などで空爆を行ったのは、マシュハド地区、タッラト・スーダー地区、カッラーサ地区、スッカリー地区、アンサーリー地区、ラーシディーン地区、マガーイル地区で、マシュハド地区ではビル4棟が倒壊したという。

また、ARA News(9月17日付)によると、シャッアーラ地区も空爆を受け、ハーリディーヤ地区各所に迫撃砲が着弾したという。

クッルナー・シュラカー(9月17日付)などによると、シリア軍がアレッポ市のほかにも、マンスーラ村、ハーン・アサル村、カフルナーハー村、カフルハムラ村に対しても空爆を行った。

シリア人権監視団によると、これに対し、ジハード主義武装集団はアルド・マッラーフ地区農場地帯でシリア軍車輌を砲撃した。

一方、SANA(9月17日付)によると、アレッポ市ラームーサ地区、サーフール地区、カッラーサ地区、アブドゥラッブフ丘、ライラムーン地区、ナイラブ航空基地一帯、アーミリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム戦線、ヌールッディーン・ザンキー運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市への空爆は16日から激化していたが、これに先立ち、反体制武装集団が14日、アレッポ市内のシリア政府支配地区を無差別砲撃しており、これにより子供18人を含む38人が死亡している。

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قوات النظام ترتكب «مجزرة» في حي الشعار بحلب

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍が進攻したダーヒヤト・アサド町一帯で、シリア軍、国防隊とジハード主義武装集団の戦闘が続き、シリア軍が同地一帯を砲撃した。

シリア軍はまた、ドゥーマー市一帯に対して20回にわたり空爆、またダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯に対しても「樽爆弾」を投下し、複数名が負傷した。

さらに、ザバダーニー市では、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー、パレスチナ解放軍がジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦するなか、シリア軍が「樽爆弾」4発を投下した。

一方、クッルナー・シュラカー(9月17日付)は、「革命家」からなる武装部隊が、ハラスター市車輌管理局に隣接するアジャミー地区を制圧したと報じた。

また、アイン・フィージャ町の主水道が何者かにより爆破され、数千立方メートルの水が氾濫し、同町が冠水した。

他方、SANA(9月17日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンスとともに、ザバダーニー市内での反体制武装集団に対する掃討作戦を継続し、市内のナーブーア地区を完全制圧した。

SANAによると、ザバダーニー市内で反体制武装集団が籠城しているのはザバダーニー市内中心街のみとなったという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、南部のタダームン地区で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部の山岳地帯でジハード主義武装集団と交戦、兵士3人が死亡した。

一方、SANA(9月17日付)によると、ジュッブ・アフマル村、アブー・リーシャ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線が、マアッラト・ハルマ村各所に検問所を設置、重火器を展開させた。

同地での戦闘に備えるためだという。

一方、SANA(9月17日付)によると、フライカ村とハマー県ズィヤーラ町を結ぶ街道を移動中の反体制武装集団の車列をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殲滅した。

シリア軍はまた、クファイル村、アリーハー市一帯、ムハムバル村、サラーキブ市を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月17日付)によると、ダルアー市避難民キャンプ一帯、ガーリヤ橋近郊で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(9月17日付)によると、ラターミナ町、クライブ・サウル村、タンミヤ村、トゥータ丘、カフルズィーター市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 17, 2015、AP, September 17, 2015、ARA News, September 17, 2015、Champress, September 17, 2015、al-Hayat, September 18, 2015、Iraqi News, September 17, 2015、Kull-na Shuraka’, September 17, 2015、al-Mada Press, September 17, 2015、Naharnet, September 17, 2015、NNA, September 17, 2015、Reuters, September 17, 2015、SANA, September 17, 2015、UPI, September 17, 2015などをもとに作成。

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シリア軍が、英米豪によるシリア領内での限定的軍事行動を尻目にダーイシュ(イスラーム国)の中心拠点ラッカ市各所を集中的に爆撃(2015年9月17日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、「所属不明の戦闘機」が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点ラッカ市内のパノラマ地区、フィルドゥース地区、工業地区、産婦人科病院、冷凍貯蔵庫、発電・変電施設に対して集中的な空爆を行い、多数の死傷者が出た。

これに関して、AP(9月16日付)は、シリア軍戦闘機が少なくとも12回にわたり空爆を行ったと伝えた。

またSANA(9月17日付)は、シリア軍がラッカ市のダーイシュ(イスラーム国)拠点を重点的に空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したと伝えた。

一方、クッルナー・シュラカー(9月17日付)は、ダーイシュがラッカ市国立病院のアーディル・ハーッジ・ハサン所長を処刑したと伝えた。

ARA News, September 17, 2015
ARA News, September 17, 2015

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ダイル・ザウル航空基地一帯での戦闘で捕捉したと思われるシリア軍兵士をマヤーディーン市の農業銀行交差点の広場で斬首した。

斬首は住民らに公開され、また同市のバルウーム交差点、バカラ交差点、ナーディー交差点、ティーバ交差点の広場には、同様にシリア軍兵士とされる男性の遺体8体が吊されたという。

これに対し、ARA News(9月17日付)によると、シリア政府を支持するシュアイタート部族民兵も、ダイル・ザウル航空基地一帯での戦闘で捕捉したダーイシュ戦闘員を斬首し、その映像(https://sendvid.com/0jxizd8t)をインターネットで公開した。

シリア人権監視団によると、このほかにも、ダイル・ザウル航空基地一帯、サルダ山でのシリア軍とダーイシュの戦闘は続き、シリア軍兵士十数人とダーイシュ戦闘員も7人が死亡した。

一方、有志連合と思われる戦闘機がジュダイド・アカイダート村に対して行った空爆で、ダーイシュ・ハイル州(ダイル・ザウル県のこと)北部地区のザカート局長が死亡した。

他方、SANA(9月17日付)によると、ダイル・ザウル航空基地一帯をシリア軍が攻撃し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ARA News(9月18日付)がダイル・ザウル市の複数の活動家の情報として、ダーイシュ(イスラーム国)が、イラク領内でイラク軍から捕獲した米国製のM1エイブラムス戦車2輌を市内に配備した、と伝えた。

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アレッポ県では、SANA(9月17日付)によると、アレッポ市東部航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、シリア人権監視団によると、マンビジュ市で、「道路を封鎖し、人々の財産を略奪した」との罪で、ダーイシュ(イスラーム国)が男性2人を公開処刑した。

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ヒムス県では、SANA(9月17日付)によると、タドムル市北西部の採石所一帯、ジュッブ・ジャッラーフ村、カルヤタイン市で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、9月17日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して14回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は5回で、ハサカ市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(2回)、マーリア市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, September 17, 2015、AP, September 17, 2015、ARA News, September 17, 2015、September 18, 2015、Champress, September 17, 2015、al-Hayat, September 18, 2015、September 19, 2015、Iraqi News, September 17, 2015、Kull-na Shuraka’, September 17, 2015、al-Mada Press, September 17, 2015、Naharnet, September 17, 2015、NNA, September 17, 2015、Reuters, September 17, 2015、SANA, September 17, 2015、UPI, September 17, 2015などをもとに作成。

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米国がアル=カーイダ系組織のヌスラ戦線と共闘するジュンド・アクサー機構幹部の一人で「グローバル・ジハード運動」の指導者サイード・アーリフ氏を爆撃で殺害(2015年9月17日)

フランスの複数の匿名高官が、AFP(9月17日付)に伝えたところによると、米軍が、今年7月に無人戦闘機を投入してシリア領内で行った空爆で、「グローバル・ジハード運動」の指導者の一人でアルジェリア人のサイード・アーリフ氏(49歳)を殺害することに成功していたことを明らかにした。

アーリフ氏が死亡したとの情報は、インターネット上で2015年春にも拡散されていた。

アーリフ氏は、1990年代にアフガニスタンで、アル=カーイダに参加し、ウサーマ・ビン・ラーディン氏ら組織の幹部との関係を築いたとされる。

2000年代に入ると、チェチェンにジハード主義戦闘員を派遣するネットワークに参加、またフランスのシュトラスブルグやパリのエッフェル塔を狙ったテロを計画し、フランス当局に逮捕され、2007年に禁固10年の有罪判決を受けていた。

2011年に釈放されたアーリフ氏は、「拷問を受ける危険」があるとの理由でアルジェリアに送還されることを免れ、フランス中部の町で保護観察下に置かれたが、2013年5月に失踪(逃亡)し、その後シリアに潜入したとされる。

シリアに潜入したアーリフ氏は、アル=カーイダ系組織のジュンド・アクサー機構の幹部となり、2014年8月18日、米国務省は、シャームの民のヌスラ戦線メンバーとして彼を特別指定国際テロリストに追加認定した(http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2014/230677.htm)。

なお、ジュンド・アクサー機構は、イドリブ県でヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などとともにファトフ軍を構成している。

AFP, September 17, 2015、AP, September 17, 2015、ARA News, September 17, 2015、Champress, September 17, 2015、al-Hayat, September 18, 2015、Iraqi News, September 17, 2015、Kull-na Shuraka’, September 17, 2015、al-Mada Press, September 17, 2015、Naharnet, September 17, 2015、NNA, September 17, 2015、Reuters, September 17, 2015、SANA, September 17, 2015、UPI, September 17, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がロシアから供与された高性能兵器の使用を開始(2015年9月17日)

ロイター通信(9月17日付)は、シリア軍消息筋の話として、シリア軍がロシアから供与された高性能の航空兵器、地上兵器の使用を数週間前から開始したと伝えた。

同消息筋によると、シリア軍はこうした新たな高性能兵器の供与とその使用に関する教練を受け、その一部の使用をすでに開始している、という。

これらの兵器は、「効果が絶大且つ非常に正確で、正確に標的を狙う」もので、「地上兵器、航空兵器など、すべてのタイプの兵器」が供与されているという。

AFP, September 17, 2015、AP, September 17, 2015、ARA News, September 17, 2015、Champress, September 17, 2015、al-Hayat, September 18, 2015、Iraqi News, September 17, 2015、Kull-na Shuraka’, September 17, 2015、al-Mada Press, September 17, 2015、Naharnet, September 17, 2015、NNA, September 17, 2015、Reuters, September 17, 2015、SANA, September 17, 2015、UPI, September 17, 2015などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住大臣「率直に言うと、我々が必要としているのは、テロ組織が保有する高度な兵器に対抗するための高度な武器弾薬だ…。ロシアの軍事基地を作る意思はないが、必要が生じれば、何でもあり得る」(2015年9月17日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住大臣はシリア・アラブ・テレビとイフバーリーヤ・テレビによる単独インタビューに応じ、そのなかでダーイシュ(イスラーム国)などの過激派のテロが、シリアやイラクだけの問題ではなく、世界全体の問題だとしたうえで、シリア軍には「テロとの戦い」における任務を遂行する能力があると強調、そのためにテロ組織が保有する高度な兵器に対抗するための高度な武器・弾薬が必要だ、と明言した。

ムアッリム外務在外居住者大臣の主な発言は以下の通り。

SANA, September 17, 2015
SANA, September 17, 2015

(サウジアラビアやトルコといった地域大国がシリア国内で活動するテロ組織を支援していることに関して)「これらの国は、シリアへの介入を共謀すれば、シリアがテロの温床になり、シリアを締め付けることを知っていた。しかし、我々は常に、次のように言ってきた。テロはその支援者にも及ぶだろう、と」。

「(テロに対する)同盟、協調、連合などについて言うと、我々はロシアのヴラジミール・プーチン大統領のイニシアチブに応じたい…。自衛のためにシリアでテロと戦うなどと言っている国々(欧米諸国など)は信頼できるのか? そしてシリアに対する計略を改め、協調するだろうか? 我々はこうした国が誠実だと感じたら協力する用意はある」。

「トルコ政府は、テロを支援しているムスリム同胞団とイデオロギー的につながりがある…。トルコはイデオロギー的な理由でダーイシュと戦うことはないと…と考えてきたし、実際、戦っていない。トルコはダーイシュを支援している…。だからトルコを米国主導の有志連合に参加させるとの言説はすべて、この同盟に対するトルコが行っているゲームに過ぎない」。

「米国は、有志連合の失敗の原因の一つがトルコの姿勢にあると感じている…。最近になって採択された三つの国連安保理決議は、すべての加盟国に対して国連憲章第7章に基づき「テロとの戦い」を推し進めるよう規定している。テロと戦いたいという国であれば、シリア政府と協調しなければならない」。

「ダーイシュに対するトルコの姿勢は変わっていない…。トルコ軍機がダーイシュに対してこれまでに何度空爆したというのか? トルコはダーイシュ戦闘員の負傷者が国内の病院に搬送されるのを阻止したか? 領内のダーイシュの拠点を閉鎖したか?」

「シリア・アラブ軍は今日でも、「テロとの戦い」を遂行する能力があるということを証明している。近い将来に何が起こるのかを予想したくはない。しかし、シリア・アラブ軍は今、国内のさまざまな場所で任務を遂行できている。歴史を振り返ってみても、シリア・アラブ軍のように国内でこうしたテロ組織と戦ったことのある軍は存在しない」。

「我々は、我が武装部隊に何が必要かを検討することになろう。例えば、カラムーン地方では、レバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)が…実際に参加した。ザバダーニー市でもこうしたことが行われている。事態の推移のなかで必要となれば、こうした協力を禁じるものは何もない。しかし、今のところ、私は、シリア・アラブ軍が能力を有していると考えている」。

「率直に言うと、我々が必要としているのは、テロ組織が保有する高度な兵器に対抗するための高度な武器弾薬だ」。

(ロシア軍がラタキア県内の航空基地で軍備強化を行っているとの報道に関して)「私はその報道を肯定することも、否定することもできない。しかし、シリアとロシア、我が軍とロシア軍との関係は、戦略的な協力関係だということは言える。我々はみな、プーチン大統領に耳を傾け…、セルゲイ・ラブロフ外務大臣の発言に耳を傾けてきた…。彼らは誰よりも先に、シリアにおける「テロとの戦い」が、自衛のための先制行動を必要とすることを理解しており、それゆえに我が軍への武器弾薬の供与を強化したのだ」。

「シリア国内にロシアの軍事基地を作る意思は(ロシア側には)ない。しかし、必要が生じれば、何でもあり得る。事実、私はそのことを否定もしなければ、肯定もしない。我々はプーチン大統領が指導するロシアが、シリアという国家、その正当な政府に常を支持しており、「テロとの戦い」において必要が生じれば、提供し得るすべてを提供する用意がある、ということを理解すべきだ」。

AFP, September 17, 2015、AP, September 17, 2015、ARA News, September 17, 2015、Champress, September 17, 2015、al-Hayat, September 18, 2015、al-Ikhbariya, September 17, 2015、Iraqi News, September 17, 2015、Kull-na Shuraka’, September 17, 2015、al-Mada Press, September 17, 2015、Naharnet, September 17, 2015、NNA, September 17, 2015、Reuters, September 17, 2015、SANA, September 17, 2015、Syria Arab TV, September 17, 2015、UPI, September 17, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がシリアを訪問し、ムアッリム外務在外居住大臣と紛争解決に向けた作業グループについて協議(2015年9月17日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がシリアを訪問し、ワリード・ムアッリム外務在外居住大臣(兼副首相)ら外務在外居住省高官らと会談し、シリア情勢、とりわけ国連議長声明で設置への支持が表明されたデミストゥラ氏提案の四つの作業グループに関して意見を交わした。

SANA(9月17日付)によると、デミストゥラ共同特別代表は、シリアの紛争解決に向けた四つの作業グループに関してシリア側が用意した質問に答え、これらのグループは「ブレイン・ストーミング」のために設置・活動し、シリア人どうしが「ジュネーブ3」に向けた合意にいたる際にそこでの成果を活用して欲しいと述べたという。

これに対して、ムアッリム外務在外居住者大臣は、「テロとの戦い」が最優先事項で、シリアの危機解決の起点となるとの立場を改めて示すとともに、作業グループに関して協議を継続する必要があると答えたという。

会合には、ファイサル・ミクダード副大臣、アイマン・スーサーン次官、アフマド・アルヌース顧問が同席した。

SANA, September 17, 2015
SANA, September 17, 2015

AFP, September 17, 2015、AP, September 17, 2015、ARA News, September 17, 2015、Champress, September 17, 2015、al-Hayat, September 18, 2015、Iraqi News, September 17, 2015、Kull-na Shuraka’, September 17, 2015、al-Mada Press, September 17, 2015、Naharnet, September 17, 2015、NNA, September 17, 2015、Reuters, September 17, 2015、SANA, September 17, 2015、UPI, September 17, 2015などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省は「テロとの戦い」を口実とした英仏豪によるシリア領内での一方的爆撃を主権侵害と非難、政府の許可を得るよう求める(2015年9月17日)

シリアの外務在外居住者省は、国連安保理議長および事務総長に宛てて書簡を送り、そのなかで、英国、フランス、オーストラリアによるシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)を狙った空爆に関して、これらの国が国連憲章第51条を根拠に軍事行動を行っていることへの異議を申し立てるとともに、この軍事行動が国連憲章、国連安保理決議第2170号、2178号、2199号などの諸決議に明らかに違反すると表明した。

書簡において、外務在外居住者省は、シリア政府および軍が、サウジアラビア、カタール、トルコ、ヨルダンといった国々の支援を受けるダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などのテロ組織との戦いを行っており、「テロとの戦い」を口実に、シリア政府の許可なくシリアの領土、領空、領海内で武力行使することは、シリアへの主権侵害だ訴えるとともに、シリア国内で軍事行動を行う場合は、シリア政府の許可、ないしは国連安保理での承認が必要だと述べた。

国連憲章第51条は以下のように規定している。

この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。

AFP, September 17, 2015、AP, September 17, 2015、ARA News, September 17, 2015、Champress, September 17, 2015、al-Hayat, September 18, 2015、Iraqi News, September 17, 2015、Kull-na Shuraka’, September 17, 2015、al-Mada Press, September 17, 2015、Naharnet, September 17, 2015、NNA, September 17, 2015、Reuters, September 17, 2015、SANA, September 17, 2015、UPI, September 17, 2015などをもとに作成。

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