米中央軍(CENTCOM)は、4月12日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して9回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は2回で、フール町近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。
CENTCOM, April 13, 2016をもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
『ウォール・ストリート・ジャーナル』(4月12日付)は、「米国はシリアの反体制派を武装するための「プランB」を準備中」と題して、CIAおよび中東諸国の諜報機関が、シリアの「穏健な反体制派」に「より強力な兵器」を供与することを計画している、と伝えた。
AFP, April 13, 2016、AP, April 13, 2016、ARA News, April 13, 2016、Champress, April 13, 2016、al-Hayat, April 14, 2016、Iraqi News, April 13, 2016、Kull-na Shuraka’, April 13, 2016、al-Mada Press, April 13, 2016、Naharnet, April 13, 2016、NNA, April 13, 2016、Reuters, April 13, 2016、SANA, April 13, 2016、UPI, April 13, 2016、The Wall Street Journal, April 13, 2016などをもとに作成。
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国連のファルハーン・ハック副報道官は、4月13日が投票日の第2期人民議会選挙に関して、「我々はシリア政府が明日水曜日(13日)に実施すると発表した立法府選挙には協力しない…。現下の最優先事項は、シリアの戦闘を終わらせるための解決策をジュネーブで案出することになる」と述べた。
AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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西クルディスタン移行期民政局は声明を出し、4月13日が投票日の第2期人民議会選挙に関して、「ハサカ県、タッル・アブヤド郡、アフリーン郡、コバネ(アイン・アラブ)郡などすべての支配地域において人民議会選挙が実施されることを認めない」としたうえで、「3地区(ジャズィーラ地区、アフリーン地区、コバネ)の総合調整局は、シリア政府が我々に見せつけている民主主義という名の「喜劇」とは無関係だと国内外の世論に向かって宣言する」と発表、ボイコットを宣言した。
AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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米国務省のマーク・トナー報道官は、11日にジョン・ケリー国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣が行った電話会談に関して、ケリー国務長官がシリア国内での停戦違反(とりわけシリア軍による停戦違反の可能性)について懸念を表明したことを明らかにした。
トナー報道官は「我々は、最近の暴力行為の激化に懸念を感じており、その中には停戦違反だと思われる行為もある…。ロシア外務大臣との電話会談で、国務長官はどの集団がどこで戦闘しているのかを確定するために行動するべきであると強調した…。我々は、みなが停戦違反を犯さずに…シャームの民のヌスラ戦線やダーイシュ(イスラーム国)(との戦い)に集中せねばならないと話した」と述べた。
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フランス外務省報道官は、アレッポ市南部・北部郊外、ダマスカス郊外県東グータ地方での戦闘激化に関して「我々はここ数日の暴力の再発に懸念を表明する。シリア政府およびその同盟者がアレッポ、東グータに対して行う攻撃が停戦を脅かすと警鐘を鳴らす」と述べた。
AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はシリアに次いでイランを訪問し、ホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)と会談、ジュネーブ3会議(第3ラウンド)への対応やシリア情勢などについて意見を交わした。
会談後、アブドゥッラフヤーン外務副大臣は「我々はデミストゥラ氏に対し、ここ数日で、無責任な反体制武装集団による軍事行動が増加し、停戦違反が増していることへの懸念を表明した…。こうした問題は懸念すべきもので、現在行われている政治プロセスに悪影響を与え得る」と述べた。
アブドゥッラフヤーン外務副大臣はまた「(ジュネーブでの)協議とテロ組織との間に何らの関係もないとデミストゥラ氏は強調したが、テロ組織のブラック・リストには依然として曖昧な点が残っている…。一部のテロ組織が新しい顔を見せることで、(ジュネーブでの)交渉に居残ろうとしている」と批判した。
AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、『ハヤート』(4月13日付)によると、イラク人からなるシーア派民兵の「ヌジャバー運動」は声明を出し、シリア軍が早朝にアイス村およびアイス丘一帯でシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、「穏健な反体制派」と目される武装集団などへの攻撃を強化、同地を奪還したと発表した。
SNN(4月12日付)も、イラン人、アフガン人からなるシーア派民兵とヒズブッラー戦闘員が、シリア軍の砲撃やロシア軍の空爆の支援を受け、反体制派と交戦し、アイス村を制圧したと伝えた。
その後、ドゥラル・シャーミーヤ(4月12日付)は、ヌスラ戦線がアイス村方面に進軍中のイラン陸軍第65師団をアイス村・ハーディル村間で2度にわたり要撃し、イラン軍兵士50人を殲滅し、アイス村一帯を奪還したと報じた。
シリア人権監視団によると、両者の戦闘はアイス村一帯で継続中で、反体制武装集団はシリア軍によって奪われた拠点複数カ所を奪還したという。
一方、SANA(4月12日付)によると、シリア軍がアレッポ市マルジャ地区、カラム・タッハーン地区、カーディー・アスカル地区、ブアイディーン地区、カルム・カーティルジー地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
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イドリブ県では、SANA(4月12日付)によると、シリア軍が、サラーキブ市で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ナスル軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム軍団、ジュンド・アクサー機構の拠点に対して空爆を実施した。
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ハマー県では、SANA(4月12日付)によると、シリア軍がアンカーウィー村、カフルヌブーダ町、クライディーン村、アービディーン村、タッル・ワースィト村、タッル・ジャズーム村、カーヒラ村、マンスーラ村、マシーク村でシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の拠点を空爆した。
シリア軍はまた、カフルズィーター市、ジャイサート村でナスル軍、シャーム自由人イスラーム運動、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム軍団の車輌を空爆した。
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ダルアー県では、SANA(4月12日付)によると、シリア軍がダルアー市ハマーディーン地区、シャイフ・フサイン丘、ハリーフ丘一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
一方、ダルアー県で活動する南部戦線所属の武装集団3組織が声明を出し、第46歩兵師団として統合すると発表した。
統合したのは、第24歩兵師団、第69特殊任務師団、第1特殊任務旅団。
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ヒムス県では、SANA(4月12日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、タルビーサ市、ダイル・フール村、イッズッディーン村、ウンム・シャルシューフ村でシャームの民のヌスラ戦線の拠点を空爆した。
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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、4月11日に4件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。
AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Durar al-Shamiya, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、April 13, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、SNN, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団とサフム・ジャウラーン・ダム一帯で交戦した。
一方、ドゥラル・シャーミーヤ(4月12日付)は、イスラーム・ムサンナー運動がヤルムーク殉教者旅団のアブー・アブドゥッラー・マダニー氏に忠誠を誓い、同旅団に完全統合されたと伝えた。
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ダマスカス県では、PLO(パレスチナ解放機構)のアンワル・アブドゥルハーディー政治局長によると、ダーイシュ(イスラーム国)がヤルムーク区(パレスチナ難民キャンプ)内で「かつての同盟者」であるシャームの民のヌスラ戦線の拠点複数カ所を攻撃し、同地区の約60%を掌握した。
AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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ロシア国防省は声明を出し、ヒムス県郊外で11日深夜から12日未明にかけて、ロシア軍ヘリコプターが墜落し、ロシア軍兵士2人が死亡したと発表した。
これに関してロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ヘリコプターが反体制派の攻撃ではなく、「何らかの故障」により墜落したと述べた。
RT(4月12日付)によると、墜落したヘリコプターはロシア空軍所属のMi-28攻撃ヘリコプター。
なお、これによりロシア政府が認めている2015年以降の9月30日以降のロシア軍兵士の死者数は7人となった。
AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、RT, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、『ハヤート』(4月13日付)によると、トルコ軍が県北西部のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して越境砲撃を行った。
砲撃は、ダーイシュによるトルコ領内(キリス市)への砲撃に対する報復だという。
また、ARA News(4月12日付)によると、トルコ軍の越境砲撃に合わせるかたちで、ハワール・キリス作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)に対して反撃を加え、シャアバーニーヤ村を奪還した。
一方、SANA(4月12日付)によると、シリア軍がダイル・ハーフィル市、アリーマ町、バーブ市でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して空爆を実施した。
SANAによると、シリア軍はまた、トルコ政府が支援するハワール・キリス作戦司令室とダーイシュとの攻防戦が続く県北部のタッル・シャイール村、ウワイジル村西方一帯のダーイシュ拠点に対して空爆を行ったという。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市とスフナ市を結ぶ県東部の街道一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、戦闘機(所属明示せず)がスフナ市一帯の丘陵地帯を空爆した。
一方、SANA(4月12日付)によると、シリア軍がタドムル市北部および東部郊外、ウンム・クバイバ村近郊、バーリダ地区西方でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。
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ハサカ県では、ARA News(4月12日付)によると、有志連合がシャッダーディー市のダーイシュ(拠点)に対して空爆を行った。
AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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アサド大統領はシリアを訪問中のロシアの国会議員、宗教関係者らからなる使節団と首都ダマスカスで会談した。
会談では、シリア・ロシアの友好関係、シリア情勢、「テロとの戦い」などについて意見を交わし、そのなかでアサド大統領は「テロとの戦い」のおける最近の成果を強調するとともに、シリア紛争の政治的解決に向けたロシアの積極的な役割を高く評価した。
SANA(4月12日付)が伝えた。
一方、ARA News(4月12日付)は、使節団メンバーの一人アレクサンドル・ヨシェンコ議員の話として、アサド大統領が会談で「連邦制は国を破壊することにつながるためにシリアでは樹立され得ない」と述べたと伝えた。

AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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2016年3月にエジプト在住の反体制活動家らによって結成されたシリア・ガド(明日)潮流のフアード・ハミーラ代表が、トルコのイスタンブールを訪問し、リヤド最高交渉委員会に所属するイスラーム軍のイスラーム・アッルーシュ報道官と会談した。
クッルナー・シュラカー(4月12日付)によると、会談では、両組織の協力関係構築などについて意見が交わされた。
AFP, April 12, 2016、AP, April 12, 2016、ARA News, April 12, 2016、Champress, April 12, 2016、al-Hayat, April 13, 2016、Iraqi News, April 12, 2016、Kull-na Shuraka’, April 12, 2016、al-Mada Press, April 12, 2016、Naharnet, April 12, 2016、NNA, April 12, 2016、Reuters, April 12, 2016、SANA, April 12, 2016、UPI, April 12, 2016などをもとに作成。
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