トルコ軍が密入国しようとしたシリア人女性1人とその子供2人に発砲(2019年4月5日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月6日付)によると、トルコ国境警備隊がハーリム市近郊からトルコ領内に密入国しようとした女性1人とその子供2人に発砲した。

また3人を救出しようとした男性らも撃たれて負傷した。

AFP, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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アレッポ県でトルコ軍とその支援を受ける反体制派がバーブ軍事評議会拠点を砲撃(2019年4月5日)

アレッポ県では、ANHA(4月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団(いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室)が、バーブ市近郊のブーガーズ村にあるバーブ軍事評議会(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属)の拠点を砲撃した。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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YPG:ダイル・ザウル県バーグーズ村で拘束したダーイシュ戦闘員の数は1,554人(2019年4月5日)

人民防衛隊(YPG)は声明を出し、2月から3月にかけてダイル・ザウル県南東部ユーフラテス川以東にあるダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地だったバーグーズ村一帯で拘束した「傭兵」(ダーイシュ戦闘員)の数が1,554人にのぼったと発表した。

また、この期間に戦闘などで死亡したYPG戦闘員の数が24人だったことを明らかにした。

24人のうち、16人が戦闘で、5人が交通事故などで死亡したという。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、クナイトラ県でゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認したトランプ大統領の決定に抗議するデモ続く(2019年4月5日)

ダマスカス郊外県のスバイナ町にあるパレスチナ・キャンプとクナイトラ県バアス市で、パレスチナ人関連団体、人民諸組織、組合諸組合などの呼びかけで、ドナルド・トランプ米大統領が3月25日にシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を認める大統領令に署名したことに抗議するデモが行われ、多くの住民が参加した。

スバイナ町
バアス市

SANA(4月5日付)が伝えた。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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スプートニク・ニュース:ベルギーの専門家の立ち合いのもと、シャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党、ホワイト・ヘルメットがロケット弾に化学兵器を装填し、各地に配備(2019年4月5日)

スプートニク・ニュース(4月5日付)は、複数の地元情報筋の話として、シリアのシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党が、イドリブ県西部のルージュ平原にあるシャーム解放機構の拠点でロケット弾約120発を改良し、化学物質を装填したと伝えた。

ロケット弾はホワイト・ヘルメットが4月1日(月曜日)に、特殊機器とともに5台の救急車輌に積んでシャーム解放機構の拠点に持ち込み、改造はベルギーの専門家の立ち会いのもとに行われたという。

また、改造されたロケット弾は、3度に分けてハマー県北部とラタキア県北東部に移送され、イッザ軍、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構、アンサール・タウヒード、トルキスタン・イスラーム党に引き渡されたというと伝えた。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、Sputnik News , April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県ハーン・シャイフーン市北部一帯を爆撃(2019年4月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が4日深夜から5日未明にかけて、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るハーン・シャイフーン市北部一帯を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が4日深夜から5日未明にかけて、シャリーア村、フワイズ村、カルアト・マディーク町を砲撃した。

一方、SANA(4月5日付)によると、シリア軍がアンカーウィー村、フワイズ村のシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県2件、イドリブ県2件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を29件(ハマー県15件、イドリブ県7件、アレッポ県5件、ラタキア県2件)確認した。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから225人、ヨルダンから591人の難民が帰国、避難民1,115人が帰宅(2019年4月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月5日付)を公開し、4月4日に難民816人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは225人(うち女性68人、子供115人)、ヨルダンから帰国したのは591人(うち女性177人、子供301人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は177,855人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者63,730人(うち女性19,262人、子ども32,422人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者114,125人(うち女性34,264人、子ども58,191人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 407,135人(うち女性122,184人、子供207,535人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

一方、国内避難民1,115人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは35人(うち女性15人、子供13人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは24人(うち女性9人、子供8人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは1,056人(うち女性261人、子供442人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は16,380人(うち女性5,475人、子供7,009人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,284,976人(うち女性388,034人、子供660,775人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 5, 2019をもとに作成。

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