ラタキア市の将校クラブに手榴弾が投げ込まれる。犯人はアレッポ県在住のパレスチナ人ら(2019年3月5日)

ラタキア県では、LNN(3月6日付)によると、武装集団が車からラタキア市内にある将校クラブに向かって手榴弾を投げ込んだ。

武装集団はその後、警察と抗戦、メンバーが警察に射殺された。

ラタキア・アーン(3月6日付)によると、射殺されたメンバーはアレッポ県在住のパレスチナ人だという。

AFP, March 6, 2019、ANHA, March 6, 2019、AP, March 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2019、al-Hayat, March 7, 2019、al-Ladhaqiya al-An, March 6, 2019、LNN, March 6, 2019、Reuters, March 6, 2019、SANA, March 6, 2019、UPI, March 6, 2019などをもとに作成。

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イドリブ市内でダーイシュのメンバー2人がシャーム解放機構の治安部隊を襲撃(2019年3月5日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月5日付)、イバー・ネット(3月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人が、イドリブ市内のシュアイブ・モスク近くでシャーム解放機構の治安部隊に発砲した。

治安部隊は発砲した2人を追跡し、銃撃戦の末、1人を拘束したが、逃走時に重傷を負い死亡した。

もう1人も、自爆し死亡した。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍はクナイトラ県にあるシリア民族社会党の民兵組織「颶風の鷹」の拠点を爆撃(2019年3月5日)

クナイトラ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月5日付)によると、イスラエル軍が3日深夜から4日未明にかけて、県北部のハドル村近郊を爆撃した。

複数の消息筋によると、同地はシリア民族社会党の民兵組織「颶風(ぐふう)の鷹」が展開する地域で、爆撃は颶風の鷹の拠点複数カ所に対して行われたという。

同消息筋は、爆撃が颶風の鷹がヒズブッラーとの協力の一環として、ヒズブッラーのハドル村一帯への展開と偵察・監視活動の実施を促したことへの対抗措置だという。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣がサウジアラビアのサルマーン国王と会談:「シリア危機の主要な問題すべてにおいて理解に達した」(2019年3月5日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、サウジアラビアを訪問し、首都リヤドでサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王、アーディル・ジュバイル外務担当国務大臣、イブラーヒーム・アッサーフ外務大臣との会談に関して、「モスクワとリヤドは、シリア危機の主要な問題すべてにおいて理解に達した」と述べた。

ラブロフ外務大臣はまた、リヤド国際空港のサロンで最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表と会談したことも明らかにした。

会談の詳細な内容については不明。

スプートニク・ニュース(3月5日付)が伝えた。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、Sputnik News, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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シリア国民連合傘下の暫定内閣首班が、シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣との合併をめぐり閣内で対立の末辞任(2019年3月5日)

ドゥラル・シャーミーヤ(3月5日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣の消息筋の話として、ジャワード・アブー・ハトブ首班が辞任したと伝えた。

アブー・ハトブ首班は、シャーム解放機構にイドリブ県の自治を委託されているシリア救国内閣と暫定内閣の合併をめぐって、暫定内閣内の閣僚らと対立し、辞任したという。

アブー・ハトブ氏は2016年5月半ばにアフマド・トゥウマ氏の後任として暫定内閣首班に就任していた。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市とアフリーン市で爆発が発生、戦闘員や住民が死傷、アフリーン郡に進駐するトルコ軍がYPGの砲撃を受け応戦(2019年3月5日)

アレッポ県では、ANHA(3月5日付)によると、トルコの占領下にあるバーグ市のリーハーウィー・モスク前で午後2時、爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発し、反体制武装集団戦闘員や市民5人が死亡、9人が負傷した。

この事件に関して、オリーブの怒り作戦司令室は声明を出し、関与を認めた。

アフリーン市でも午後5時頃、スィヤーサ通りにあるスルターン・ムラード師団本部近くのゴミ箱に設置された爆弾が爆発し、少なくとも3人が負傷した。

このほか、アフリーン解放軍団は声明を出し、4日にアフリーン郡シーラーワー町近郊のバースィラ村でトルコ軍の拠点を攻撃し、兵士1人を殺害、2人を負傷させたと発表した。

一方、トルコ国防省は声明を出し、PKK(クルディスタン労働者党)/YPG(人民防衛隊)のテロリストがタッル・リフアト市方面からアフリーン郡に駐留するトルコ軍部隊に発砲、トルコ軍が応戦したと発表した。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュ最後の支配地バーグーズ村から住民、ダーイシュ戦闘員とその家族約2,000人が退去(2019年3月5日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(3月5日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村からの住民、ダーイシュ戦闘員、そしてその家族を退去させるため、総攻撃を停止した。

これを受け、バーグーズ村に留まっていた住民ら2,000人以上が、シリア民主軍が用意した貨物車輌10台に分乗し、同地を後にした。

なお、バーグーズ村からハサカ県フール町にある避難民キャンプに移送されたダーイシュ支配地に留まっていた住民や戦闘員の家族の数は約5万6000人に達しているという。

シリア民主軍はまた、ダーイシュに拘束されていた捕虜(シリア民主軍戦闘員)5人を解放した。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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ロシア国防省はルクバーン・キャンプ近くに死亡した難民を埋葬している墓地を発見したと発表、その衛星画像を公開(2019年3月5日)

ロシア国防省は声明を出し、米国が違法に占領するヒムス県南東のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプ一帯の衛星画像を公開し、キャンプで死亡した難民が埋葬されていると思われる墓地の存在を確認したと発表した。

墓地はキャンプの南側に位置し、約300の墓石が並んでいる。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 5, 2019をもとに作成。

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アレッポ県、イドリブ県、ハマー県、ラタキア県でシャーム解放機構とシリア軍が砲撃戦(2019年3月5日)

アレッポ県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(3月5日付)によると、シャーム解放機構が県南部のフワイズ丘、ジャムイーヤート丘にあるシリア軍の拠点を砲撃した。


一方、SANA(3月5日付)によると、ハナースィル市南のマラーガ村でダーイシュ(イスラーム国)が残していった地雷が爆発し、住民12人が死亡、15人が負傷した。

このほか、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所管理局のカースィム・カースィム所長(准将)は、ドゥラル・シャーミーヤ(3月5日付)に対して、同通行所に面するオンジュプナル国境通行所(キリス県)をトルコ当局が開放し、トルコ側からの貨物車輌の通過が近く許可されると述べた。

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イドリブ県では、SANA(3月5日付)によると、シリア軍が、タッフ村、ハーン・シャイフーン市でシャーム解放機構をはじめとする反体制武装集団の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(3月5日付)によると、シャーム解放機構が県北部のジューリーン村にあるシリア軍基地を砲撃した。

一方、SANA(3月5日付)によると、シリア軍がムーリク市一帯からシリア政府支配地域に潜入しようとした反体制武装集団を撃退した。

シリア軍はまた、クルカート村、カルアト・マディーク町の反体制武装集団の拠点を砲撃した。

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ラタキア県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(3月5日付)によると、シャーム解放機構がクルド山にあるブルカーン丘のシリア軍拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ハマー県11件、ラタキア県3件、アレッポ県6件、イドリブ県9件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を29件(ハマー県11件、ラタキア県3件、アレッポ県6件、イドリブ県9件)を確認した。

AFP, March 5, 2019、ANHA, March 5, 2019、AP, March 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2019、al-Hayat, March 6, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 5, 2019、Reuters, March 5, 2019、SANA, March 5, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, March 5, 2019、UPI, March 5, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから153人、ヨルダンから472人の難民が帰国、避難民182人が帰宅(2019年3月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月5日付)を公開し、3月4日に難民625人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは153人(うち女性46人、子供78人)、ヨルダンから帰国したのは472人(うち女性142人、子供241人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は150,465人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者58,272人(うち女性17,614人、子ども29,638人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者92,193人(うち女性27,684人、子ども46,003人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 379,745人(うち女性113,956人、子供193,563人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民182人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは39人(うち女性13人、子供18人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは26人(うち女性8人、子ども11人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは117人(うち女性34人、子ども40人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は11,564人(うち女性4,013人、子供5,015人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,280,342人(うち女性386,608人、子供648,818人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 5, 2019をもとに作成。

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