米中央軍は、シリアに進入した「穏健な反体制派」新規戦闘員約70人(第30師団、新シリア軍)がアル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線に降伏、武器弾薬を引き渡したとの報道に関して、「そうした証拠を得ていない」と否定、有志連合が提供した武器弾薬は「新シリア軍」の管理下にある、と発表した。
Centcom, September 23, 2015などをもとに作成。 をもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
アサド大統領は2015年政令第41号を施行し、すべての国家公務員および準公務員の給与を一律で2,500シリア・ポンド引き上げることを定めた。
イスマーイール・イスマーイール財務大臣によると、給与引き上げは2015年10月1日以降開始される。
SANA(9月22日付)が伝えた。
AFP, September 23, 2015、AP, September 23, 2015、ARA News, September 23, 2015、Champress, September 23, 2015、al-Hayat, September 24, 2015、Iraqi News, September 23, 2015、Kull-na Shuraka’, September 23, 2015、al-Mada Press, September 23, 2015、Naharnet, September 23, 2015、NNA, September 23, 2015、Reuters, September 23, 2015、SANA, September 23, 2015、UPI, September 23, 2015などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア軍がSANA(9月23日付)によると、アレッポ市カルム・ジャバル地区、スライマーン・ハラビー地区、ラーシディーン地区、ラームーサ地区、ハーリディーヤ地区、ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、サーフール地区、ブスターン・バーシャー地区に対して特殊作戦を行い、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまた、マンスーラ村、ハーン・アサル村、スバイハ村、カルーティーヤ村、フワイジーナ村、ジュッブ・サファー村、カッバーラ村、発電所団地、ブラート村、ナースィリーヤ村、アレッポ市記者協会地区一帯などを空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
ARA News(9月23日付)によると、シリア軍がハラク地区を空爆し、15人が死亡、数十人が負傷した。
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ダルアー県では、SANA(9月23日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区、カラク地区、スィーバ地区、アルバイーン地区、ビラール・ハバーシー・モスク一帯、アバーズィード地区などで、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまたマンシヤ地区の複数の建物群を新たに制圧した。
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クナイトラ県では、SANA(9月23日付)によると、ハミーディーヤ村、ジュャバーター・ハシャブ村で、シリア軍がシリア・ムスリム同胞団の武装組織とされる「バイト・マクディス・イスラーム集団」、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、SANA(9月23日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ市、カフルサジュナ村、イシュタブリク村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(9月23日付)によると、シリア軍がウカイリバート町、中カスタル村、ジュルーフ村、アトシャーン村、カフルズィーター市、ラターミナ町、サイヤード村を空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(9月23日付)によると、カフルラーハー市、サアン・アスワド村、ガントゥー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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スワイダー県では、ARA News(9月23日付)が複数の活動家の話して、サルハド市で、バアス党スワイダー支部のシブルー・ジュヌード書記長が何者かによって暗殺された、と伝えた。
AFP, September 23, 2015、AP, September 23, 2015、ARA News, September 23, 2015、Champress, September 23, 2015、al-Hayat, September 24, 2015、Iraqi News, September 23, 2015、Kull-na Shuraka’, September 23, 2015、al-Mada Press, September 23, 2015、Naharnet, September 23, 2015、NNA, September 23, 2015、Reuters, September 23, 2015、SANA, September 23, 2015、UPI, September 23, 2015などをもとに作成。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下にあるタドムル市を空爆し、ダーイシュ戦闘員20人が死亡、また住民12人が空爆の巻き添えとなり死亡、数十人が負傷した。
空爆は、戦闘機、ヘリコプターによって終日行われ、ミサイル、「樽爆弾」数十発が投下され、市内のダーイシュの拠点1カ所などが標的となったという。
一方、SANA(9月23日付)によると、シリア軍がタドムル市および同市郊外の柑橘農園、シャーイル・ガス採掘所一帯、ウンム・タバービール村、タドムリーヤ村、カルヤタイン市、フワイスィース村を空爆・攻撃し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(9月23日付)によると、シリア軍がマリーイーヤ村を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまた、ムッラート村のダーイシュ拠点に対して特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(9月23日付)によると、ナアーム丘一帯、タッル・アラム村、アイン・サービル村、ラドワーニーヤ村、ライヤーン村、ジャッブール村、タッル・イスタブル村、トゥライディム村、アレッポ市東部航空士官学校一帯で、シリア軍がイスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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スワイダー県では、SANA(9月23日付)によると、ヒルバト・サアブ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、ARA News(9月24日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がタッル・ブラーク町一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻略した。
また有志連合は、フール町一帯を空爆した。
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AFP(9月23日付)は、イラクの複数のメディア筋の話として、2014年末にダーイシュ(イスラーム国)によって拉致されたクルド人カメラマンのマスウード・ウカイル氏(イラク・クルディスタン地域のルダーウ・ネットのカメラマン)が、ダーイシュと西クルディスタン移行期民政局との捕虜交換により釈放されたと伝えた。
ウカイル氏は、2014年末に同僚とともにダーイシュに拉致されていたが、同僚の消息は不明だという。
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米中央軍(CENTCOM)は、9月23日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は4回で、ハサカ市近郊(2回)、ラッカ市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。
AFP, September 23, 2015、AP, September 23, 2015、ARA News, September 23, 2015、September 24, 2015、Champress, September 23, 2015、al-Hayat, September 24, 2015、Iraqi News, September 23, 2015、Kull-na Shuraka’, September 23, 2015、al-Mada Press, September 23, 2015、Naharnet, September 23, 2015、NNA, September 23, 2015、Reuters, September 23, 2015、SANA, September 23, 2015、UPI, September 23, 2015などをもとに作成。
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米国防総省は、アレッポ市近郊での有志連合の空爆で、アル=カーイダ系組織「ホラサン」のメンバーの一人でフランス人のダヴィド・ドゥルジョン氏を殺害したことを確認した、と発表した。
ドゥルジョン氏は爆弾製造の専門家だという。
また有志連合は、イラク領内での空爆により、ダーイシュ(イスラーム国)司令官の一人のアブー・バクル・トゥルクマーニー氏も殺害したとという。
AFP, September 23, 2015、AP, September 23, 2015、ARA News, September 23, 2015、Champress, September 23, 2015、al-Hayat, September 24, 2015、Iraqi News, September 23, 2015、Kull-na Shuraka’, September 23, 2015、al-Mada Press, September 23, 2015、Naharnet, September 23, 2015、NNA, September 23, 2015、Reuters, September 23, 2015、SANA, September 23, 2015、UPI, September 23, 2015などをもとに作成。
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AFP(9月23日付)は、シリアの治安筋の話として、シリア軍が23日(水曜日)に、ロシアから新たに供与された無人航空機を初めて実戦に投入し、「シリア北部および東部の過激派」に対する攻撃を行った、と伝えた。
空爆場所、攻撃対象となった「過激派」の詳細については明らかにしなかった。
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インテルファクス(9月23日付)は、リヤード・ハッダード駐ロシア・シリア大使がロシア軍のシリアでの軍備増強について歓迎の意を示したと伝えた。
ハッダード大使は「ロシアが同意すれば、シリアはこうした措置を歓迎する。なぜなら、それは我が領内におけるテロとの戦いが目的だからだ」と述べたという。
AFP, September 23, 2015、AP, September 23, 2015、ARA News, September 23, 2015、Champress, September 23, 2015、al-Hayat, September 24, 2015、Interfax, September 23, 2015、Iraqi News, September 23, 2015、Kull-na Shuraka’, September 23, 2015、al-Mada Press, September 23, 2015、Naharnet, September 23, 2015、NNA, September 23, 2015、Reuters, September 23, 2015、SANA, September 23, 2015、UPI, September 23, 2015などをもとに作成。
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ジョン・ケリー米国務長官は、イタリア紙『ラ・スタンパ』のインタビューに応じ、ロシアによるシリアへの軍事・技術支援強化に関して、「こうした行動は紛争をさらなる悪化させ、より多くの無実の人々の犠牲をもたらし、難民の流出を増加させ、シリア領内でダーイシュ(イスラーム国)と戦う有志連合との衝突のリスクを高める」と述べた。
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ジョン・カービー米国務報道官は、ロシアによるシリアへの軍事・技術支援増強やアサド政権退陣似関して「1日とか1ヶ月以内とかである必要はない」と述べたジョン・ケリー国務長官の発言に関して、改めて懸念と不快感を示した。
カービー報道官は「ロシアがシリアで行っていることに対する我々の姿勢、懸念は変わらない…。ケリー国務長官の発言は明白なものだ。我々はロシアがダーイシュ(イスラーム国)との戦いにおいて建設的な役割を果たすことを歓迎する。しかし、アサドの安全を確保するのであれば、それは紛争を停止させるためのいかなる真摯な努力とも矛盾する」と述べた。
AFP, September 23, 2015、AP, September 23, 2015、ARA News, September 23, 2015、Champress, September 23, 2015、al-Hayat, September 24, 2015、Iraqi News, September 23, 2015、Kull-na Shuraka’, September 23, 2015、al-Mada Press, September 23, 2015、Naharnet, September 23, 2015、NNA, September 23, 2015、Reuters, September 23, 2015、SANA, September 23, 2015、UPI, September 23, 2015などをもとに作成。
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ARA News(9月23日付)は、シリア政府がハサカ県カーミシュリー市での初等教育を廃止し、教員ら職員を同市から撤収させたと伝えた。
同サイトによると、この措置は、西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区が、初等教育1年~3年次のすべての授業をクルド語によって行うことを決定したことを受けた動き。
カーミシュリー市はハサカ市とともに、シリア政府が支配を続けてきた都市だが、これを受け、ハサカ市同様、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局の共同支配が進むものと見られる。
AFP, September 23, 2015、AP, September 23, 2015、ARA News, September 23, 2015、Champress, September 23, 2015、al-Hayat, September 24, 2015、Iraqi News, September 23, 2015、Kull-na Shuraka’, September 23, 2015、al-Mada Press, September 23, 2015、Naharnet, September 23, 2015、NNA, September 23, 2015、Reuters, September 23, 2015、SANA, September 23, 2015、UPI, September 23, 2015などをもとに作成。
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