シャーム解放機構はイドリブ県での自爆テロ事件への報復として拘束中のダーイシュ・メンバー10人を処刑(2019年3月2日)

イドリブ県を中心とする反体制派支配地域の軍事・治安権限を掌握しているシャーム解放機構は、1日にイドリブ市で発生した自爆事件への報復として、拘束中のダーイシュ(イスラーム国)のメンバー10人を処刑した。

シャーム解放機構に近いイバー・ネット(3月2日付)が伝えた。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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ヨルダンのサファディー外務大臣「ルクバーン・キャンプの処遇について、米国およびロシアと協議している」(2019年3月2日)

ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣は、米国が違法に占領するヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプの処遇について、米国およびロシアと協議していることを明らかにした。

サファディー外務大臣はスカイ・ニュース・アラビック(3月2日付)のインタビューに応じ、そのなかで「ヨルダンは、ルクバーン・キャンプで暮らす人々を、ダーイシュ(イスラーム国)の支配から解放された彼らの都市や村に帰還させる仕組みを作りだすため、ロシアおよび米国と対話を行っている」と述べた。

また「ルクバーン・キャンプはシリア領内にあるシリア人の避難民キャンプだ(ただし、実際にはヨルダン領に存在)。シリア、そして国際社会の問題であって、ヨルダンの問題ではない…。シリア領内からキャンプに人道支援を搬入するのは現地情勢うえにかつては困難だった。それゆえ、ヨルダンが人道的な役割を果たし、国境経由でキャンプに支援物資が通れるよう許してきた…。しかし、状況は変わった、シリアからルクバーンに支援物資が可能性が与えられた…。ルクバーンの住民がいたダーイシュから解放された都市や地域は解放され、彼らが自分たちが住んでいた地域に戻ることができるようになった」と付言した。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、Sky News Arabic, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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サッバーグ人民議会議長は2011年の加盟資格停止処分以降初めてアラブ連盟の会議に出席するためヨルダン入り(2019年3月2日)

ハムーダ・サッバーグ人民議会議長、3日にヨルダンの首都アンマンで開催されるアラブ議会連盟第29回定例会合に参加するため、同国を訪問、アーティフ・タラーウィナ国会議長の出迎えを受けた。

シリア政府首脳がアラブ連盟の会議に出席するのは2011年に加盟資格停止処分を受けて以降ではこれが初めて。

スプートニク・ニュース(3月2日付)が伝えた。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、Sputnik News, March 2, 2019UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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米国務省副報道官はシリア政府がロシアとともに派遣を決定した「人道移送団」を拒否(2019年3月2日)

米国務省のロバート・パラディーノ副報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/statedeputyspox)で、ヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプで暮らすシリア難民を帰国させるためにシリア政府がロシアとともに派遣を決定した「人道移送団」を拒否する意思を示した。

パラディーノ副報道官のツイートは以下の通り:

「米国は、防護基準に沿い、すべての当事者と連携して、ルクバーンの問題を恒久的に解決するとした国連の呼びかけを支持している。ロシアの一方的なイニシアチブは、国連や域内当事者と連携しておらず、こうした基準をみたさない」。

「米国と国連は、退去を希望する人々の安全で、自発的で、通告された退去に向けた連携努力を行う用意がある」。

https://twitter.com/StateDeputySPOX/status/1101587668956340224

https://twitter.com/StateDeputySPOX/status/1101587673775521792

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局は「傭兵」に協力したとして逮捕していた132人を釈放(2019年3月2日)

ハサカ県では、ANHA(3月2日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配地域の自治を担う北・東シリア自治局(ジャズィーラ地方)が「傭兵」に協力したとして逮捕していた132人を釈放した。

「傭兵」とは、トルコの支援を受ける反体制武装集団、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーのこと。

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ユーフラテス・ポスト(3月2日付)によると、釈放されたのはダーイシュのメンバーだという。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、Euphrates Post, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はトルコ占領下のアアザーズ市近郊でムウタスィム旅団と交戦(2019年3月2日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のアアザーズ市近郊のカルジャブリーン村近くでムウタスィム旅団と交戦し、戦闘員8人を殺害した。
ANHA(3月2日付)が伝えた。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県でシャーム解放機構と交戦(2019年3月2日)

ハマー県では、SANA(3月2日付)によると、シリア軍が、フワイズ村にあるシャーム解放機構の拠点複数カ所を砲撃した。

砲撃は、シャーム解放機構が県北部のシリア軍拠点を砲撃したことを受けた対抗措置だという。

シリア軍はまたラトミーン村でイッザ大隊(イッザ軍団)の拠点を砲撃、これを破壊した。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県南東部での爆撃で白リン弾を使用(2019年3月2日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月2日付)が複数の地元情報筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)の残党を掃討するとして、バーグーズ村近郊の農場地帯を白リン弾で爆撃した。

一方、ANHA(3月2日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がバーグーズ村でダーイシュ(イスラーム国)の武器庫を爆破、これを破壊した。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米国が「人道移送団」の55キロ地帯の通過を拒否したと非難(2019年3月2日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのセルゲイ・ソロマティン(Sergei Solomatin)センター長(大将)は、ヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)を違法に占領する米軍が、同地に隣接するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプで暮らすシリア難民の帰国を阻止し続けていると批判した。

ソロマティン・センター長は、ロシアの合同連携センター(国外難民と国内避難民の帰還を支援するためのロシア国防省と外務省の合同調整センター)とシリアの国外難民帰還調整委員会の合同委員会本部が難民の帰還に向けた「人道移送団」の通過を要請したにもかかわらず、これを拒否したと述べた。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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