エジプト外務省はダマスカス郊外県東グータ地方での人道危機解決に向け仲介努力を行っていると発表(2018年2月21日)

エジプト外務省は声明を出し、ダマスカス郊外県東グータ地方における人道危機の解決に向け、シリア危機にかかわるすべての当事者との連絡を取り合い、努力を行っていると発表した。

エジプト外務省は声明で、「東グータ地方での最近の状況に深い懸念」を表明、「人道状況、そして民間人の状況が脅威に曝されている」ことに警鐘を鳴らしす一方、「東グータ地方や首都ダマスカスの居住地域へのあらゆる砲撃を非難する」と表明した。

『ハヤート』(2月22日付)が伝えた。

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県西部に次いで、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市でも新生シリア解放戦線が、アル=カーイダ系のシャーム解放機構の本部、検問所を襲撃し制圧(2018年2月21日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月21日付)によると、アル=カーイダの系譜を汲むシャーム自由人イスラーム運動、シャーム解放機構を離反した元「穏健は反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動、そしてシャームの鷹旅団が、マアッラト・ヌウマーン市にあるシャーム解放機構の本部や検問所を攻撃し、同地を制圧した。

シャーム自由人イスラーム運動とヌールッディーン・ザンキー運動は最近になってシリア解放戦線として完全統合し、20日にアレッポ県西部でのシャーム解放機構の拠点複数カ所を襲撃している。

シャーム解放機構のアブー・ウバイド・ヒムスィー氏がイバー通信(2月21日付)に明らかにしたところによると、この日、シャーム解放機構は、シリア解放戦線や地元の名士と戦闘回避に向けた協議を行っていたが、シリア解放戦線の部隊が突如会場となっていたシャーム解放機構の本部を包囲、同施設は検問所などを制圧したという。

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シリア解放戦線は、20日にアレッポ市西部郊外のシャーム解放機構拠点(ブユーティー地区、マフムード検問所)を攻撃したことを受けて声明を出し、シャーム解放機構に対する攻撃を継続すると表明した。

al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018

これに対して、シャーム解放機構も声明を出し、シリア解放戦線の攻撃に対して対峙する構えを示すとともに、その司令官らに対して投降し、裁定を受けるよう呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018
al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018

一方、「シリア解放区内部族評議会」を名乗る集団が声明を出し、双方に対決回避と自制を呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 21, 2018などをもとに作成。

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トルコのカルン大統領報道官「アサド政権と諜報機関を通じて連絡を取り合っている…。「人民部隊」がYPGを支援したら、トルコ軍の合法的な標的となる」(2018年2月21日)

トルコのイブラヒム・カルン大統領府報道官は、シリアのアサド政権と、諜報機関を通じて連絡を取り合っていることを暴露した。

カルン報道官は「我々はシリア政府と公式に直接連絡を取ってはいない。だが、我々の関係機関がそれをおこなっている。つまり、我が国の諜報機関が直接、間接に連絡を取っている…。諜報機関は例外的な状況下でシリア政府と連絡をとりあっているだけで、必要に応じて個別の問題を解決するためだ…。この連絡は我が国の諜報機関の任務内で行われている」と述べた。

カルン報道官はまた「アフリーン(市一帯の処遇)に関して、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)の間に合意は成立していない…。「オリーブの枝」作戦は続けられ、計画通りテロ組織と対峙する」と付言した。

カルン報道官は、そのうえで、アフリーン市一帯にシリア政府が派遣した「人民部隊」に関して、YPGを支援するようなステップを踏めば、トルコ軍にとって合法的な標的となるだろう…。シリア政府ないしはそれ以外の勢力がこうした方向に踏み出したら、確実に重大な結果を招くだろう」と警告した。

TRT(2月21日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、TRT, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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シリア政府とロジャヴァは対トルコ戦での連携で合意するも、アフリーン郡の処遇については意見一致せず(2018年2月21日)

『シャルク・アウサト』(2月21日付)は、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局/北シリア民主連邦(ロジャヴァ)が、アレッポ市でロシアの仲介のもとに会合を開き、トルコ軍によるアレッポ県アフリーン市一帯に対する「オリーブの枝」作戦への対応について三つの合意を交わしたと伝えた。

三つの合意とは、①シリア政府と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)の現地での連携、②トルコ軍の攻撃の撃退、③トルコ軍とその支援を受けた反体制武装集団が制圧したアフリーン市一帯の地域の奪還。

この合意は、シリア政府とロジャヴァによる度重なる交渉の結果交わされたもの。

シリア政府は交渉で、アフリーン郡の完全回復をめざしているが、ロジャヴァは、YPG戦闘員がシリア軍の軍服を着用して、同地に残留するという「象徴的な駐留」を求めているという。

会合には、シリア政府側からマーリク・ウルヤー准将、YPGからサッバーン・ハンムー司令官、そしてロシアの当事者和解調整センターの幹部が参加したという。

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、al-Sharq al-Awsat, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアフリーン郡一帯の国境地域で支配地域を拡大し包囲を強める(2018年2月21日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月21日付)によると、アフリーン市一帯に対して「オリーブの枝」作戦を続行するトルコ軍および反体制武装集団は、ブルブル町近郊のダイル・サワーン村、ザイトゥーナ村、アラブ・ワイラーン村、ジュマイリー農場を制圧し、アアザーズ市とブルブル町を結ぶ北部回廊に到達し、シャッラーン町に迫った。

トルコ軍と反体制武装集団はまた、ラージュー町近郊のヒルバト・サルーキー村、カッラト・バーバー村、シャッラーン町近郊のフィルカーン村、ジャンディール市近郊のサッルール丘を制圧した。

al-Durar al-Shamiya, Feruary 21, 2018

一方、ANHA(2月21日付)によると、トルコ軍が、アフリーン市、シーラーワー町近郊のダイル・ジャマール村、ズィヤーラ村、マーバーター(マアバトリー)町、ジンディールス市およびその近郊のタッル・サッルール村、シャッラー村近郊のアラブ・ワイラーン村、シャーリーンジャク村、ブルブル町近郊のウカー村、カスタル・ハドリヤー村、バーヒジャ村、ラージュー町近郊のバリールカー丘、シーヤ(シャイフ・ハディード)村およびその近郊を爆撃、砲撃、また反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

ANHA, Feruary 21, 2018

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県バフラ村をダーイシュから解放(2018年2月21日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月21日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦を続行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、バフラ村を制圧した。

ANHA, Feruary 21, 2018

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍がダマスカス郊外県東グータ地方を燃料気化爆弾で爆撃し、医療施設を利用不能に(2018年2月21日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が燃料気化爆弾を使用して東グータ地方各所を爆撃し、同地の医療施設が利用不能となった。

同監視団によると、ロシア軍が東グータ地方を爆撃するのはこの3ヶ月間で初めて。

しかし、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ダマスカス郊外県東グータ地方の反体制派支配地域に対する最近の爆撃に関して、ロシア軍戦闘機が民間人への爆撃には参加していないと述べ、これを否定した。

国連などによると、18日から激化している爆撃で、この2日間に医療施設6カ所が被弾したという。

また、シリア人権監視団によると、18日以降の東グータ地方でのロシア・シリア軍による爆撃・砲撃で、子供71人を含む296人以上が死亡、1,400人が負傷しているという。

一方、SANA(2月21日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がジャルマーナー市に着弾し、住民10人が負傷した。

Ghouta Media Center, February 21, 2018

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ダマスカス県では、SANA(2月21日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾50発以上が、バーブ・サラーム地区、バルザ区、カッサーア地区、バーブ・トゥーマ地区、アブー・ルンマーナ地区に着弾し、住民8人が負傷した。

SANA, Feruary 21, 2018

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ダルアー県では、SANA(2月21日付)によると、反体制武装集団がダルアー市とイズラア市の住宅街を砲撃し、女性1人が死亡、13人が負傷した。

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クナイトラ県では、SANA(2月21日付)によると、シャーム解放機構がバアス市を砲撃した。

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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シリア政府がアフリーン郡に派遣した「人民部隊」は、ジンディールス市でトルコ軍との戦闘に参加すると表明(2018年2月21日)

SANA(2月21日付)によると、トルコ軍による「オリーブの枝」作戦へのシリア政府の介入にかかるシリア政府と西クルディスタン移行期民政局の合意を受けて、20日に続いて、アレッポ市から「人民部隊」第2陣の車列がアフリーン郡入りした。

第2陣は、アレッポ市・ヌッブル市街道を通じてアフリーン郡に入った。

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シリア・アラブ・テレビ(2月20日付)のシャーディー・フルワ特派員は、アレッポ県アフリーン郡に派遣された「人民部隊」の隊員らが、トルコ軍と反体制武装集団の攻撃に曝されているアフリーン市西のジンディールス市一帯戦線での戦闘に参加すると表明するビデオ映像(https://www.youtube.com/embed/hQIRfLTWo30)をフェイスブックの自身のアカウントを通じて公開した。

Youtube, Feruary 21, 2018


AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは17件の停戦違反を、トルコ側は8件の違反を確認(2018年2月21日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(2月21日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県11件、ラタキア県5件、ヒムス県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも8件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県7件、ハマー県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にイドリブ県の3カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,367市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 21, 2018をもとに作成。

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