YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県でのダーイシュ残党による自爆攻撃を阻止(2019年4月6日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(4月7日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍制圧下のヒサーン村でダーイシュ(イスラーム国)の残党が内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所に対して自爆攻撃を試みたが、内務治安部隊がこれを阻止した。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍「イランは一部アラブ部族を懐柔し、シリア民主軍支配地域にスリーパー・セルを養成している」(2019年4月6日)

アラビーヤ・チャンネル(4月6日付)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の複数の情報筋の話として、シリア民主軍が制圧したシリア北部および東部(ユーフラテス川以東地域)で、イランの支援を受けたスリーパー・セルが活動をしていると伝えた。

同情報筋によると、「ダーイシュ(イスラーム国)や、トルコ政府の支援を受ける「ユーフラテスの盾」作戦司令室に所属しないスリーパー・セルが存在し、その背後には域内の複数の勢力がいる」としたうえで、「イランは一部のアラブ系部族のなかにスリーパー・セルを作り、彼らを部族長などを通じて動員しようとしている」と述べ、イランの支援を受けたスリーパー・セルの勢力拡大に警戒感を示した。

同消息筋によると、イランが支援しようとしているのは、ダイル・ザウル県、ラッカ県で暮らすバカーラ部族、シャッラービーン部族、ワルダ部族といった部族だという。

AFP, April 6, 2019、Alarabia, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するカーミシュリー市でシリア初となるクルド語教員養成機関が開校(2019年4月6日)

ANHA(4月6日付)は、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ県のカーミシュリー市で、北・東シリア自治局の教育委員会(教育省に相当)がクルド語の初等・中東教育と教員養成を目的とした「殉教者アカイド・ジールー学校」を開校したと伝えた。

シリア領内でクルド語教員養成機関が開校されるのはこれが初めて。

AFP, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団は声明を出し、トルコ占領下のアレッポ県北部でハムザ師団の戦闘員3人を殺害したと発表(2019年4月6日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、5日にトルコの占領下にあるシーラーワー町近郊のキーマール村とバッラーダ村を結ぶ街道とバッラーダ村で、ハムザ師団の車輌と拠点を攻撃し、戦闘員3人を殺害したと発表した。

ANHA(4月6日付)が伝えた。

AFP, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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シリア軍と反体制武装集団がハマー県北部で砲撃戦を行い、住民4人が死亡(2019年4月6日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月6日付)によると、シリア軍がシャリーア村を砲撃し、住民3人が死亡した。

シリア軍はまた、フワイズ村、ハミーラート村、カルアト・マディーク町、カフルヌブーダ町、ハウワーシュ村、フワイジャ村などを砲撃、これに対して反体制武装集団はラスィーフ村を砲撃した。

一方、SANA(4月6日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のラスィーフ村、アズィーズィーヤ村、カリーム村を砲撃し、住民1人が死亡した。

これに対して、シリア軍は、ジャナービラ村、カフルズィーター市一帯を移動するシャーム解放機構に対して砲撃を加えた。

シリア軍はまた、ジスル・バイト・ラース村、シャリーア村、フワイジャ村、フワイズ村、サフル丘、アンカーウィー村一帯にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(4月6日付)によると、シリア軍がジャルジャナーズ町、カッサービーヤ村、アービディーン村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県2件、イドリブ県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(ハマー県4件、アレッポ県7件、ラタキア県1件)確認した。

AFP, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 6, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから342人、ヨルダンから1,262人の難民が帰国、避難民60人が帰宅(2019年4月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月6日付)を公開し、4月5日に難民1,604人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは342人(うち女性103人、子供175人)、ヨルダンから帰国したのは1,262人(うち女性379人、子供644人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は179,459人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者64,072人(うち女性19,365人、子ども32,597人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者115,387人(うち女性34,643人、子ども58,835人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 408,739人(うち女性122,666人、子供208,354人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

一方、国内避難民60人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは26人(うち女性11人、子供7人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは21人(うち女性10人、子供6人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは13人(うち女性2人、子供5人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は16,440人(うち女性5,498人、子供7,027人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,285,036人(うち女性388,057人、子供650,793人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 6, 2019をもとに作成。

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