YPG報道官「ロシアのシリア政策は陳腐…。シリア政府が我々の地域を攻撃したら、ダーイシュを敗北させたように、政府と対決し、これを敗北させる」(2019年4月23日)

人民防衛隊(YPG)のヌーリー・マフムード報道官は、「シリアにおけるロシアの政策は陳腐で、一時の国益を守ろうとしているだけで、シリア、そしてシリア人を犠牲にしてトルコと取引を繰り返している.…。ロシアは(アスタナ会議の)保障国だが、アフリーン、イドリブ、ジャラーブルスなどへのトルコの占領を黙認した」と批判した。
クルディスタン24(4月23日付)が伝えた。

マフムード報道官はまた「シリア政府は我々の支配地域を攻撃する力を持っていると思う…。だが、シリア政府が我々の地域を攻撃したら、我々はダーイシュ(イスラーム国)を敗北させたように、政府と対決し、これを敗北させる」と述べた。

AFP, April 23, 2019、ANHA, April 23, 2019、AP, April 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2019、al-Hayat, April 24, 2019、Kurdistan 24, April 23, 2019、Reuters, April 23, 2019、SANA, April 23, 2019、UPI, April 23, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県南部でダーイシュ摘発に向けた大規模捜査を開始(2019年4月23日)

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(4月23日付)によると、シャーム解放機構が県南部でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発に向けた大規模な捜査を開始した。

AFP, April 23, 2019、ANHA, April 23, 2019、AP, April 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2019、al-Hayat, April 24, 2019、Reuters, April 23, 2019、SANA, April 23, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, April 23, 2019、UPI, April 23, 2019などをもとに作成。

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インスタグラムがシリア大統領府のアカウントを凍結、大統領府は新アカウントを開設(2019年4月23日)

大統領府はフェイスブックのアカウントを通じて、インスタグラムが「事前警告なく、また論理的な理由説明なく」、大統領府アカウント(https://www.instagram.com/syrianpresidency/?hl=ja)を凍結したと発表した。

アカウント凍結の理由に関して、大統領府は「シリアに対する包囲」の一環と非難している。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/photos/a.535716253138878/2368471073196711/?type=3&__xts__%5B0%5D=68.ARBK1rrviol9HIJHSDflE5gtGGej3y4tn3qSWDCsb_ng82pTz59divqBsLdKqgpoVBRveE7cDWcg2ki8XmJGopxFoEOHJkWjjYw_Gsm3j7nMzQFfZ9goM_M2ml0zNXaHa6p5CNMsGNywNgogRPXLXqJzU_AiA7tB6MITgEc7DyfflvaG6eOPY2KI2zAktqOg3RfaFLDJRcm2G6vmk1VtBsvw5oQ3Q4-6hGdyPAAx8jCWRg4LiJdGbK_1pHYBo_GL1nmKq8n7WgbzSEI-rcFMOjVIO23eZCMrUeEhqFTvls5zxEVh22DIfOLIpUr7I-_BcjOeFKJwwNQgI9hlAc6PCmpChQ&__tn__=-R

大統領府はこの措置を受け、新たなアカウント(https://www.instagram.com/syrianpresidency_sy/)を開設した。

AFP, April 23, 2019、ANHA, April 23, 2019、AP, April 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2019、al-Hayat, April 24, 2019、Reuters, April 23, 2019、SANA, April 23, 2019、UPI, April 23, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍はアアザーズ市(アレッポ県北部)でトルコの国家諜報機構(MiT)と国民軍の合同本部を攻撃し、MiTメンバー2人を殺害したと発表(2019年4月23日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍が声明を出し、22日に県北部のアアザーズ市に設置されているトルコの国家諜報機構(MİT)の事務所の一つが攻撃された事件に関して、MiTと国民軍の合同本部を攻撃し、「アブー・ウマル」を名のるMiTのシリア問題担当者を含む2人を殺害し、7人を負傷させたと発表し、関与を認めた。

ANHA(4月23日付)が伝えた。

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また、ANHAによると、トルコ軍がアフリーン郡シーラーワー町近郊のスーガーニカ村、バイナ村、アキーバ村、シャッラー村近郊のシーワールカー村を砲撃した。

AFP, April 23, 2019、ANHA, April 23, 2019、AP, April 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2019、al-Hayat, April 24, 2019、Reuters, April 23, 2019、SANA, April 23, 2019、UPI, April 23, 2019などをもとに作成。

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トルコはアレッポ県北西のアフリーン市を孤立させるため周辺地域で隔離壁建設進める:反体制派はこの壁が「トルコ軍の基地を防御するためのもの」と説明(2019年4月23日)

SANA(4月23日付)は、トルコ軍が数週間前から、アレッポ県北西部のアフリーン市を取り囲むかたちでセメントの隔離壁を建設し、同地を周辺地域から孤立させようとしていると伝えた。

複数の住民筋そして複数のメディアによると、隔離壁は総延長が約70キロメートルで、アフリーン市北に位置するマリーミーン村、南のキーマール村、南西のジャリール村を通るかたちで建設されており、ジャリール村では住民が強制退去させられ、住宅などが破壊されたという。

トルコ軍は隔離壁と併せて、監視塔も建設しているという。

なお、トルコ軍は既にアフリーン郡の国境地帯に総延長564キロの分離壁を建設している。

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これに関して、トルコの支援を受け、アレッポ県北部で活動する国民軍のユースフ・ハンムード報道官(少佐)は、ドゥラル・シャーミーヤ(4月23日付)に対して、そのような隔離壁は存在しないと否定した。

ハンムード報道官は「セメントのブロックが一部の人が目撃され、隔離壁建設建設用だとの噂が広まったが、ブロックはアフリーン郡のジャリール村一帯にあるトルコ軍の基地を防御するためのものに過ぎない」と述べた。

AFP, April 23, 2019、ANHA, April 23, 2019、AP, April 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2019、al-Hayat, April 24, 2019、Reuters, April 23, 2019、SANA, April 23, 2019、UPI, April 23, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構支配下のイドリブ県各所を砲撃する一方、シャーム解放機構はホワイト・ヘルメットとともに化学兵器使用を準備か(2019年4月23日)

イドリブ県では、SANA(4月23日付)によると、シリア軍がジャルジャナーズ町、ハーン・シャイフーン市、タフターヤー村、アブー・フッバ村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月23日付)によると、ハーン・シャイフーン市に対するシリア軍の砲撃で、子供5人を含む住民6人が死亡した。

SANAはまた、複数の消息筋の話として、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構とホワイト・ヘルメットが、イドリブ県で新たな化学兵器攻撃を準備していると伝えた。

同消息筋によると、両組織を含む反体制武装集団は、マアッラト・ヌウマーン市近郊のジャルジャナーズ町で、シリア軍による化学兵器攻撃を偽装しようとしているという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を25件(アレッポ県21件、イドリブ県3件、ハマー県1件)確認した。

AFP, April 23, 2019、ANHA, April 23, 2019、AP, April 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2019、al-Hayat, April 24, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 23, 2019、Reuters, April 23, 2019、SANA, April 23, 2019、UPI, April 23, 2019などをもとに作成。

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