ロシア難民受入移送居住センター:20日に難民310人が新たに帰国、7月18日以降に帰国したシリア難民は8,034人に(2018年8月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月21日付)を公開し、20日に難民310人がシリアに帰国したと発表した。

これにより、7月18日以降に帰国したシリア難民の数は8,034人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者7716人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は698万2,302人(うち女性209万4,691人、子供356万974人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 21, 2018をもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県東部のダーイシュ拠点を砲撃(2018年8月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるユーフラテス川東岸(左岸)のスーサ町、シャフア村を砲撃した。

AFP, August 21, 2018、ANHA, August 21, 2018、AP, August 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2018、al-Hayat, August 22, 2018、Reuters, August 21, 2018、SANA, August 21, 2018、UPI, August 21, 2018などをもとに作成。

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ドゥルーズ派のシャイフ・アクルはダーイシュに拉致された女性・子供らの釈放に向けて交渉委員会を設置(2018年8月21日)

ドゥルーズ派法曹界幹部によって構成されるシャイフ・アクルは声明を出し、7月25日にスワイダー県東部でダーイシュ(イスラーム国)に拉致された女性・子供らの釈放に向けて、4人からなる交渉委員会を設置したと発表した。

交渉委員となった4人は、サーミル・アブー・アンマール氏、サイード・アック氏、ウサーマ・アブー・ディーカール氏、アーディル・ハーディー氏。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と親政権民兵が、スワイダー県東部に隣接するサファー丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の戦闘機によると思われる爆撃がラジャート高原やハルハラ航空基地(スワイダー県)一帯に対して実施された。

爆撃は、同地の安全を確保し、ダーイシュ(イスラーム国)などの侵入を阻止する狙いがあると思われる。

AFP, August 21, 2018、ANHA, August 21, 2018、AP, August 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2018、al-Hayat, August 22, 2018、Reuters, August 21, 2018、SANA, August 21, 2018、UPI, August 21, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部を砲撃(2018年8月21日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月22日付)によると、シリア軍がラターミナ町、ムーリク市など県北部一帯を砲撃した。

死傷者は出なかったが、この砲撃でラターミナ町ではイード・アドハー(犠牲祭)の集団礼拝が中止を余儀なくされたという。

また、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構に近いイバー通信(8月22日付)は、シリア軍の砲撃で破壊されたというラターミナ町のモスクの写真を公開した。

AFP, August 21, 2018、ANHA, August 21, 2018、AP, August 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2018、al-Hayat, August 22, 2018、Reuters, August 21, 2018、SANA, August 21, 2018、UPI, August 21, 2018、

Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, August 21, 2018
Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, August 21, 2018

, 2018などをもとに作成。

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スワイダー県を視察訪問中のアイユーブ国防大臣の車列が発砲を受ける(2018年8月21日)

スワイダー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月22日付)が複数の活動家の話として伝えたによると、視察のために同県を訪問していたアリー・アブドゥッラー・アイユーブ国防大臣の車列がタルバー村で若者たちの発砲を受けた。

若者たちは21日のダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で死亡した兵士が悪しざまにされたとして不満を募らせていたという。

なお、発砲を受けた車列に随行していた部隊も若者らに発砲したという。

AFP, August 21, 2018、ANHA, August 21, 2018、AP, August 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2018、al-Hayat, August 22, 2018、Reuters, August 21, 2018、SANA, August 21, 2018、UPI, August 21, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構はジャウラーニー指導者がラタキア県北部を前線視察する写真を公開(2018年8月21日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構は、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/tahrirsham/346)を通じて、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者がラタキア県北部の前線を視察したと発表、その写真を公開した。

公開された写真は、クルド山のカッバーニー峰で撮影されたものと思われ、ジャウラーニー指導者とともに幹部複数人が写っている。

Telegram, August 21, 2018
Telegram, August 21, 2018
Telegram, August 21, 2018

AFP, August 21, 2018、ANHA, August 21, 2018、AP, August 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2018、al-Hayat, August 22, 2018、Reuters, August 21, 2018、SANA, August 21, 2018、UPI, August 21, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下にあるアフリーン市(アレッポ県)中心街で大きな爆発が発生し、3人死亡(2018年8月21日)

アレッポ県では、ANHA(8月23日付)によると、トルコの実質占領下のアフリーン市中心街のラージュー通りで大きな爆発が発生し、住民少なくとも3人が死亡した。

https://youtu.be/h1e4n6K5-fE

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アレッポ県では、『ハヤート』(8月22日付)、ANHA(8月21日付)などによると、トルコの実質占領下にあるジャラーブルス市で武装集団が住民に発砲し、1人が負傷した。

また、アアザーズ市では、武装集団どうしの緊張が高まり、厳戒態勢が敷かれた。

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アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室が声明を出し、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡のシュドゥード村・バールーザ村間で18日にシャーム戦線のメンバー2人を殺害したと発表した。

AFP, August 21, 2018、ANHA, August 21, 2018、AP, August 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 21, 2018、al-Hayat, August 22, 2018、Reuters, August 21, 2018、SANA, August 21, 2018、UPI, August 21, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは26件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年8月21日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月21日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を26件(ハマー県1件、ラタキア県14件、アレッポ県11件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも1件(イドリブ県)の停戦違反を確認した。

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スプートニク・ニュース(8月22日付)は、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県のフマイミーム航空基地が無人航空機の飛来に備えて、パンツィールS1近距離対空防御システムを増強したと伝えた。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 21, 2018、Sputnik News, August 21, 2018をもとに作成。

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