ヒズブッラーとイラン・イスラーム革命防衛隊は、タイフール航空基地の無人航空機がイスラエルに向かったことを否定(2018年2月10日)

ヒズブッラーとイラン・イスラーム革命防衛隊の代表者からなる「シリア同盟者作戦司令室」は声明を出し、イスラエル軍の爆撃を受けたとされるヒムス県のタイフール航空基地(T4基地)に関して、同基地に配備されている無人航空機が、ダーイシュ(イスラーム国)に関する情報収集を任務としている、と主張、イスラエルの今後の攻撃に対して「厳しい報復」を行うと述べた。

AFP, February 10, 2018、ANHA, February 10, 2018、AP, February 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2018、al-Hayat, February 11, 2018、Reuters, February 10, 2018、SANA, February 10, 2018、UPI, February 10, 2018などをもとに作成。

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ロシア、イラン、レバノンのヒズブッラー、パレスチナのハマースはシリア軍によるイスラエル軍戦闘機撃墜を支持(2018年2月10日)

ロシア外務省は声明を出し、シリア軍部隊によるイスラエル軍戦闘機の撃墜に関して、「重大な懸念」を表明、シリア軍が緊張緩和地帯設置にかかる合意を遵守しているなかで、シリア領内の緊張緩和地帯内、あるいはその一帯で事態を悪化させようとする動きに「特別な関心を喚起する」としたうえで、「主権、領土安全を尊重する必要があると考えている」と強調した。

また、ロシア軍も進駐するタイフール航空基地に対してイスラエル軍が(報復)爆撃を行ったことを踏まえ、「テロとの戦いへの支援という合法的政府の呼びかける基づいてシリア領内で駐留しているロシア軍兵士の声明と安全を脅かすことは受け容れられない」と警鐘を鳴らすとともに、「我々はすべての当事者に自制と、事態悪化をもたらすようないかなる措置を回避するよう求める」と強調した。

また、ロシア大統領府は声明を出し、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領がイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話会談を行い、イスラエル側に事態悪化を回避するよう求めたと発表した。

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イランのアリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者顧問は、シリア軍によるイスラエル軍機撃墜に関して、地域の平和や国民主権を尊重すべきとしたうえで、イランは、シリア、イラク、レバノンでのテロとの戦いを支援し続けると強調した。

またイラン外務省のブラハーム・カーセミー報道官も声明で、シリア軍には自衛権があると述べ、撃墜を支持した。

カーセミー報道官は「独立国であるシリアには領土の主権を防衛し、いかなる外敵であってもこれと対決する権利がある」としたうえで、イスラエルの無人航空機がイスラエル領に飛来したとのイスラエル側の発表について「嘲笑」せざるを得ない一蹴、「イランには、この国の合法的な政府の要請を受け、顧問を駐在させる根拠がある」と述べた。

さらに、イラン・イスラーム革命防衛隊のホセイン・サラーミー副司令官は報道声明で「イスラエル側からのいかなる報道も事実確認はしない。なぜなら、イスラエル人どもは嘘つきだからだ…。我々はシリア国内に駐留しておらず、顧問として駐在しているだけだ。シリアは十分自国領を防衛できる」と述べた。

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レバノンのヒズブッラーは声明を出し、シリア軍防空部隊によるイスラエル軍機撃墜に関して、「シリアの領空、領土への侵犯を抑止するための新たな戦略的段階の始まり」と位置づけたうえで、テロやタクフィール主義集団へのあからさまな支援に拒否の姿勢を示した。

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パレスチナのハマースのイスマーイール・ラドワーン報道官は、シリア軍防空部隊によるイスラエル軍戦闘機撃墜に関して、「シリアはイスラエルの攻撃に応戦する権利がある…。我々はこの応戦を称賛する。我々はパレスチナがシオニストの卑劣مな攻撃や海賊行為に対抗するシリアとともにあることを確認する」と述べるとともに、イスラエルの占領に抵抗する取り組みを強化する必要を強調した。

AFP, February 10, 2018、ANHA, February 10, 2018、AP, February 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2018、al-Hayat, February 11, 2018、Reuters, February 10, 2018、SANA, February 10, 2018、Tasnim News Agency, February 10, 2018、UPI, February 10, 2018などをもとに作成。

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シリア軍によるイスラエル軍戦闘機撃墜の数時間後、イスラエル軍はタイフール航空基地内のイランの拠点などに12回の爆撃を実施(2018年2月10日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官は、シリア軍によるイスラエル軍戦闘機撃墜に関して、「複数の戦闘機がシリア領内におけるイランの複数の標的とシリアの防空システムに対して大規模な爆撃を行った」と発表した。

爆撃は「12の標的に対して行われ、うち3回はシリアの防空ミサイル発射台、4回はシリアにおけるイランの勢力伸長の一環とみなし得るイランの標的に対して行われた」という。

アドライ報道官はまた「イスラエルが今日行った作戦は、イスラエルの主権を侵害しようとしたイランに対抗する自衛のための作戦である。我々の任務は、我々が選択した地点で無人航空機を撃墜することだった。我々はこれに成功し、無人航空機は現在、我々の手中にある…。イランの航空機が離陸したタドムル(市)の施設を攻撃している際に、シリア軍部隊が(イスラエル軍の)複数の戦闘機に対して地対空重火器を発砲し、イスラエル軍機1機がイスラエル領空で損害を受けた」と述べた。

報道官はさらに「シリア軍はイスラエル軍航空機部隊に対して約20発のミサイルを発射し、そのうちの4発の残骸が地上に落下した…。これに対する報復として、イスラエル軍戦闘機は空対地ミサイルシステムで爆撃を行ったほか、イランの標的4カ所を攻撃した」と述べた。

そのうえで、イスラエル軍の爆撃の戦果は不明だとしつつ「しかし、おそらくイランは我々が(爆撃した)拠点を選んだことに驚いているだろう。なぜなら、イランは、イスラエルがこの拠点について知っているなどとは思っていなかったからだ…。シリア人とイラン人は火遊びをしている。シリア人は、イランがシリア領内でイスラエルに対して行動する余地を与えている」と警告した。

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一方、イスラエル軍のジョナサン・コンリカス報道官(中佐)はツイッターのアカウント(https://twitter.com/LTCJonathan)を通じて、作戦の経緯を時系列的に示したインフォグラフィアを公開した。

それによると、①4時25分にイスラエル軍は攻撃ヘリコプターでイランの無人航空機を撃破、②5時34分にイスラエル軍は戦闘機でシリア領内のイランの標的を爆撃、③6時00分に、イスラエル軍戦闘機1機がイスラエル領空で地対空ミサイルを被弾、パイロットは脱出、④8時45分にイスラエル軍戦闘機がシリア領内のシリア軍防空システムとイランの標的に対して大規模な爆撃を実施、⑤8時55分にシリア軍の地対空ミサイルがイスラエル軍戦闘機に対して発射されたことを受け、イスラエル北部で警報発令、という経緯で事件は推移したという。

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これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(2月10日付)によると、イスラエル軍戦闘機は、イランの無人航空機がヒムス県のタイフール航空基地(T4)を離陸してイスラエルに向かったことへの報復として、同基地を爆撃、同基地内の管制塔やイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点を破壊したという。

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シリア人権監視団によると、爆撃はヒムス県東部のタイフール航空基地一帯、ダマスカス郊外県北西部のディーマース市一帯、南部のダルアー県との県境に対して行われ、親政権外国人民兵の戦闘員6人が死亡した。

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イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、アヴィグドール・リーベルマン国防大臣、イスラエル軍のガディ・エイゼンコット参謀総長らと緊急の安全保障会議を開き、イスラエル北部での事態悪化を回避するため、ロシアに早急に介入するよう要請することを決定し、その旨文書っで伝えた。

会議では、ロシアに対し、シリア領内でのイランの影響力拡大へのイスラエル側の警戒感を示す一方、さらなる緊張であなく「今は事件を幕引きする」ことに関心がある旨、ロシアに伝えた。

『ハヤート』(2月11日付)が伝えた。

AFP, February 10, 2018、ANHA, February 10, 2018、AP, February 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2018、al-Hayat, February 11, 2018、Reuters, February 10, 2018、SANA, February 10, 2018、UPI, February 10, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は領空侵犯したイスラエル軍戦闘機少なくとも1機を撃墜(2018年2月10日)

SANA(2月10日付)は、シリア軍消息筋の話として、シリア領空を侵犯し、シリア軍の拠点に対して爆撃を行ったイスラエル軍戦闘機4機をシリア軍が迎撃し、少なくとも1機を撃墜し、1機に損害を与えたと伝えた。

SANAによると、イスラエル軍戦闘機が領空侵犯したのは10日早朝で、まずはシリア南部(ヒムス県)を侵犯し、シリア軍拠点複数カ所を爆撃、シリア軍はこれに対して迎撃を行い、少なくとも1機を撃墜、1機に損害を与えた。

イスラエル軍はその直後、シリア南部(ダマスカス郊外県)にも侵犯し、爆撃を試みたが、シリア軍防空部隊がこれを撃退したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月10日付)によると、2度目の爆撃は、ダマスカス郊外県で行われ、キスワ市西のシリア軍武器庫、ディーマース町、マーニア村、ドゥライジュ村、第90旅団の拠点が標的となったという。

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これに対して、イスラエルの複数のメディアは、占領下パレスチナのガリラヤ地方上空でF-16戦闘機1機がシリア軍の攻撃を受け、墜落し、パイロット2人が負傷したと伝えた。

SANA, February 10, 2018
SANA, February 10, 2018
SANA, February 10, 2018
SANA, February 10, 2018
SANA, February 10, 2018

AFP, February 10, 2018、ANHA, February 10, 2018、AP, February 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2018、al-Hayat, February 11, 2018、Reuters, February 10, 2018、RT, February 10, 2018、SANA, February 10, 2018、UPI, February 10, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は8件の違反を確認(2018年2月10日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(2月10日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(アレッポ県3件、ラタキア県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ヒムス県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも8件(イドリブ県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ヒムス県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にアレッポ県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,357市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 10, 2018をもとに作成。

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西側諸国の人質への拷問・処刑に関与していた英国訛りのダーイシュ・メンバー、通称「ビートルズ」の生き残り2人をYPGが拘束(2018年2月9日)

『ニューヨーク・タイムズ』(2月9日付)は、米高官の話として、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が1月、ダーイシュ(イスラーム国)に参加し、西側諸国の人質への拷問・処刑に関与していたとされる英国人2人をシリア東部で拘束していたと伝えた。

拘束されたのは、英国なまりの英語を話し「ビートルズ」として知られていた戦闘員4人のなかの生き残りで、アレクサンダー・コテイ(Alexanda Kotey)氏とエルシャフェ・エルシャイフ(El Shafee Elsheikh)氏の2人。

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、The New York Times, February 9, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。

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フランスのパルリ軍事大臣はイドリブ県やダマスカス郊外県東グータ地方への「人道回廊」設置を呼びかける(2018年2月9日)

フランスのフロランス・パルリ国防大臣は、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が活動を続けるイドリブ県やダマスカス郊外県東グータ地方に対するロシア・シリア軍の爆撃に伴う人道状況悪化に懸念を表明、爆撃の停止と同地への「人道回廊」の設置を呼びかけた。

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フランスのエマニュエル・マクロン大統領はロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、シリア情勢への対応について意見を交わした。

『ハヤート』(2月10日付)などによると、マクロン大統領は、「ダマスカス郊外県東グータ地方とイドリブ県の人道状況にもたらされている受け容れがたい混乱をシリア政府に解消させるために、でき得るすべてのことをする」と伝えるとともに、「この数週間で数度にわたり、民間人に対して塩素ガスが使用された可能性があることへの懸念」を表明したという。

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構司令官がダルアー県でのダーイシュ系組織と反体制武装集団の戦闘の戦況を発表(2018年2月9日)

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構のアブー・アッバース・アスカリー司令官は、同委員会に近いイバー通信(2月9日付)に対して、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍掃討に向けて、ハウラーン自由人連合などが2月1日にダルアー県南西部で開始した「征服者たちの戦い」作戦での戦況について明らかにした。

それによると、9日にハーリド・ブン・ワリード軍がハイト村に侵攻、同地を一時制圧したが、反体制武装集団がこれを撃退したという。

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 9, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県アフリーン市一帯を爆撃し、民間人ら8人が死亡、反体制武装集団がロジャヴァの支配下にあった複数カ村を新たに制圧(2018年2月9日)

アレッポ県では、ANHA(2月9日付)によると、トルコ軍がシーヤ町近郊のシャカーター村を爆撃し、民家が倒壊、1人が死亡した。

倒壊した民家には、3~4人が瓦礫の下敷きになったままだという。

トルコ軍はまた、ブルブル町近郊のバルカーシー村を砲撃し、住民3人が負傷、ラージュー町近郊のジャラー村に対しても砲撃を行った。

一方、アナトリア通信(2月8日付)によると、トルコ軍はバーフールーン山(バルサーヤー山南西)を爆撃した。

爆撃は19の標的を狙って行われたという。

シリア人権監視団によると、このの爆撃で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員と民間人合わせて7人が死亡したという。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団は、シリア民主軍と戦闘の末にジャンディール市近郊サファリーヤ村、ナスリーヤ丘、中ジャクラー村、上ジャクラー村、アシュカーン・アラビー村、ナスリーヤ村、ドゥーカーン村を制圧した。

al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018
ANHA, February 9, 2018

なお、トルコ軍の発表によると、1月20日の「オリーブの枝」作戦開始宣言以降、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員1,065人を殲滅したという。

一方、シリア人権監視団によると、これまでに民間人70人、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員135人、トルコ軍兵士22人、トルコ軍の支援を受ける武装集団戦闘員158人が死亡している。

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イドリブ県では、SANA(2月9日付)によると、トルコ軍がアティマ村の避難民キャンプに砲台を設置し、ジャンディールス市近郊のカスタル・ハドラー村、カスタル・ムクダード村、ダイル・サワーン村、アフジャラ村、シャルカーン村を砲撃した。

SANA, February 9, 2018

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アナトリア通信(2月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員約500人が乗った車列が、同民政局の支配地域であるシリア北東部からシリア政府支配地域を経由し、アレッポ県アフリーン市一帯に入った。

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、Anadolu Ajansı, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構などが活動を続けるイドリブ県、ダマスカス郊外県東グータ地方に対するシリア軍の爆撃続く(2018年2月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハーッス村、カフルサジュナ村、ダイル・シャルキー村、ジスル・シュグール市を爆撃し、10人が死亡した。

またシリア軍戦闘機が、ジャルジャナーズ町、ハラーキー村を「樽爆弾」で爆撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、アブー・ズフール町近郊のカルバ丘一帯でシリア軍と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が東グータ地方のドゥーマー市、アルバイン市に対する爆撃を継続し、子供2人を含む7人が死亡し、50人あまりが負傷した。

同監視団によると、5日以降のシリア軍による爆撃での犠牲者数は230人以上にのぼっているという。

一方、SANA(2月9日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がジャルマーナー市を砲撃し、5人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(2月9日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がアッバースィーイーン地区、ザブラターニー地区、ドゥワイラア地区を砲撃し、6人が負傷した。

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北東部、アレッポ県南西部、イドリブ県南東部に広がるダーイシュの孤立支配地域を完全制圧(2018年2月9日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、シリア軍が予備部隊および同盟部隊とともに、ハマー県北東部、アレッポ県南西部、イドリブ県南東部に広がるダーイシュ(イスラーム国)の孤立支配地域に対する掃討作戦を継続し、戦闘員(ほとんどが外国人)、装備を破壊・押収し、同地のダーイシュを根絶、同地を完全制圧したと発表した。

また、同地におけるダーイシュ根絶を受け、シリア軍はアレッポ県南西部でのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の掃討に注力すると強調した。

SANA(2月9日付)が伝えた。

SANA, February 9, 2018

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これに関して、シリア人権監視団は、シリア政府が、孤立支配地域で活動を続けてきたダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員が反体制派支配下のイドリブ県方面に退去するのを許したと発表した。

一方、自由イドリブ軍のハサン・ハーッジ・アリー司令官は、ハマー県北東部からイドリブ県南東部に逃れて来たダーイシュ(イスラーム国)戦闘員約200人と交戦したと発表した。

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2018年2月9日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(2月9日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県3件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(イドリブ県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ハマー県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,356市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 9, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は2月2日~2月8日までの7日間でシリア領内で41回の爆撃を実施(2018年2月9日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月2日~2月8日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

2月2日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し6回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は6回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

2月3日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し7回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

2月4日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し6回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

2月5日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し6回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は6回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

2月6日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し5回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は2回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

2月7日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

2月8日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は3回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

CENTCOM, February 9, 2018をもとに作成。

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国連安保理は、アル=カーイダ系組織などが活動を続けるダマスカス郊外県東グータ地方への人道支援物資搬入のための人道停戦決議案を採択できず(2018年2月8日)

国連安保理決議では、ダマスカス郊外県東グータ地方での戦闘激化への対応を協議するための非公式会合が開かれ、フランスと米国が、人道支援物資搬入のための緊急人道休戦の発効を定めて安保理決議案を提出した。

だが、会合は採決されないままに閉会となった。

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ロシアのワシーリー・ネベンジャ国連大使は、報道声明を出し、ダマスカス郊外県東グータ地方への人道支援物資搬入のための人道停戦を求める安保理決議案について、「停戦、終戦を支援する」としたうえで、「このようなかたちで(安保理決議案が定めるように)テロリストが(停戦に)参加すると確信できず、従って、我々は国連による停戦の呼びかけが現実から乖離しているとみている」と述べた。

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」のナスル軍が分裂(2018年2月8日)

ハマー県北東部、イドリブ県南東部でシャーム解放機構と共闘してきた「穏健な反体制派」の一つナスル軍に所属する救済戦線と第111連隊は共同声明を出し、ナスル軍を解体し、所属組織を復活させると発表した。

また、ナスル軍の司令官の一人ムハンマド・マンスール少佐指揮下の武装集団の活動地域をハマー県ガーブ渓谷に限定するとともに、救済戦線と第111連隊は独自に活動すると表明した。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)によると、声明は、マンスール少佐が独断行動を続けてきたことに対処するものだという。

al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018

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救国戦線と第111連隊の共同声明発表を受け、ナスル軍総司令部も声明を出し、両組織は「こうした決定を下す権限を有さない」と批判、組織解体を拒否した。

al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。

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プーチン大統領とエルドアン大統領は、ロウハーニー大統領を含めた三カ国首脳会談の開催を決定(2018年2月8日)

ロシア大統領府は声明を出し、ヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が電話会談を行い、アスタナ会議の保証国であるイランのハサン・ロウハーニー大統領を含めた三カ国首脳会談をトルコのイスタンブールで開催することで合意したと発表した。

会談では、シリア情勢への対応などが協議される。

アナトリア通信(2月8日付)などが伝えた。

AFP, February 8, 2018、Anadolu Ajansı, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「アフリーンの問題が終わり次第、イドリブの問題を解決する」(2018年2月8日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団へのシリア軍の攻撃が激化しているイドリブ県の状況に関して、「我々は、アフリーン(の問題)が終わり次第、イドリブの問題を解決する。我々は同胞である難民が帰宅することを望んでいる。可能な限り早く、彼らが自分たちの土地に戻ることを希望している」と述べた。

エルドアン大統領はまた、「オリーブの枝」作戦によって、トルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団がアフリーン市一帯の約2,000平方キロメートルを制圧した、と述べた。

アサド政権の進退については「我々はアサドと交渉のテーブルに着くことはできない。なぜなら、彼は数十万もの無垢のシリア人を殺害したからだ」と語った。

一方、野党共和人民党のケマル・クルチダオール党首が、公正発展党(AKP)とダーイシュの関係を指摘したことについては「AKPがダーイシュを支援していることが分かったら、私は辞任する。だが、そのことが裏付けられなかったら、(クルチダオール党首は)辞任するのか?」と反論した。

TRT(2月8日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018

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トルコ外務省報道官は声明で、7日のフランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン外務大臣の発言に対し、「トルコが行っている作戦はフランス外務大臣の主張とは逆に、シリアで起こっている戦争に新たな戦争が付け加えられるのを回避するものだ…。我々は同盟国が、テロ組織と戦う我々を支援し、その言動においてこの組織を弄ばないことを期待する」と非難した。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、TRT, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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反体制武装集団がダルアー県で、ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍と交戦(2018年2月8日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月8日付)によると、「征服者の戦い」作戦に参加する「抑圧者撃退」作戦司令室が、県南西部でダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍と交戦した。

また、ハック旅団(南部戦線所属)は声明を出し、ヤルムーク川河畔地域でのハーリド・ブン・ワリード軍との戦闘激化を受け、サフム・ジャウラーン村の住民に退避を呼びかけた。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍がロジャヴァ拠点都市のアフリーン市を爆撃し、1人を殺害(2018年2月8日)

アレッポ県では、ANHA(2月8日付)によると、トルコ軍戦闘機が西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市のアシュラフィーヤ地区、マフムーディーヤ地区、キーバーラー地区を爆撃し、女性1人が死亡した。

また、シリア民主軍広報センターによると、シャッラー村近郊のアラブ・ワイラーン村、バーフルーナ村、スィーカー村、カフルジャンナ村、ウームラー村、ブルブル町近郊のシャンカリー村、カスタル・ハドリヤー村、クーターナー村、ラージュー町近郊のアリー・ビースキー村、カフリー・カッル村一帯、ジリー村、ジャクマーカー村、ジャンディールス市近郊のハマーム村、アーシュカーン村、シーヤ町近郊のハリール村シャッラー村近郊、アアザーズ市近郊でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団が爆撃・砲撃を続け、シリア民主軍と交戦した。

ANHA, February 8, 2018

トルコ軍参謀本部は声明を出し、1月20日に「オリーブの枝」作戦の開始を宣言して以降、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊やダーイシュ(イスラーム国)に所属する「テロリスト」1,028人を無力化したと発表した。

一方、シリア人権監視団によると、1月20日に「オリーブの枝」作戦の開始を宣言して以降、トルコ軍の攻撃で民間人68人が死亡している。

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ハサカ県では、ANHA(2月8日付)によると、カーミシュリー市でトルコ軍によるアレッポ県アフリーン市一帯への侵攻に反対するデモが行われ、女性を中心に数千人が参加した。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北東部、アレッポ県南部でダーイシュから8カ村を新たに解放(2018年2月8日)

SANA(2月8日付)によると、シリア軍はハマー県北東部、アレッポ県南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、8カ村を新たに制圧した。

シリア軍が制圧したのは、カスル・イブン・ワルダーン村、ムサイトバ村、ラスム・マドヒー村、ジュッブ・フッブ村、ラジュム・ジャアラ村、北マフラフ村、アイン・ザルカ村、アブー・マイヤール村。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県東グータ地方で爆撃を続け、数十人が死亡する一方、反体制派もシリア政府支配地域を砲撃(2018年2月8日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月8日付)によると、シリア軍が東グータ地方のアルバイン市、サクバー市、ジスリーン町、ハムーリーヤ市、ミスラーバー市、ハッザ町、バイト・サワー村、ザマルカー町、ドゥーマー市、アイン・タルマー村、ハラスター市への爆撃を継続し、54人が死亡した(シリア人権監視団によると36人が死亡)。

また、「彼らが不正を働いた」作戦司令室が、東グータ地方のハラスター市の前線に進攻しようとしたシリア軍(共和国護衛隊、第4師団)と交戦し、これを撃退した。

一方、SANA(2月8日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が、ハラスター市郊外のダーヒヤト・アサド町を砲撃し、住民多数が死傷した。

シリア人権監視団によると、少なくとも22発の砲弾が同地に着弾したという。

al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018

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ダマスカス県では、SANA(2月8日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が、バーブ・トゥーマ地区、ドゥワイラア地区、バルザ区の住宅街に着弾し、2人が負傷した。

SANA, February 8, 2018

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スワイダー県では、SANA(2月8日付)によると、反体制武装集団がクライヤー町を砲撃し、1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2018年2月8日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(2月8日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(ラタキア県5件、スワイダー県1件、ヒムス県1件、アレッポ県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(イドリブ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にハマー県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,355市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 8, 2018をもとに作成。

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ロシア外務省・国防省は米主導の有志連合による親政権部隊爆撃を非難する一方、ロシア軍兵士が死亡したとの情報を否定(2018年2月8日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、ダイル・ザウル県での米主導の有志連合によるシリア軍部隊への爆撃に関して、「国防省の専門家が事件に関する情報を調査している」としたうえで、「シリア領内での米国による違法な軍駐留は、シリアの治安と安定、そして領土の一体性維持に重大な脅威となっている」と批判した。

報道官はまた、「米国はシリアでの化学兵器の使用を口実に、危機の政治的解決を阻止しようとしている」と指弾した。

SANA, February 8, 2018

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ロシア国防省は声明を出し、ダイル・ザウル県で米主導の有志連合による親政権部隊への爆撃に関して「米国の攻撃は、テロ集団ダーイシュ(イスラーム国)と戦うためではなく、シリア領内に米軍を違法に駐留させ続け、シリア・アラブ共和国に所有権が帰属する経済資源を掌握するという真の目的を改めて暴露した」と批判した。

また、「シリアの「人民諸部隊」の偵察作戦はダイル・ザウル県サーリヒーヤト・ジャズィーラ村のロシア軍作戦司令部との連携のもとに行われていない」、「ダイル・ザウル県の一部地域で最近になってシリア軍部隊の拠点に対する砲撃が多発していた」と付言、「ダイル・ザウル県内のこの地域にロシア軍は進駐していない」と強調した。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省は米主導の有志連合による親政権部隊への爆撃を「テロ支援」「国際法違反」と非難(2018年2月8日)

シリアの外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長宛てに書簡を送り、そのなかでダイル・ザウル県で米主導の有志連合による親政権部隊への爆撃について報告し、「この攻撃は、この有志連合の真の任務、そしてワシントンがテロ集団ダーイシュ(イスラーム国)を支援するために果たしている役割を、改めて、そして疑う余地なく暴露するもの」、「戦争犯罪、人道に対する犯罪、テロへの直接支援」と非難した。

また、「米軍は…国際法、国連憲章、安保理の諸決議に明らかに違反するかたちでシリア領内に部隊を残留させようとしている…。この違法な進駐はダーイシュや違法な民兵への支援を続け、彼らのために安全地帯を設置し、「テロとの戦い」に向けた真摯な取り組みを妨害し、シリアの危機を長引かせようとするもので、米国とイスラエルの国益に資する」と指摘、国連に対して有志連合の「虐殺」を批判し、その停止に向けた行動するよう求めた。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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米国防総省のホワイト報道官「我々はアサド政権と争うことは検討していない」(2018年2月8日)

米国防総省のダナ・ホワイト報道官は、ダイル・ザウル県での有志連合による親政権部隊への爆撃に関して、「我々の部隊は、自衛を行う正当な権利がある。だが、シリアの政権と争うことは検討していない」と述べた。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県での米主導の有志連合による親政権部隊への爆撃でロシア軍兵士も死亡か?(2018年2月8日)

ダイル・ザウル県での米主導の有志連合による親政権部隊への爆撃に関して、米軍士官はCNN(2月8日付)に対し、「今のところ攻撃を行った親政権部隊の身元は不明だ」としたうえで「ワシントンは、作戦地域の近くで活動していたロシアの退役軍人が関与した可能性があると見ている」と述べた。

だがこの士官は、「ロシア軍がシリア民主軍に対して発砲した証拠はない」として、ロシア軍の直接関与を否定した。

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また、DPA(2月8日付)は、シリア軍匿名消息筋の話として、有志連合の爆撃で、ロシア軍兵士を含む親政権民兵150人が死亡したと伝えた。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、CNN, February 8, 2018、DPA, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県でダーイシュではなく親政権部隊を爆撃し、100人以上を殺害(2018年2月8日)

米中央軍(CENTCOM)は7日付で声明を出し、「シリアの親政権部隊」が8日未明、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令部複数カ所に対して攻撃を行ったことを受け、有志連合がこの部隊に対して爆撃を実施したと発表した。

CENTCOMの声明内容は以下の通り:

シリアの親政権部隊が7日(シリア時間8日未明)、確固たる基盤を有する(well-established)シリア民主軍の司令部複数カ所に対していわれのない攻撃を開始した。

攻撃を受けた際、顧問・支援・随行任務にあたっていた有志連合の隊員は、設置合意されたユーフラテス川の衝突回避線(de-confliction line)東部8キロ地点にシリア民主軍とともにいた。

有志連合と協力部隊を防衛するため、有志連合は、攻撃してきた部隊を爆撃し、ダーイシュ(イスラーム国)壊滅という有志連合の任務に従事する協力者への攻撃に対して報復を行った。

有志連合は引き続き、中部ユーフラテス川渓谷において、ダーイシュを壊滅する任務に注力し、交渉の余地のない自衛権を行使する。

CENTCOM, February 8, 2018

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この爆撃に関して、米匿名高官は、AFP(2月8日付)に対して、「100人以上が死亡した」との見方を示すとともに、「シリア民主軍が2017年9月に(ダーイシュから)解放した領土を親政権部隊が制圧しようとしていたと疑っている」と指摘、「(新政権部隊に)参加していた戦闘員は約500人に達し、装甲車、戦車、多連装ロケット・システム、迫撃砲がこれを支援していた」と述べた。

同高官はそのうえで「この部隊はおそらく、2014年から2017年にかけてダーイシュ(イスラーム国)の重要な収入減だったヒシャーム村の油田地帯を制圧しようとしていたのだろう」と付言した。

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一方、SANA(2月8日付)のダイル・ザウル県の特派員は、県北東部のヒシャーム村・タービヤ村間でダーイシュ(イスラーム国)とQSD(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍(SDF))との戦闘に従事する「人民諸部隊」に対して、有志連合が攻撃を加え、数十人が死亡、多数が負傷した、と伝えた。

有志連合の爆撃は、この諸部隊の拠点複数カ所に対して10回にわたり行われ、甚大な被害が出たという。

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このほか、複数の消息筋によると、爆撃によってアフガン人戦闘員からなるファーティミーユーン旅団、パキスタン人戦闘員からなるザイナビーユーン旅団、ハトラ村出身のその他(シーア派以外)の宗派からなる民兵、イラン・イスラーム革命防衛隊士官多数、シリア軍兵士も死亡したという。

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なお、シリア人権監視団によると、有志連合の爆撃で死亡したのは45人で、そのほとんどはシリア軍とともに戦闘に参加していた部族の戦闘員だったという。

また、アフガン人の戦闘員も死亡したほか、戦車などの重火器が破壊されたという。

シリア人権監視団によると、シリア軍はCONOCO油田、ウマル油田など西クルディスタン移行期民政局がダーイシュから奪った油田の奪還をめざしているという。

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『ハヤート』(2月10日付)によると、攻撃には、F-15戦闘機、F-22戦闘機、アパッチ攻撃ヘリコプター、海兵隊砲兵部隊が参加し、3時間あまり続いたという。

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、CENTCOM, February 8, 2018、DPA, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、February 10, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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ジュネーブ会議に参加する反体制派の一つ「アスタナ・プラットフォーム」の広報局長がイスラエルを訪問(2018年2月7日)

フェイスブックのアカウント「イスラエルはアラビア語で話す」(https://www.facebook.com/IsraelArabic/)は、ジュネーブ会議に参加する反体制派の一つ「アスタナ・プラットフォーム」(ランダ・カスィース氏ら)の中心的活動家の一人で同プラットフォームの広報局長を務めるアブドゥルハリール・サイード氏が、イスラエルを訪問し、聖地エルサレムを訪問したほか、アヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官らイスラエル軍高官らとテル・アビブで会談したと発表、その写真を掲載した。

al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018

AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。

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米軍司令官からなる使節団がロジャヴァの拠点都市マンビジュ市を訪問し、同市からの撤退を拒否(2018年2月7日)

有志連合を主導する米軍司令官からなる使節団が、アレッポ県東部のユーフラテス川右岸に位置する西クルディスタン移行期民政局の拠点都市マンビジュ市を訪問した。

使節団には米軍のポール・ファンク少将(第3機甲師団総司令官)、ライヤン・ディロン大佐大佐(有志連合報道官)、ジミー・ジャラード中将(有志連合特殊作戦司令官)らが参加、ファンク少将は、マンビジュ市で報道声明を出し、「有志連合は、(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体の)シリア民主軍とともにマンビジュ市からの撤退問題について決着した…。トルコ政府による撤退要求には応じない」と述べた。

ファンク少将はまた、有志連合がシリア民主軍、そしてその傘下にあるマンビジュ軍事評議会との協力関係を続けると強調した。

ニューヨーク・タイムズ(2月7日付)などが伝えた。

 

The New York Times, February 7, 2018
The New York Times, February 7, 2018

AFP, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、The New York Times, February 7, 2017、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

 

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トルコ外務省はシリア軍による東グータ地方への爆撃を停止させるよう、ロシア、イランに要請(2018年2月7日)

トルコ外務省報道官は声明を出し、ダマスカス郊外県東グータ地方で激化しているシリア軍の爆撃に関して、アスタナ会議における保証国であるロシアとイランに対して、緊張緩和地帯設置にかかる合意への違反を停止させるよう要請した。

アナトリア通信(2月7日付)が伝えた。

AFP, February 8, 2018、Anadolu Ajansı, February 8, 2018、ANHA, February 8, 2018、AP, February 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2018、al-Hayat, February 9, 2018、Reuters, February 8, 2018、SANA, February 8, 2018、UPI, February 8, 2018などをもとに作成。

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